東京・八王子市で、元交際相手の男子高校生に集団で暴行を加え、現金15万円を脅し取ろうとしたとして、当時高校2年生の少女と少年ら計5人が暴行と恐喝未遂の疑いで警視庁に逮捕された。少女側が生成AI「ChatGPT」に示談金の目安を相談し、その回答を金額設定の参考にしたとみられており、AIの悪用リスクを示す事案として波紋を広げている。
事件は2026年1月、八王子市内で発生した。捜査関係者によると、少女は元交際相手の男子高校生に対し、「妹の足を触った」などと因縁をつけ、「現金を払うか、タイマンをするか」と迫った疑いがある。男子高校生が応じなかったため、少女らは仲間とともに取り囲み、顔を殴るなどの暴行を加えたとされる。男子高校生は重傷を負った。
さらに少女らは「15万円を親や友達から借りてでも用意しろ」などと要求した疑いが持たれている。現金は実際には受け取っておらず、警視庁は恐喝未遂として詳しい経緯を調べている。
今回の事件で特に注目されているのは、要求額の決め方だ。少女の仲間の一人がChatGPTに対し、未成年への性被害をめぐる示談金の目安を相談し、「最低15万円程度」とする趣旨の回答を得たとみられる。その金額が、男子高校生への要求額に使われた可能性がある。
AIの回答は、法的判断でも、相手に金銭を要求する根拠でもない。事実確認のない主張をもとに相手を呼び出し、複数人で囲み、暴力を加えたうえで金銭を求める行為は、相談ではなく加害行為そのものだ。
生成AIは、調べ物や悩みの整理に使える一方で、使い方を誤れば、現実のトラブルや犯罪行為を補強する道具にもなり得る。未成年がAIの回答を「正しい根拠」と受け止め、暴力や脅迫に結びつけた疑いがある今回の事件は、学校や家庭に対しても、AIとの向き合い方を改めて問いかけている。
警視庁は、5人の役割分担や犯行の計画性、ChatGPTへの相談内容、要求額が決まった経緯について慎重に調べている。
ChatGPTに「示談金最低15万円」と相談した事件とは?
東京・八王子市で、元交際相手の男子高校生に暴行を加え、現金15万円を脅し取ろうとしたとして、当時高校2年生の少女と少年ら計5人が暴行と恐喝未遂の疑いで逮捕された事件です。要求額を決める際に、生成AI「ChatGPT」への相談が使われたとみられています。
逮捕された高校生少女ら5人は何をした疑いがある?
少女らは、元交際相手の男子高校生に対し「妹の足を触った」などと因縁をつけ、現金を払うか喧嘩をするか迫ったうえ、顔を殴るなどの暴行を加えて重傷を負わせた疑いが持たれています。さらに「15万円を用意しろ」と金銭を要求した疑いもあります。
なぜ要求額が「15万円」になったのか?
少女の仲間の一人がChatGPTに対し、未成年への性被害をめぐる示談金の目安を相談し、「最低15万円程度」とする趣旨の回答を得たとみられています。そのAIの回答が、元交際相手への金銭要求額に使われた可能性があります。
ChatGPTの回答は示談金や金銭要求の法的根拠になるのか?
ChatGPTの回答は法的判断ではなく、金銭要求を正当化する根拠にもなりません。事実確認のない主張をもとに相手を呼び出し、複数人で囲み、暴力を加えたうえで金銭を求めれば、AIに相談していたかどうかに関係なく、暴行や恐喝未遂として問題になります。
八王子のChatGPT悪用事件で今後の捜査の焦点は?
警視庁は、逮捕された5人の役割分担、犯行の計画性、ChatGPTへの相談内容、15万円という要求額が決まった経緯を詳しく調べるとみられます。生成AIの回答が、未成年による私的制裁や金銭要求に使われた点も大きな焦点です。

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