愛知・トーカイテックの高所ダンス動画が炎上 「訓練設備」と説明も安全意識に批判殺到

愛知県一宮市のトーカイテックが投稿した高所ダンス動画をめぐりSNSで批判が広がった問題の報道用アイキャッチ

週刊TAKAPI編集部/担当:成田

愛知県一宮市の電気工事会社「トーカイテック」がTikTokに投稿した動画をめぐり、SNS上で批判が広がっている。問題となったのは、鉄道架線のような高所設備上で作業員5人が音楽に合わせて踊る約19秒の動画。投稿には「高所のため墜落制止用器具をしっかり使用しています」との注意書きが添えられていたが、視聴者からは「安全を扱う企業の発信として不適切」「ふざけてよい場所ではない」といった声が相次いだ。

動画は6月13日、同社の公式TikTokアカウントに投稿された。サカナクションの楽曲に合わせ、作業服姿の複数人が高所設備上でダンスをする内容で、投稿直後から拡散。X上では「新幹線の安全を預かる企業として軽率」「安全帯を着けていればよいという問題ではない」など、安全意識や企業風土を問う厳しい反応が目立った。一部では「実際の鉄道設備ではないのか」「AI生成ではないか」といった憶測も飛び交い、炎上状態となった。

これを受け、トーカイテックは6月14日に動画を非公開化。25日には公式サイトで経緯を説明し、謝罪した。同社は、動画が「当社敷地内に設置した訓練設備」で撮影されたものであり、実際の鉄道設備ではないと説明。撮影時には墜落制止用器具を着用し、安全管理のもとで実施していたとしたうえで、「安全に携わる企業として配慮が十分ではない発信となった」と陳謝した。今後はSNS投稿に関する確認体制を強化するとしている。

同社は鉄道関連の電気設備工事などを手がける企業で、若手採用や社内の雰囲気を伝える目的でSNS発信を行っていたとみられる。しかし、今回の動画は採用広報としての親しみやすさよりも、高所作業や鉄道インフラを担う企業としての緊張感とのズレが強く受け止められた形だ。

一方で、SNS上には「訓練設備で安全対策済みなら問題ない」「過剰に叩きすぎでは」といった擁護の声もある。ただ、鉄道や電気工事のように安全を最優先とする業界では、実際に危険がなかったとしても、見る側に“安全軽視”と受け取られる発信そのものが企業信頼を損なうリスクになる。

今回の炎上は、企業SNSが抱える難しさを改めて浮き彫りにした。バズを狙った演出が、業務の専門性や公共性と衝突したとき、批判は一気に拡大する。トーカイテックには、再発防止策の徹底とともに、インフラを支える企業としての信頼回復が求められる。

編集部まとめ

今回の問題は、動画そのものの危険性だけでなく、公共インフラに関わる企業がどのような印象を社会に与えるかという点が問われている。訓練設備で安全対策済みだったとしても、視覚的に“高所でふざけている”と受け取られれば、信頼低下につながる。企業SNSには、面白さだけでなく業界特性に応じた慎重な設計が必要だ。

Q1. 何が問題になったのですか?
トーカイテックが投稿した高所設備上で作業員が踊る動画について、安全意識を疑問視する声がSNSで広がりました。

Q2. 実際の鉄道設備で撮影されたのですか?
会社側は、実際の鉄道設備ではなく、敷地内の訓練設備で撮影したと説明しています。

Q3. 安全対策はされていたのですか?
会社側は、墜落制止用器具を着用し、安全管理のもとで実施したと説明しています。

Q4. なぜ炎上したのですか?
鉄道インフラや高所作業に関わる企業の発信として、軽率に見える演出だったため、安全軽視と受け止められたことが主な理由です。

Q5. 会社はどう対応しましたか?
動画を非公開にし、公式サイトで経緯を説明・謝罪。今後はSNS発信の確認体制を強化するとしています。

記事注記
本記事は企業発表および各社報道、SNS上の反応を基に構成しています。投稿内容や企業対応については、今後追加の説明や続報により更新される可能性があります。

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