2026年6月16日
週刊TAKAPI編集部/担当記者:成田
富士通は16日、取締役会長の古田英範氏が同日付で退任したと発表した。あわせて、29日に予定されている第126回定時株主総会での取締役候補からも除外する。株主総会直前の突然の候補撤回は異例だ。
公式発表では「取締役人事」として退任のみが示されたが、複数報道では、古田氏について「女性に関連する不適切な行動」が確認されたとされる。富士通側は詳細な内容を明らかにしておらず、行為の相手が社内か社外か、ハラスメントに当たるのか、どの程度の重大性があったのかは不明だ。
ただ、富士通は3月時点では古田氏を取締役として重任予定としていた。それが株主総会目前で一転し、即日退任、候補撤回となった点を見れば、会社側が看過できない事案と判断した可能性は高い。
古田氏は1982年に富士通へ入社し、COOなどを歴任。2024年から会長を務めていた。企業統治やコンプライアンスが厳しく問われる時代に、トップ級の役員が「女性関連の不適切行動」で退く意味は重い。
編集部まとめ
現時点で断定できるのは、古田氏が退任し、株主総会の候補から外れたこと。そして、理由として「女性に関連する不適切な行動」が報じられていることまでだ。詳細が伏せられている以上、憶測で踏み込むべきではない。一方で、富士通ほどの大企業で会長が即日退任する以上、株主や従業員に対する説明責任は避けられない。「何があったのか」。企業防衛と被害者保護の線引きをどう示すのかが、今後の焦点になる。
富士通・古田英範会長辞任の要点Q&A
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