高知県いの町の仁淀川で、川底に沈んでいた小学6年生の男児を中学生4人と大人3人が連携して救助したとして、高知県警土佐署は2026年8月25日、7人に署長感謝状を贈った。
男児は一時意識不明となったが一命を取り留め、その後、意識を回復した。救助した中学生は「すぐに助けないと」と思ったと振り返り、「怖かったけど体が勝手に動いた。助かってよかった」と話した。
周囲の子どもが騒ぎ始める 川底に男児
事故は7月16日午後2時ごろ、いの町の仁淀川で起きた。
高知市立朝倉中学校2年の男子生徒4人が川で泳いでいたところ、近くにいた子どもたちが騒ぎ始めた。異変に気付いた4人が確認すると、小学6年生の男児が川底に沈んでいた。
中学生らは男児を水中から引き上げたが、男児は呼吸をしていない状態だったとされる。4人は周囲に助けを求め、大人たちへ救助をつないだ。
「助けて!」中学生のSOSに大人3人が対応
中学生からの助けを聞いたのは、高知市の自営業・坂本聖二さん(42)、北任さん(43)、笹岡佑太さん(40)の3人。
3人はスタンドアップパドルボード(SUP)を使って男児を岸まで運び、その後、人工呼吸や心肺蘇生に当たった。
中学生が川底から男児を引き上げ、近くにいた大人が搬送と救命措置を引き継ぐ形で救助が進められた。報道では、人工呼吸を続ける中でわずかな希望が見え始めた当時の状況も伝えられている。
一時意識不明 その後回復
男児は一時、意識不明の状態となったが、一命を取り留めた。
その後、意識は回復し、8月25日の感謝状贈呈時点では回復している。
土佐署は、中学生4人と大人3人の計7人による救助活動をたたえ、署長感謝状を贈った。
中学生「助かってよかった」
救助に当たった中学生は、男児を見つけた当時について「すぐに助けないと」と考えたといい、「怖かったけど体が勝手に動いた。助かってよかった」と振り返った。
近森正裕署長も、男児が一時意識不明となったものの回復したことに触れ、7人へ感謝を伝えた。
成人3人については、今回確認できた公表情報では個別の詳しいコメントは確認できていない。このため、記事ではSUPによる搬送や人工呼吸、心肺蘇生など、確認されている救命行動を中心に記載する。
編集部まとめ
仁淀川で小学6年生の男児が川底に沈んでいるのを中学生4人が発見し、引き上げた。中学生からのSOSを受けた大人3人がSUPで岸へ運び、人工呼吸や心肺蘇生を行った。
一時意識不明となった男児はその後回復。土佐署は、中学生と大人が連携した一連の救助活動をたたえ、7人に署長感謝状を贈った。
週刊TAKAPI編集部/一条
特記事項
この記事は2026年8月25日時点で確認されている警察発表などの公表情報をもとに構成しています。
救助に携わった中学生については未成年者のため、本記事では氏名を掲載していません。
事故当時の仁淀川の水深、流速、水量などは確認できていないため記載していません。また、成人3人の個別の発言についても、確認できない内容は補完していません。
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