有吉弘行が7月12日、自身のラジオ番組で、鬼越トマホーク・良ちゃんによるアンジャッシュ・渡部建への激しい批判に言及した。
発端は、渡部側から良ちゃんへ持ちかけられたYouTube番組への出演依頼だった。良ちゃん側は収録に向けて日程を調整し、企画の準備を進めていたものの、その後、出演が突然キャンセルされたという。
良ちゃんは不満を爆発させ、SNS上で渡部を「ゴミ」「クソ」などと罵倒。渡部が所属するプロダクション人力舎も、投稿内容を「看過できない」として抗議する事態へ発展した。
出演準備後の突然キャンセルに良ちゃん激怒
良ちゃんが怒った理由は、単に出演がなくなったことだけではない。
渡部側からオファーを受け、スケジュールを確保し、撮影へ向けた準備を進めていた中での突然のキャンセルだった。準備に費やした時間や、仕事として扱われなかったと感じたことが、強い不満につながったとみられる。
ただし、キャンセルに腹を立てることと、相手を「ゴミ」「クソ」と公に罵倒することは別問題だ。
人力舎側が抗議したことで、芸人同士の過激なプロレスでは済まず、所属事務所を巻き込む騒動となった。
有吉「弱っている先輩にとどめを刺すのか」
有吉が強く反応したのは、良ちゃんの怒りそのものよりも、すでに多くの批判を受けてきた渡部へ、さらに追い打ちをかける姿勢だった。
番組内では、弱っている先輩にとどめを刺すようなことをするのかと疑問を呈し、溺れかけている人間の頭を踏みつけ、完全に沈めるような世の中なのかと皮肉った。
渡部の過去の問題を擁護したわけではない。有吉が問うたのは、一度失敗した人物であれば、その後はどれだけ強い言葉で攻撃しても許されるのかという点だ。
「吉本内の上下関係だけ守ればいいのか」
有吉の矛先は、良ちゃん個人だけでなく、吉本興業の内向きな芸人社会にも向かった。
吉本の芸人は、事務所内の上下関係さえ守っていれば、他事務所の芸人は関係ないという趣旨で痛烈に皮肉った。
さらに、鬼越トマホークは東野幸治やブラックマヨネーズ、ダウンタウンら吉本の先輩芸人の顔色だけ見ていればいいのだろうと畳みかけた。
渡部は人力舎、有吉は太田プロダクション所属。吉本の身内では成立する強いイジりでも、他事務所の相手に向ければ、一方的な侮辱として受け取られる危うさがある。
「東野さんや千鳥が間に入るんでしょうね」
有吉は最後に、東野幸治や千鳥が仲裁し、最終的には円満解決するのではないかと予想した。
そのうえで「幸せなことです、本当に」と突き放すように語り、吉本内の人間関係によって騒動が処理される構図まで毒気たっぷりに表現した。
芸人同士の口論を笑いに変える文化はある。しかし今回は、渡部の所属事務所が正式に抗議している。人気芸人が間に入って番組内で和解すれば、それですべて解決する問題なのかは疑問が残る。
有吉が守ろうとしたもの
有吉と渡部は、長年にわたりバラエティー番組などで共演してきた。
渡部の騒動後も、有吉は厳しくイジりながら名前を出し続け、完全に芸能界から消えた存在としては扱わなかった。
今回の発言も、渡部を無条件で守ろうとしたものではない。芸人として再び立ち上がろうとする人物を、強い者が集団で踏みつけるような空気への反発だったとみられる。
企画キャンセルをめぐる良ちゃんの怒りには理由がある。一方で、その怒りをどのような言葉で表現するかには、芸人であっても責任が伴う。
発言と騒動の要点
鬼越トマホーク・良ちゃんは、渡部建側から依頼されたYouTube出演に向けて日程調整や準備を進めていたが、突然キャンセルされたとしてSNS上で激怒した。渡部を強い言葉で罵倒し、人力舎が抗議。有吉弘行はラジオ番組で、弱った先輩へ追い打ちをかける風潮と、吉本興業の内向きな人間関係を痛烈に皮肉った。
編集部まとめ
良ちゃんが出演キャンセルに怒った背景には、仕事として準備を進めた後に突然取りやめられたという事情がある。
それでも、有吉が突きつけたのは「怒る権利」と「相手を徹底的に踏みつける行為」は同じではないという現実だ。毒舌が笑いとして成立するか、単なる攻撃になるか。その境界線が改めて問われている。
週刊TAKAPI編集部/黒木
特記事項:本記事はラジオ番組での発言、関係者のSNS投稿、所属事務所の公表内容を基に構成しています。発言は番組全体の流れを踏まえて一部要約しています。
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