豊橋市を拠点とする捜索救助犬チーム、熊本の被災地へ出動 約12時間かけ現地入り

熊本県で発生した最大震度7の地震を受け、愛知県豊橋市を拠点に活動する「一般社団法人捜索救助犬HDS K9愛知」が、被災地へ向けて出発しました。

同団体は29日、公式Xで「九州熊本に向け出発しました」と発表。現地まで約12時間かかる見込みとしたうえで、可能な限り早く到着し、捜索・救助活動に備えるとしています。

豊橋から熊本へ 救助犬チームが長距離移動

HDS K9愛知は、人命捜索を目的とした救助犬の育成や、災害現場への派遣に取り組んでいる民間団体です。

今回、熊本県内で建物の倒壊や閉じ込めが相次いでいることを受け、拠点のある愛知県から九州へ向かいました。

団体は現地到着まで約12時間を見込んでおり、長距離を移動した後、関係機関からの要請や現場の状況に応じて活動に備えるものとみられます。

豊橋市と災害時の出動協定

HDS K9は2022年、豊橋市と「捜索救助犬を活用した災害時の出動協定」を結んでいます。

協定の締結式は同年3月30日に豊橋市役所で行われ、災害発生時の人命捜索に救助犬を活用する連携体制が整えられました。

豊橋市もHDS K9について「市内の団体」と紹介しており、能登半島地震や能登豪雨、愛知県蒲郡市で発生した土砂災害などで、人命の捜索救助活動にあたってきたとしています。

能登や蒲郡の災害現場でも活動

HDS K9は、これまでにも大規模災害の発生現場へ救助犬を派遣しています。

2024年には蒲郡市の土砂崩れや能登半島の大雨災害で捜索活動を実施。団体の公式サイトには、堆積物や海辺で捜索を続けたことが記録されています。

こうした活動が評価され、2025年度には防災功労者防災担当大臣表彰を受賞しました。東愛知新聞も、同団体について「豊橋市を拠点に活動する団体」と報じています。

救助犬が担う人命捜索

災害救助犬は、倒壊した建物や土砂の中に残る人のにおいを手掛かりに、要救助者がいる可能性のある場所を探します。

今回の熊本地震では、建物倒壊や閉じ込めの情報が複数寄せられており、現場では消防、警察、自衛隊などによる捜索・救助活動が続いています。

HDS K9愛知は、現地の指揮系統や安全確認に従いながら、救助犬による捜索に備えることになります。

「皆様のご無事をお祈りします」

HDS K9愛知は出発にあたり、被災した人たちの無事を願うメッセージも発信しました。

豊橋市を拠点とする救助犬チームが、遠く離れた熊本の被災地へ向かっています。

現地では余震や建物の崩落など、二次災害の危険も残っています。救助隊員と救助犬の安全を確保しながら、一人でも多くの人につながる捜索活動が期待されます。

編集部まとめ

熊本地震の被災地支援に向け、愛知県豊橋市を拠点とする一般社団法人捜索救助犬HDS K9愛知が熊本へ出発しました。

現地までは約12時間かかる見込みで、到着後は現場の要請や状況に応じて捜索活動に備えるとしています。

HDS K9は豊橋市と災害時の出動協定を結び、これまでにも能登半島や蒲郡市などの災害現場で人命捜索にあたってきました。

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