集英社から発売された日向坂46・藤嶌果歩さんの1st写真集『果実の歩幅』をめぐり、写真集の公式Xは8月6日、収録画像の無断転載や生成AIを使った加工画像などがSNSやインターネット上で複数確認されているとして、該当する投稿の削除を求めた。
公式側が確認したとしているのは、写真集に掲載された画像や誌面の転載、共有、販売のほか、生成AIなどを用いて加工・生成した画像を投稿、共有、販売する行為。写真集の購入者が誌面を撮影して公開するケースだけでなく、元画像を加工した二次的なコンテンツも注意喚起の対象に含めている。
声明では、写真集に掲載されている画像や誌面は著作権法などによって保護されていると説明。藤嶌さんの肖像を許可なく利用し、加工や公開を行う行為についても、肖像権などを侵害するおそれがあると指摘した。
すでに確認されている投稿については速やかな削除を求めており、今後も無断転載、共有、販売などが確認された場合には、削除要請に加え、必要に応じて法的措置を含む対応を検討するとしている。作品だけでなく、藤嶌さん本人や制作に関わった関係者の権利を守るため、利用者に理解と協力を呼びかけた。
『果実の歩幅』は8月4日に発売された藤嶌さん初のソロ写真集で、日向坂46四期生としても初の写真集となる。撮影はアメリカ・マイアミと地元の北海道で行われ、A4判160ページ、税込2640円で刊行された。
写真集をめぐる権利保護の注意喚起は、今回が初めてではない。2026年3月には、講談社から発売された元AKB48で俳優の前田敦子さんの写真集『Beste』の公式Xも、写真集のコピーやスキャン、デジタル化などの無断複製について声明を発表。第三者の代行業者にスキャンやデジタル化を依頼する行為についても、個人や家庭内での利用であっても著作権法に抵触すると注意を促していた。
今回の声明は、誌面の単純な転載にとどまらず、生成AIによる加工・生成画像や、その販売まで対象として明示した点が特徴となる。応援や紹介を目的とした投稿であっても、写真集の中身を撮影して掲載したり、画像を加工して再配布したりすれば、権利侵害を指摘される可能性がある。
編集部まとめ
発売直後の写真集画像がSNS上で無断転載されるだけでなく、生成AIによる加工や販売にまで利用されているとして、公式側が削除と法的対応の可能性を明示した。
写真集を紹介する際は、公式が告知用として公開した画像や投稿を適切な方法で共有し、誌面そのものの撮影・転載、画像データの再配布、無断加工を避ける必要がある。前田敦子さんの写真集でも類似の声明が出されており、出版社や制作側がデジタル上の権利保護を強める動きが鮮明になっている。
週刊TAKAPI編集部/黒木
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