宮崎県日南市南郷町で9月3日、イセエビ漁に出た南郷漁協所属の漁船「新徳丸」が戻らず、乗っていた男性3人が海上で発見されました。
3人は救助されましたが、その後、全員の死亡が確認されました。漁船の船体は見つかっておらず、宮崎海上保安部が詳しい経緯を調べています。
午前2時ごろ目井津港を出港
新徳丸は0.9トンで、3日午前2時ごろ、乗組員3人を乗せて日南市の目井津港からイセエビ漁に出ました。
予定の時間になっても帰港しなかったため、乗組員の家族から漁協に連絡があり、午前7時50分ごろ、南郷漁協が宮崎海上保安部に「エビ網漁に出た漁船が戻ってきていない」と通報しました。
海上保安部や漁協などが捜索を開始し、僚船が午前8時35分ごろから9時24分ごろにかけて、日南市の外浦港沖で漂流していた男性3人を相次いで発見しました。
速報では「1人死亡・2人心肺停止」 その後3人の死亡確認
事故をめぐっては、発見直後から死亡確認まで情報が更新されました。
初期の速報では、3人はいずれも心肺停止状態で発見され、当初は「1人の死亡を確認、2人は心肺停止」と伝えられていました。
その後、消防と警察から3人全員の死亡が確認されたことが明らかになり、地元報道なども「3人死亡」に更新しています。
このため、本記事では最新の確認情報として「3人死亡」としています。
一部報道では船長は76歳
死亡した3人はいずれも新徳丸の乗組員です。このうち船長は76歳と伝えられています。
現時点で3人全員の氏名や詳しい属性について、確認できる公表情報は限られています。
新徳丸の船体は見つからず
宮崎海上保安部によると、乗組員3人が海上で発見された一方、新徳丸の船体は見つかっていません。
このため、新徳丸が転覆したのか、沈没したのかを含め、船に何が起きたのかは現時点では確定していません。
海上保安部が船体の捜索と事故原因の調査を進めています。
現場は波1メートル、うねり1.5メートル
宮崎海上保安部によると、3日朝の現場周辺では、波の高さが約1メートル、うねりが約1.5メートルだったということです。
日南市には2日午前から波浪注意報が出されていました。
一方、漁協関係者は地元報道の取材に「事故が起こるような天候ではなかった」と話しています。海況や天候が事故にどの程度影響したのかは判明していません。
編集部まとめ
新徳丸は9月3日午前2時ごろにイセエビ漁へ出港し、その後帰港せず、乗組員3人が外浦港沖で発見されました。速報段階では1人死亡・2人心肺停止と伝えられましたが、その後3人全員の死亡が確認されています。船体は依然として見つかっておらず、宮崎海上保安部が事故原因を調べています。
週刊TAKAPI編集部/一条
特記事項
本記事は2026年9月3日時点の宮崎海上保安部、消防、警察、南郷漁協への取材に基づく公開報道を確認して構成しています。死亡確認については速報段階から情報が更新されています。新徳丸の船体は現時点で発見されておらず、転覆・沈没を含む事故原因は確定していません。波やうねり、波浪注意報の情報は当時の海況を示すもので、事故との因果関係は確認されていません。
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