「景色、温泉、ご飯、お部屋……文句なし!」
宿泊者から、そんな声が次々と寄せられているホテルが愛知県田原市にある。
2026年7月時点の楽天トラベル「愛知県の人気温泉旅館・宿」ランキングで1位に輝いたのは、伊良湖岬の高台に立つ「伊良湖オーシャンリゾート」だ。
客室に入った瞬間、目の前に広がるのは壁でも街並みでもない。窓いっぱいの海だ。
思わず「うわぁ……」と声が出るほどの眺望に、温泉、食事、家族向け設備、愛犬と過ごせる環境までそろう。初めて訪れた人だけでなく、何度も足を運ぶリピーターが多いのも納得の一軒だった。
部屋に入った瞬間、窓の向こうがほぼ海
伊良湖オーシャンリゾート最大の魅力は、やはり眺望だ。
ホテルは伊良湖岬を見渡す高台に立ち、客室は全室オーシャンビュー。カーテンを開けると、太平洋や伊勢湾が視界いっぱいに広がる。
近くに見えるのはビルでも住宅でもない。空と海、その間を一本に区切る水平線だ。
朝は海から差し込む光で目を覚まし、夕方には空と水面がゆっくり色を変えていく。部屋にいるだけなのに、時間帯によって景色がまるごと入れ替わる。
ただ「海が見える」というより、海の中にホテルが浮かんでいるような感覚に近い。
チェックインして早々、荷物を置く前に窓際へ向かってしまう。そんな宿泊者が多いのも不思議ではない。
露天風呂で水平線を眺めるぜいたく
温泉でも、主役はやはり海だ。
露天風呂に肩まで浸かり、顔を上げると、その先には水平線が広がる。湯船と海の境目が薄くなり、自分まで景色の一部になったような開放感がある。
潮風を感じながら何も考えずに海を眺める時間は、数分でも日常を遠ざけてくれる。
内湯にも大きな窓があり、空模様や海の色を眺めながらゆっくり過ごせる。天候が変わっても、その日の伊良湖らしい表情を楽しめるのがいい。
落ち着いた小規模旅館の風情とは違う。ただ、海を大胆に取り込んだ温泉の爽快感では、大型リゾートならではの強さがある。
ビュッフェは「何を食べるか」で迷う時間まで楽しい
食事は、和洋中の料理が並ぶビュッフェスタイルが中心だ。
渥美半島で育った野菜や魚介類をはじめ、地域の食材を取り入れた料理もそろう。肉料理、魚料理、麺類、デザートまで選択肢が多く、最初の一皿から何を取るか迷ってしまう。
それも、このホテルでは楽しみの一つだ。
「種類が豊富で大満足だった」
「朝食も夕食も楽しめた」
「メロンフェアがよかった」
宿泊者からは、品数と満足感を評価する声が目立つ。家族で好みが分かれても、それぞれが食べたいものを選べるため、子ども連れやグループ旅行とも相性がいい。
渥美半島らしい季節の味に出会える時期なら、旅行気分はさらに高まる。
子どもは遊べる、愛犬は走れる、大人は海を見て休める
伊良湖オーシャンリゾートが幅広い層に選ばれる理由は、景色と温泉だけではない。
夏季限定の屋外プールに加え、館内にはボールプールやボルダリングを備えたキッズパークもある。
大人が「少し休みたい」と思っている横で、子どもが「もう帰りたい」と退屈する。家族旅行ではありがちな場面だが、ホテル内に遊べる場所があれば過ごし方の選択肢が増える。
さらに、愛犬と泊まれる客室や海を望むドッグランも用意されている。
子どもは遊び、愛犬は走り、大人は海を眺めながら一息つく。
同行者の誰かが我慢するのではなく、それぞれが自分なりの休日を過ごせる。この使いやすさが、リピーターの多さにつながっているようだ。
「今回で2回目」 一度で終わらない宿
実際の宿泊者からは、再訪を伝える声も少なくない。
「今回で2回目。期待どおり快適だった」
「立地も最高で、また行きたい」
「景色、温泉、ご飯、部屋、全部よかった」
初回の旅行では、眺望のインパクトに驚く。2回目以降は、前回とは違う季節や空の色、食事を楽しみに訪れる。
同じホテルでも、夏の青い海と冬の澄んだ水平線では印象が違う。朝日を目当てにするか、夕景を楽しむかでも過ごし方は変わる。
一度泊まって終わりではなく、「次はいつ行こう」と考えさせる余白がある。それが、このホテルの強さなのかもしれない。
2位は蒲郡・三谷温泉の老舗「平野屋」
