静岡県長泉町中土狩の道路で2026年9月2日夜、乗用車と自転車が衝突し、自転車に乗っていた22歳の男子大学生がけがをしたにもかかわらず車が現場から走り去った事件で、警察は3日、静岡県東部の県立高校に勤務する52歳の男をひき逃げなどの疑いで逮捕した。
一部報道によると、男は県立高校で「技能長」を務める職員。警察の調べに対し、容疑を認めている。男子大学生は左足などを打つ軽傷だった。
2日午後10時ごろ 出合い頭に自転車と衝突
事故があったのは9月2日午後10時ごろ。
警察によると、男は長泉町中土狩の道路で乗用車を運転中、自転車に乗っていた22歳の男子大学生と出合い頭に衝突した疑いが持たれている。
男子大学生は衝突で転倒し、左足などを打つ軽傷を負った。男は負傷者を救護するなどせず、そのまま現場から走り去ったとされる。
過失運転傷害とひき逃げの疑いで逮捕された男は三島市在住で、静岡県東部の県立高校に勤務している。一部報道では職名を「技能長」としている。
被害男性や目撃証言から男が浮上
逮捕に至るまでの捜査では、事故に遭った男性からの聞き取りや目撃証言などをもとに、警察が逃走した車両と運転していた人物を絞り込んだ。
別の報道では、防犯カメラや目撃情報などから車両を特定したとも伝えられている。複数の情報を積み重ねた結果、52歳の男が捜査線上に浮上し、3日の逮捕に至ったとみられる。
男は警察の調べに対して容疑を認めている。
なぜ現場を離れたのか 飲酒や同乗者の有無も捜査
現時点で、男が事故後にその場を離れた具体的な理由は明らかになっていない。
警察は事故発生時の状況に加え、飲酒していた可能性や同乗者の有無などについても調べ、衝突から現場を離れるまでの経緯を確認している。
勤務先となる県立高校の具体的な学校名は、公表された情報では明らかになっていない。
静岡県教育長「指導の一層の強化と徹底」
県立高校職員が逮捕されたことを受け、静岡県教育委員会の前澤綾子教育長は、教職員に対する指導を一層強化し、徹底するとの趣旨のコメントを出している。
静岡県教委は教職員の不祥事根絶に向けた取り組みの中で、「交通事犯・事故の削減」を重点施策の一つに掲げている。今回の逮捕を受け、県教委が事実関係をどのように確認し、職員への対応を判断するかも焦点となる。
現時点で、この職員に対する懲戒処分などは公表されていない。
編集部まとめ
今回の事件では、警察が被害男性の話や目撃証言などから車両と運転者を特定し、県立高校職員の男を逮捕した。
静岡県教委は以前から「交通事犯・事故の削減」を不祥事防止の重点項目に位置付けている。今後は刑事捜査の結果だけでなく、県教委による事実確認と処分判断が次の確認点となる。
週刊TAKAPI編集部/一条
特記事項
この記事は2026年9月3日時点の警察発表に基づく複数報道と、静岡県教育委員会の公開資料を基に構成しています。一部報道では逮捕された男の職名を「技能長」としています。男は容疑を認めているとされていますが、刑事責任が確定したものではありません。勤務する県立高校名は公表情報では確認されていません。
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