静岡県富士市の住宅で、50歳の父親が同居する10代の高校生の娘にバールを振り上げて脅したとして、暴力行為等処罰法違反の疑いで緊急逮捕されました。
きっかけは、家事をめぐる親子の口論だったとみられています。恐怖を感じた娘は自宅を飛び出し、新幹線で逃げる途中に自ら110番通報しました。家庭内の言い争いが凶器を使った威嚇にまで発展した、深刻な事件です。
バールを振り上げ、室内の物を壊した疑い
暴力行為等処罰法違反の疑いで緊急逮捕されたのは、富士市に住む代行運転業の50歳の男です。
警察によりますと、男は7月20日未明、自宅で同居する10代の高校生の娘に対し、バールを振り上げて脅した疑いが持たれています。
男は室内の物を壊しながら娘を威嚇したとみられ、警察の調べに対して容疑を認めているということです。
娘は自宅から逃走 新幹線の車内で110番
身の危険を感じた娘は、自宅から逃げ出しました。
その後、新幹線に乗って移動している途中、「父親からの暴力で逃げてきた」という趣旨の110番通報を行い、事件が発覚しました。
父親のもとから離れた後、自ら警察に助けを求めた形です。自宅にいたほかの家族は、当時の揉め事に気づいていなかったとみられています。
原因は「家事をやらなかったので」
警察の調べでは、事件の発端は家事をめぐるトラブルだったとみられています。
父親は「家事をやらなかったので」という趣旨の説明をしているとされ、親子の口論が次第にエスカレートした可能性があります。
ただ、家事をめぐる意見の対立があったとしても、バールを振り上げて相手を脅す行為が正当化されることはありません。
警察は、事件前のやり取りや男がバールを持ち出した経緯、日常的な暴力や威圧的な言動がなかったかを慎重に調べています。
「家の中だから」で済まされない凶器による威嚇
今回の事件で重大なのは、親子間の口論にバールが持ち出された点です。
家庭内で起きた行為であっても、凶器を示して相手を脅せば刑事事件となる可能性があります。実際に殴っていなくても、相手に強い恐怖を与える態様で凶器を振り上げれば、法的責任が問われます。
娘が自宅を離れ、新幹線に乗ってまで逃げた経緯からも、当時感じていた恐怖の大きさがうかがえます。
編集部まとめ
家事をめぐる親子の口論は、父親がバールを振り上げる事態にまで発展しました。
10代の娘は自宅から逃げ、新幹線の車内で自ら警察に通報。50歳の父親はその後、緊急逮捕されました。
警察は、今回の行為だけでなく、事件に至るまでの家庭内の状況についても調べています。親子間の問題であっても、凶器による威嚇や暴力は「家庭内のこと」として片づけられるものではありません。
週刊TAKAPI編集部/成田
特記事項: 本記事は、警察への取材内容および各社報道をもとに構成しています。容疑者の認否や事件の経緯は現段階の発表に基づくもので、今後の捜査によって内容が更新される可能性があります。
新幹線からの110番で発覚した家庭内事件
静岡県富士市で、50歳の父親が同居する10代の高校生の娘にバールを振り上げて脅した疑いで緊急逮捕されました。娘は自宅から逃げ出し、新幹線の車内から110番通報しました。家事をめぐる口論が発端とみられ、警察が凶器を持ち出した経緯や当時の詳しい状況を調べています。
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