神戸市兵庫区で12歳の男子中学生に暴行を加え、腰から背中にやけどを負わせたうえ、下半身を露出させて撮影した疑いがあるとして、兵庫県警は22日までに、14歳と15歳の少年計3人を逮捕した。
逮捕されたのは、いずれも神戸市内に住む15歳のアルバイト従業員、14歳の男子中学生、15歳の無職少年。
虫よけスプレーにライターの火か
警察によると、15歳のアルバイト従業員と14歳の男子中学生は6月29日午前4時半ごろ、兵庫区内にある集合住宅の敷地内で、12歳の男子中学生に暴行を加えた疑いが持たれている。
2人はライターの火に虫よけスプレーを噴射したとみられ、その火によって被害少年は腰から背中にかけてやけどを負った。けがは全治約3週間と診断されたという。
火気の近くでスプレーを噴射すると、内容物に引火して炎が急激に広がる危険がある。捜査では、当時の具体的な状況や少年らがどのような意図で行為に及んだのかが焦点となる。
約20分後には下半身を撮影
さらに暴行から約20分後、15歳の無職少年が近くの路上で、被害少年の下半身を無理やり露出させ、スマートフォンで撮影した疑いも持たれている。
警察は傷害を伴う暴行と撮影行為について、少年3人それぞれの関与や犯行の経緯を詳しく調べている。
3人はいずれも容疑を認めているという。
母親がやけどに気づき発覚
事件が明らかになったのは、発生から3日後の7月2日だった。
被害少年の母親が体のやけどに気づき、病院を受診させたことをきっかけに被害が判明した。
被害少年は警察に対し、今回の事件以前から同じグループ内で暴行を受けていたという趣旨の説明をしているとされる。警察は今回の事件だけでなく、継続的な暴力がなかったかについても確認を進めている。
「いじめ」の言葉だけでは捉えきれない行為
今回の容疑は、火を使って全治約3週間のけがを負わせたとされる行為に加え、本人の意思に反して下半身を露出させ、撮影したとされるものだ。
加害者側と被害者側が顔見知りだったとしても、暴力や屈辱を与える行為が軽くなるわけではない。撮影された画像が第三者へ送信されたり、SNSなどに投稿されたりしていないかも重要な捜査対象となる。
警察は少年らの交友関係、事件に至った背景、過去の暴行の有無、撮影データの扱いなどを調べ、全容解明を進めている。
特記事項:逮捕された少年はいずれも未成年であり、氏名などは公表されていない。逮捕は有罪を意味するものではなく、今後の捜査や少年審判などによって事実関係が判断される。
週刊TAKAPI編集部/成田
継続的な暴力と撮影行為が捜査の焦点
神戸市兵庫区で12歳の男子中学生が火を使った暴行を受け、腰から背中に全治約3週間のやけどを負ったとされる事件では、14歳と15歳の少年3人が逮捕された。暴行から約20分後には、被害少年の下半身を無理やり露出させ、スマートフォンで撮影した疑いも浮上している。被害少年は以前から暴行を受けていたという趣旨の説明をしており、警察は継続的な被害の有無や撮影データの扱いを含めて捜査している。
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