2026年8月27日
東京都杉並区上荻の「荻窪国際医院」で、診察に訪れた20代女性に性的暴行を加えたとして、警視庁荻窪署は8月26日、院長の范育仁容疑者(75)=台湾籍=を不同意性交等の疑いで逮捕した。
逮捕容疑は6月2日正午過ぎ、医院の診察室で患者の20代女性の性器に玩具を入れた疑い。
8月26日15時27分配信の報道では、荻窪署への取材として、范容疑者が「細胞を採取するためだった。玩具を使ったことは間違いないが、下半身に当てただけ」と供述していることが伝えられている。范容疑者は「診察の一環だった」として容疑を否認している。
逮捕容疑では「性器に玩具を入れた」とされている一方、范容疑者は「下半身に当てただけ」と説明しており、警察は当時の行為態様を詳しく調べている。
「婦人科検診を受けてみないか」と持ちかけたか
8月27日12時31分配信の報道では、警視庁への取材に基づき、范容疑者が診察に訪れた女性に「婦人科検診を受けてみないか」と持ちかけ、その後、性的暴行を加えた疑いがあると伝えられている。
このため、本記事では「婦人科検診を受けてみないか」という発言について、警察の公表文そのものではなく、警視庁への取材に基づく報道で明らかになった内容として扱う。
女性は以前から医院を受診しており、この日も診察のため訪れていた。検診の内容を不審に思い、同日中に警察へ相談したことで事件が発覚したとされる。
「細胞を採取するため」 具体的な検査内容は不明
范容疑者は調べに対し、「細胞を採取するため診察の一環としてやりました」などと説明し、容疑を否認している。
一方、現時点では、范容疑者がいう「細胞採取」が具体的にどの検査や診療行為を指しているのかは公表されていない。
女性に対して事前にどのような検査内容の説明があったのか、問題となった行為について同意確認が行われていたのかについても明らかになっていない。
捜査上は、逮捕容疑として示されている行為態様、范容疑者の供述、診療時の説明内容や同意の有無などが確認されることになる。
診察室では2人きり 医院は事務員との2人で運営
荻窪署への取材に基づく報道では、事件当時、診察室内には范容疑者と女性の2人だけだったとされる。
また、医院は范容疑者と事務員の2人で運営されていたと報じられている。
警視庁は当時の診察状況や行為に至った経緯を調べるとともに、ほかの患者にも同様の行為がなかったか捜査を進めている。8月27日配信の報道でも、警視庁が他の患者への同様の行為の可能性を調べていると伝えられている。
荻窪国際医院は8月25日から当面休診
荻窪国際医院は東京都杉並区上荻にあり、内科、婦人科、心療内科を掲げている。医院の案内では2023年開院とされている。
医院は逮捕発表前日の8月25日、公式サイトで「院内の諸事情」を理由に同日から当面休診すると発表した。
診療再開日は未定で、今後の診療予定はホームページで知らせるとしている。公式の休診告知では、今回の事件や范容疑者の逮捕との関係について具体的な説明はしていない。
警察が当時の診療状況を捜査
今回の逮捕容疑では、范容疑者が診察室で女性の性器に玩具を入れたとされている。
これに対し、范容疑者は玩具を使ったこと自体は認めながら、「下半身に当てただけ」「細胞を採取するためだった」「診察の一環だった」と説明している。
警察は、問題となった具体的な行為態様、女性への事前説明、同意確認の状況、診療記録などを含めて捜査を進めるとみられる。
編集部まとめ
今後の焦点は、逮捕容疑として示されている行為態様と范容疑者の供述を、診療記録や関係者の説明などからどこまで確認できるかという点だ。
あわせて、女性への事前説明や同意確認がどのように行われていたのか、ほかの患者について同様の被害申告が確認されるかも捜査のポイントとなる。
週刊TAKAPI編集部/一条
特記事項
本記事は、警視庁荻窪署が8月26日に発表した逮捕内容、警視庁・荻窪署への取材に基づく8月26、27日の報道、荻窪国際医院の公式公表内容など、2026年8月27日時点で確認できる情報を基に構成した。
范育仁容疑者は逮捕された段階であり、有罪が確定したものではない。
逮捕容疑では、患者女性の性器に玩具を入れたとされている。一方、范容疑者は「玩具を使ったことは間違いないが、下半身に当てただけ」と説明している。
また、「婦人科検診を受けてみないか」という発言については、8月27日配信の警視庁への取材に基づく報道で伝えられた内容であり、本記事では警察の公表文からの直接引用とはしていない。
范容疑者が説明する「細胞採取」の具体的な医学的内容、患者への説明内容、問題となった行為への同意の有無については、現時点で公表されていない。
荻窪国際医院は8月25日から当面休診としているが、公式の休診告知では今回の事件との関係について説明していない。
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