豊橋市は2026年8月21日、有楽製菓から企業版ふるさと納税を活用して寄せられた1億円について、同市原町の豊橋夢工場「ブラックサンダー ワクザクファクトリー」で受領式と感謝状贈呈式を行いました。
寄付金は「多目的屋内施設及び豊橋公園東側エリア整備・運営事業」に活用されます。1億円は、企業版ふるさと納税制度を通じて豊橋市が受けた寄付として過去最高額です。
河合辰信社長と長坂尚登市長が出席
式には有楽製菓の河合辰信代表取締役社長と長坂尚登豊橋市長が出席しました。
豊橋市によると、河合社長は、豊橋祇園祭の花火や市電ラッピングなどに続き、新たな地域拠点となる多目的屋内施設を支援できることへの思いを示し、この施設が地域を盛り上げる拠点となり、豊橋・東三河とともに発展していくことへの期待を語りました。
受領式・感謝状贈呈式は21日午前9時15分から同9時35分まで、豊橋市原町字蔵社88の有楽製菓豊橋夢工場内で行う予定として事前に公表されており、市の21日の事後発信で実際に開催されたことが確認できます。
1億円は「市の企業版ふるさと納税で過去最高」
豊橋市が7月31日に公表した資料では、寄付額は1億円。企業版ふるさと納税制度による同市への寄付として「過去最高額」と明記されています。
寄付先となるのは、多目的屋内施設、いわゆる新アリーナと豊橋公園東側エリアの整備・運営事業です。
7月31日の公表時点で、この事業への企業版ふるさと納税は22社、計1億2232万円。2026年度分は2社で1億50万円となっており、有楽製菓の1億円が極めて大きな割合を占めます。
ブラックサンダーは1994年から豊橋で製造
有楽製菓と豊橋の関係は長く、同社の豊橋工場は1979年に竣工しました。
主力商品「ブラックサンダー」は1994年から豊橋で製造され、市内菓子店とのコラボ商品や路面電車のラッピングなどにも活用されています。2025年5月にはブラックサンダーが豊橋観光アンバサダー「とよはしアンバサンダー」に就任しています。
有楽製菓の本社所在地は東京都小平市のため、豊橋市への企業版ふるさと納税の対象となります。
2025年には「ここにこ」へ2000万円
有楽製菓は2025年にも、こども未来館「ここにこ」の改修事業へ企業版ふるさと納税を活用して2000万円を寄付していました。
今回はそれを大幅に上回る1億円を、新アリーナを含む豊橋公園東側エリアの事業へ充てる形です。
ただし、今回の1億円の寄付そのものは7月31日に豊橋市が発表済みです。8月21日の新規差分は、ブラックサンダー ワクザクファクトリーで受領式・感謝状贈呈式が実際に行われ、河合社長の地域へのメッセージが新たに公表されたことです。
編集部まとめ
有楽製菓による1億円の寄付は、豊橋市の企業版ふるさと納税として過去最高額です。寄付先は新アリーナ単体ではなく、「多目的屋内施設及び豊橋公園東側エリア整備・運営事業」全体となります。
ブラックサンダーを豊橋で長年製造してきた企業が、新たな大型地域拠点へ1億円を投じる点は、単発の寄付というより企業と地域の関係を示す案件です。
今後の確認点は、寄付金が事業費の中で具体的にどの整備へ充当されるのか、新アリーナ事業への企業寄付総額が今後どこまで増えるのか、そして事業進捗との関係です。
週刊TAKAPI編集部/松本
特記事項
1億円の寄付と感謝状贈呈式の予定は7月31日に公表済みです。本記事の当日新規差分は、8月21日に豊橋夢工場「ブラックサンダー ワクザクファクトリー」で受領式・感謝状贈呈式が実際に行われたことと、河合辰信社長のメッセージが新たに市から発信されたことです。
1億円は「多目的屋内施設及び豊橋公園東側エリア整備・運営事業」への寄付であり、新アリーナ建物だけへの使途と限定していません。
また、「過去最高額」は企業版ふるさと納税制度による豊橋市への1社からの寄付額について、市が公式資料で使用している表現です。
情報提供募集
各種ご相談、情報提供、現地写真・動画、関係者からの証言などをお持ちの方は、メール(info@108takapi.jp)、各種SNSのDM、または公式LINEまでお寄せください。週刊TAKAPI編集部が内容を確認のうえ、取材・報道の参考とさせていただきます。
サイト訪問者数

コメント
0件まだコメントはありません。最初のコメントを投稿してみませんか。