18歳未満の少女にみだらな行為をしたとして、愛媛県青少年保護条例違反の疑いで逮捕された愛媛県職員の児童福祉司、谷本諒容疑者(39)が8月26日、検察への身柄送致の際に留置場から出ることを拒否し、警察が身柄の送致を断念して書類送検に切り替えたことが分かった。
谷本容疑者は容疑を否認している。県職員の逮捕を受け、愛媛県では同日、菅規行副知事が部長級の幹部職員を集め、綱紀粛正と再発防止の徹底を指示した。
26日に身柄送致予定 「留置場から出る」ことを拒否
谷本容疑者は8月25日に逮捕され、26日に身柄を検察へ送られる予定だった。
しかし、警察によると、谷本容疑者が留置場から出ることを拒否。警察は身柄を検察へ送ることを断念し、書類のみを送る対応に切り替えた。
逮捕後の容疑者について、身柄を伴わず書類送検する異例の経過となった。
「相手は19歳と思っていた」容疑を否認
警察によると、谷本容疑者は今年6月15日、八幡浜市内で、SNSを通じて知り合った18歳未満の少女に対し、県青少年保護条例に違反する行為をした疑いが持たれている。
事件は6月、少女の親族から警察に相談が寄せられたことで発覚した。
谷本容疑者は警察の調べに対し、「相手は19歳と思っていた。性行為はしていない」などと話し、容疑を否認している。
警察は、谷本容疑者が少女を18歳未満と認識していたとみて捜査している。
子どもの相談・支援を担当する児童福祉司
谷本容疑者は、愛媛県東予子ども・女性支援センターの指導係主任で、児童福祉司として勤務していた。
県によると、2021年度に入庁し、2024年度から同センターに勤務。児童虐待などに関する相談や支援を担当していたという。
県は勤務態度について「まじめだった」と説明しており、これまで職場でトラブルなどは把握していなかったとしている。
事件があったとされる6月15日は朝から勤務し、通常より1時間早い午後4時15分に退勤していた。翌日以降も勤務上、目立った変化は確認されていなかったという。
副知事が幹部に訓示 県民の信頼回復求める
職員の逮捕を受け、愛媛県では26日、菅規行副知事が部長級の幹部職員に訓示した。
菅副知事は、子どもを守る立場にある職員が、守るべき子どもに対する行為で逮捕されたことについて、「事実であれば断じて許されるものではない」と述べた。
そのうえで、県民の信頼回復に向け、職員一人ひとりに綱紀粛正を徹底するよう求めた。
県は逮捕当日の25日にも会見を開き、事実確認を進めたうえで厳正に対処する方針を示している。
編集部まとめ
今回の続報では、谷本容疑者が容疑を否認したまま、検察への身柄送致に際して留置場から出ることを拒否し、警察が書類送検へ切り替えたという異例の経過が明らかになった。
一方、県は児童福祉行政を担う職員の逮捕を受け、幹部職員に綱紀粛正と再発防止を指示した。
現段階では容疑者側と警察側で年齢認識や行為の有無について主張が異なっており、刑事責任については今後の捜査と司法手続きで判断される。
週刊TAKAPI編集部/一条
特記事項
本記事は2026年8月26日時点で確認できる警察発表に基づく報道、愛媛県側の説明などを基に、8月25日の逮捕以降に判明した内容を加えて構成した続報記事です。
被害を申告した少女の氏名や詳しい年齢など、個人を特定する可能性がある情報は掲載していません。また、具体的な行為の詳細についても必要以上の記載を避けています。
谷本諒容疑者は容疑を否認しています。逮捕および書類送検は有罪が確定したことを意味するものではありません。
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