「スポンサー契約は、一切締結しておりません」
華やかなホストオーディション番組の裏側で、企業側が強い言葉を出した。ブランド品買取専門店「まねきや」が、YouTube番組『HOSTCALL(ホストコール)』をめぐり、同番組とのスポンサー契約を完全に否定したのだ。
問題となったのは、番組内や動画概要欄で、まねきやが「プラチナスポンサー」として紹介されていた点である。
『HOSTCALL』は、ホスト業界を舞台にしたオーディション番組として配信が始まった新企画。MCにはROLAND氏、溝口勇児氏、プロデューサーにはおちまさと氏が名を連ね、配信前から話題性は十分だった。夜の世界、成功者、オーディション、YouTube。注目を集める要素はそろっていた。
だが、スポンサー欄に企業名が載る意味は軽くない。
視聴者からすれば、「この企業が番組を支えている」「企画に賛同している」と受け止めても不思議ではない。とくにブランド品を扱う企業にとって、信用は商売の土台だ。どの番組に名前を出すのか。どの企画と並ぶのか。その判断は企業イメージに直結する。
まねきや側は、スポンサー就任に向けた協議があったことまでは否定していない。代表者が初回撮影に参加した経緯もあったという。だが、同社の主張では、最終的な契約は成立していない。
協議は協議。撮影参加は撮影参加。正式スポンサーではない、という立場だ。
さらに同社は、関連する別番組で糖尿病治療薬「マンジャロ」をめぐる発言が批判を集めたことなどを受け、コンプライアンス上の観点からスポンサー就任を辞退したとしている。炎上リスクのある番組と、企業としてどこまで距離を取るのか。まねきや側は、その線引きを明確にした形だ。
にもかかわらず、配信後も番組内や概要欄に「まねきや」の名前が残っていた。まねきや側は、6月8日付で内容証明郵便を送り、番組への関与を拒否する意思と、収録済み部分の編集・削除を求めていたという。
もし同社の説明通りであれば、「名前を出さないでほしい」と正式に伝えた後も、スポンサー扱いの表記が残っていたことになる。
同社は、代表者の肖像権や「まねきや」の商標権にも言及し、動画概要欄からの社名削除、番組内関連部分の削除を求めている。誠実な対応が得られない場合には、法的措置も検討する構えだ。
YouTube番組は、いまやテレビ以上に拡散が速い。だからこそ、「協議中」「撮影参加」「正式スポンサー」の違いは曖昧にできない。名前が出た瞬間、企業は番組の一部として見られる。
“プラチナスポンサー”という華やかな言葉の裏で、企業名の扱いをめぐる深刻な食い違いが浮かび上がった今回の騒動。番組側が今後どのように説明し、どう対応するのか。YouTube時代のスポンサー表記の重さが、改めて問われている。
編集部まとめ
まねきやは、YouTube番組『HOSTCALL』とのスポンサー契約を完全否定している。
協議や初回撮影への参加はあったものの、正式な契約は成立していないというのが同社の説明だ。
問題の焦点は、契約未成立とする中で、番組内や動画概要欄に「プラチナスポンサー」として社名が掲載されていた点にある。
まねきや側は、すでに内容証明で関与拒否と削除要請を通知していたとし、肖像権や商標権の観点からも削除を求めている。
今後は、番組側がどのような説明と対応を行うのかが焦点となる。
特記事項:本記事は、まねきや側の公式見解および公開情報を基に構成しています。番組側の説明や対応が確認され次第、内容を更新する可能性があります。
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