岐阜県高山市の「ひだホテルプラザ」で提供された料理を食べた男女74人が、下痢や嘔吐などの症状を訴えました。岐阜県は18日、ホテル内の和食厨房で調理された食事による食中毒と判断し、同厨房を営業禁止処分としました。
74人のうち24人が医療機関を受診し、9人が入院しています。原因となった食品や細菌、ウイルスなどの病因物質は、現時点で特定されていません。

※ひだホテルプラザ公式HPより
会合参加者ら182人にコース料理
食事が提供されたのは16日午後4時ごろです。日本食品衛生協会東海北陸ブロックの会合に参加していた1グループ182人が、ホテル内でコース料理を食べました。
168人を対象に調査した結果、42歳から83歳までの男女74人に症状が確認されました。内訳は男性59人、女性15人です。
患者は16日午後6時ごろから17日午前8時ごろまでの間に、下痢や嘔吐などを発症しました。受診した24人のうち、9人が入院しています。
飛騨牛しぐれ煮や穴子寿司などを提供
当日のメニューには、飛騨牛しぐれ煮、おくらの天ぷら、カンパチの葱味噌焼き、穴子寿司、とうもろこしのすり流しと呼ばれるスープ、飛騨牛の冷しゃぶ、米なすとイカの揚げ浸し、ミルクプリンなどが含まれていました。
飛騨保健所は、患者に共通する食事が同施設で調理された料理に限られることや、患者を診察した医師から食中毒の届け出があったことを踏まえ、ホテルが提供した食事を原因とする食中毒と判断しました。
営業禁止はホテル全体ではなく和食厨房
県は食品衛生法に基づき、18日からホテル内の和食厨房を営業禁止処分としました。
処分対象はホテル全体ではなく、和食用の厨房に限られます。営業禁止は、施設の消毒や衛生管理の見直しなど、再発防止に必要な措置が確認された後に解除される見通しです。
ホテル側は、利用客に深く謝罪したうえで、施設の消毒と衛生管理の改善に取り組むとしています。飛騨保健所は患者や従業員の検便、調理場の検査を続け、原因食品と発生経路の特定を進める方針です。
編集部まとめ
高山市のひだホテルプラザで発生した食中毒では、会合参加者ら182人のうち74人に症状が確認され、24人が受診、9人が入院しました。処分対象はホテル全体ではなく和食厨房に限定されています。原因となった食品や病因物質はまだ特定されておらず、保健所は検便や調理場の検査を続けています。
週刊TAKAPI編集部/一条
特記事項:岐阜県の発表および関係機関の公表内容を基に構成しています。原因食品や病因物質は調査中であり、個別の料理が原因と確定したものではありません。
この記事で分かること
岐阜県高山市のひだホテルプラザでは、会合参加者ら182人に料理が提供され、調査対象となった168人のうち74人に食中毒症状が確認されました。24人が受診し9人が入院しています。県は和食厨房を営業禁止処分としましたが、ホテル全体が営業禁止になったわけではありません。原因食品や病因物質は特定されておらず、保健所が調査を続けています。
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