ランキング2位に入ったのは、蒲郡市の三谷温泉にある老舗旅館「平野屋」だ。
伊良湖オーシャンリゾートが海を前面に出した大型リゾートなら、平野屋は三河湾の温泉地らしい落ち着きと、老舗ならではの趣を味わえる宿だ。
三河の旬の食材を生かした会席料理やビュッフェに加え、館内では温泉とサウナも楽しめる。旅館らしい時間を過ごしたい人にも、食事や入浴施設をしっかり楽しみたい人にも選ばれている。
にぎやかなリゾート感より、温泉地に来た実感を大切にしたい。そんな人には、平野屋の方がしっくりくる可能性もある。
1位と2位は、同じ海辺の温泉宿でも魅力の方向性が異なる。誰と行くのか、どんな休日を過ごしたいのかによって、選び方が変わりそうだ。
3位以下にも三河の実力派が並ぶ
3位以下には、伊良湖リゾート&コンベンションホテル、西浦温泉の銀波荘、三河湾リゾートリンクスなどが続いた。
田原、蒲郡、西浦、吉良と、三河湾周辺の宿泊施設が存在感を見せている。
海を眺められる客室、温泉、地元の魚介類。三河エリアには、旅行者が温泉宿に求める要素がそろっている。
県外の有名温泉地まで出掛けなくても、愛知県内で「ちゃんと旅行した気分」になれる。今回のランキングは、そんな三河の宿の底力を改めて示す結果となった。
全員に向く宿ではない
もちろん、伊良湖オーシャンリゾートがすべての人に合うわけではない。
客室や館内施設が多い大型ホテルのため、宿泊日や時間帯によっては人の多さを感じることもありそうだ。
静かな小規模旅館で、部屋食の会席料理をゆっくり楽しみたい。館内を歩き回らず、畳の部屋で何もしない時間を過ごしたい。
そんな旅行を求める人には、少し規模が大きすぎるかもしれない。
一方、ビュッフェで好きなものを好きなだけ食べたい人、子どもや愛犬と一緒に旅行したい人、館内だけでも楽しめる宿を探している人には相性がいい。
東三河で「海を独占する休日」
豊橋から伊良湖岬へ向かう道中には、渥美半島の畑や海沿いの風景が広がる。
ホテルに着くまでの移動も含めて、少しずつ日常から離れていく感覚を味わえる。
伊良湖岬灯台や恋路ヶ浜を歩き、ホテルでは温泉とビュッフェを楽しむ。翌朝は窓の向こうの海を眺めながら、普段より少しゆっくり起きる。
遠方への大旅行ではない。それでも、帰るころにはしっかり旅行をした気分になっている。
伊良湖オーシャンリゾートが1位に選ばれた理由は、海が見えるからだけではない。
眺望、温泉、食事、遊び、過ごしやすさ。そのすべてが分かりやすくそろい、「また来たい」につながっている。
次の休日、少しだけぜいたくをして、窓いっぱいの海を見に行くのも悪くなさそうだ。
編集部まとめ
伊良湖オーシャンリゾートの魅力は、部屋に入った瞬間から始まる。
窓の向こうに広がる海、水平線を眺める温泉、選ぶ時間まで楽しいビュッフェ。子どもや愛犬と一緒でも、それぞれが無理なく過ごせる環境が整っている。
2位の平野屋をはじめ、三河湾周辺には個性の異なる温泉宿も多い。
大型リゾートで海を満喫するか、老舗旅館で静かに過ごすか。愛知県内だけでも、休日の選択肢は想像以上に豊富だ。
週刊TAKAPI編集部/黒木
特記事項:本記事は、2026年7月時点の宿泊予約サイトにおける愛知県内の温泉旅館・宿ランキング、各宿泊施設の案内、利用者の口コミを基に構成しています。順位、宿泊プラン、食事内容、館内サービスは時期によって変更される場合があります。
海だけではない、1位に選ばれた理由
伊良湖オーシャンリゾートが支持される理由は、全室オーシャンビューという分かりやすい魅力だけではありません。水平線を望む温泉、種類豊富なビュッフェ、子ども向け施設、愛犬と泊まれる環境まで、旅行者が求める要素が一つの施設にまとまっています。豊橋から足を延ばしやすく、伊良湖岬や恋路ヶ浜と組み合わせれば、東三河らしい海辺の休日を楽しめます。一度訪れた人が「また来たい」と感じる理由が、館内のあちこちにそろったホテルです。
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