高速道路を走行中の車からタバコを投げ捨てる行為について、NEXCO東日本関東支社が公式SNSで改めて強く注意を呼びかけています。
投稿では、高速道路上へのタバコの投げ捨てについて、法律違反となるだけでなく、中央分離帯や路肩の植栽などに引火する危険があるとして警告。「絶対におやめください」と利用者に自制を求めています。
東海地方でも、実際にタバコのポイ捨てが原因とされた高速道路火災が発生しています。
名古屋IC―春日井IC間で植栽70メートル焼失
NEXCO中日本名古屋支社は2026年1月14日、東名高速道路で発生した火災の映像を公式Xに投稿しました。
映像は2024年9月5日午後2時ごろ、東名高速下り線の名古屋IC―春日井IC間で発生した火災を撮影したものです。
中央分離帯から白煙が上がり、道路パトロール車や消防車などが対応する状況が記録されています。火災では中央分離帯の植栽が幅約5メートル、長さ約70メートルにわたって焼失しました。上下線の追い越し車線もそれぞれ約1時間規制されています。
NEXCO中日本名古屋支社によると、この映像を改めて公開した背景には、2026年1月13日にも道路区域内で火災が発生し、消防からタバコのポイ捨てが原因との見解が示されたことがありました。
名古屋周辺の高速道路でも、タバコのポイ捨ては現実に交通規制を伴う火災へ発展していることになります。
火災映像は140万回超表示 SNSでも批判相次ぐ
名古屋支社が公開した火災映像は大きな反響を呼びました。
2026年1月20日時点で140万回以上表示され、1万5000件を超える「いいね」が集まったと報じられています。SNSではポイ捨てそのものを批判する声や、厳しい対応を求める意見が相次ぎました。
FNNの報道では、その後、投稿の閲覧数は146万回以上に達したとされています。
単なるマナー啓発の投稿ではなく、実際の炎や煙、交通規制の様子を映像で示したことで、危険性が広く認識された形です。
1本のタバコから「1分で約1メートルの炎」
火の付いたタバコがどの程度の危険を持つのかを示す実験もあります。
FNNが紹介した新潟市消防局の実験では、風のある条件下で1本のタバコを火元としたところ、約30秒で煙が出始め、約1分後には約1メートルの炎にまで拡大しました。
高速道路では中央分離帯や路肩に植栽、落ち葉、枯れ草などが存在します。
特に乾燥した状態では延焼しやすく、火災が起きれば消防活動だけでなく、路面やガードレールなど道路施設の確認・復旧が必要になる場合があります。その結果、車線規制や通行止め、渋滞など利用者全体への影響につながります。NEXCO中日本もこうした危険性を説明しています。
「ポイ捨て」はマナーの問題だけではない
道路上へのタバコの投げ捨ては、単に「行儀が悪い」という問題ではありません。
廃棄物の不法投棄に関係する法令に抵触する可能性があり、さらに実際に火災を発生させた場合には、発生状況に応じて別の法的責任が問題となる可能性もあります。
NEXCO各社が繰り返し警告している背景には、一本のタバコから道路施設や交通そのものへ被害が広がり得る現実があります。
今回のNEXCO東日本関東支社による注意喚起は関東エリアからの発信ですが、名古屋周辺でもすでに同様の危険が現実化しています。
高速道路を「灰皿代わり」にする行為は、他の利用者を巻き込む道路火災へ発展しかねません。
編集部まとめ
NEXCO東日本関東支社が高速道路へのタバコの投げ捨てを強く警告しています。愛知県内では、東名高速の名古屋IC―春日井IC間でタバコのポイ捨てが原因とされた火災により、中央分離帯の植栽が約70メートル焼失し、上下線で車線規制が行われた実例があります。 1本のタバコが道路火災と交通規制につながる危険性を、改めて認識する必要があります。
週刊TAKAPI編集部/成田
特記事項
今回のNEXCO東日本関東支社による注意喚起と、NEXCO中日本名古屋支社が公開した東名高速の火災映像は別の事案です。火災原因や法的責任については、関係機関や各社が公表した範囲を超えて断定していません。
Q1:NEXCOはなぜ高速道路へのタバコのポイ捨てを警告している?
A:火の付いたタバコが中央分離帯や路肩の植栽、枯れ草などに引火し、道路火災につながる危険があるためです。火災が発生すると車線規制や通行止めなど交通への影響も生じます。
Q2:名古屋周辺でもタバコが原因とされた高速道路火災は起きている?
A:はい。東名高速道路の名古屋IC―春日井IC間では、中央分離帯の植栽が約70メートルにわたって焼ける火災が発生し、上下線で車線規制が行われた事例があります。
Q3:タバコのポイ捨ては法律違反になる?
A:道路などへの廃棄物の投棄は、廃棄物処理法をはじめとする法令に抵触する可能性があります。さらに火災などを発生させた場合は、具体的な状況に応じて別の法的責任が問題となる可能性があります。
Q4:高速道路で火災が起きるとどんな影響がある?
A:消防による消火活動のほか、道路や設備の安全確認、復旧作業が必要となることがあります。そのため車線規制、通行止め、渋滞などが発生する可能性があります。
Q5:今回のNEXCO東日本の警告と名古屋の火災は同じ事案?
A:いいえ。今回のNEXCO東日本関東支社による注意喚起と、NEXCO中日本名古屋支社が公開した東名高速の火災事例は別のものです。
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