【埼玉】久喜署の男性巡査(30)を懲戒免職 大麻譲り受け未遂・所持・使用で起訴 「警察官になる前から使用」

埼玉県警が久喜警察署地域課の男性巡査を大麻の譲り受け未遂・所持・使用で懲戒免職としたニュースのアイキャッチ

埼玉県警は2026年9月3日、大麻の譲り受け未遂や所持、使用をしたとして、久喜警察署地域課に所属していた男性巡査(30)を懲戒免職とした。

巡査は千葉県警による捜査で逮捕・送検され、その後起訴されている。県警の調査に対しては「警察官になる前から使っていた」「SNSで買って一人で使っていた」とする趣旨の説明をしているという。

今回の事案は、2023年1月の大麻譲り受け未遂が捜査の端緒となり、その後、2026年8月の使用・所持も確認され、同年9月に懲戒免職となったもので、複数年にまたがる経緯を分けて見る必要がある。

2023年1月 SNSで知り合った相手に発送を依頼か

埼玉県警監察官室の説明によると、巡査は2023年1月26日、SNSで知り合った相手に大麻を発送するよう依頼し、埼玉県内の郵便局留めで受け取ろうとした疑いが持たれている。

しかし、巡査は荷物を受け取ることができなかった。

荷物は千葉県内から発送されており、郵便局側で返送できずに保管。その後、荷物を開封したところ植物片が見つかった。

千葉県警が調べた結果、大麻約1.856グラムと確認され、送り先などの捜査から巡査の関与が浮上したという。

2026年8月にも使用・所持か 自宅から約0.615グラム

2023年の譲り受け未遂とは別に、巡査は2026年8月3日、埼玉県内で大麻を使用し、翌4日にも所持していたとされる。

自宅の捜索では、巡査が8月3日にも大麻を使用したと説明し、新たに大麻約0.615グラムが見つかったという。

一連の捜査を受け、巡査は大麻の譲り受け未遂や所持、使用をめぐって逮捕・送検され、その後起訴された。

2023年1月の譲り受け未遂と、2026年8月の使用・所持は時期が大きく離れており、今回の懲戒処分はこれらを踏まえて2026年9月3日に行われた。

「警察官になる前から使っていた」本人が説明

巡査は県警の調査に対し、「警察官になる前から使っていた」「SNSで買って一人で使っていた」とする趣旨の説明をしている。

埼玉県警の調査では、勤務中に大麻を使用していた事実は確認されていない。

本人の供述に基づけば、警察官になる以前から大麻を使用していたことになるが、具体的にいつから使用していたのか、採用前後でどのような使用実態があったのかまでは公表されていない。

また、採用時に本人が薬物使用についてどのような申告をしていたのか、県警側が採用段階で何を確認していたのかも明らかになっていない。

埼玉県警が懲戒免職 首席監察官が謝罪

埼玉県警は9月3日付で男性巡査を懲戒免職とした。

斎藤克也首席監察官は、捜査と調査の結果を踏まえて厳正に処分したと説明し、「県民の皆さまに深くおわびする」と謝罪。職員に対する職務倫理教育を徹底し、信頼回復に努めるとしている。

今回確認された大麻の使用は私生活上のもので、職務中の使用は確認されていない。一方、警察官が違法薬物をめぐる事件で起訴されたことを受け、県警は最も重い懲戒処分となる免職とした。

採用前からの使用供述 県警の確認体制も今後の焦点

今回の事案で残る確認点の一つが、巡査による「警察官になる前から使っていた」との供述だ。

この供述が事実であれば、採用以前から大麻使用があったことになる。ただし、県警が採用時に把握可能な事情があったのか、本人から申告があったのかなどは公表されておらず、現段階で採用審査そのものに問題があったと判断することはできない。

今後、県警が今回の事案を採用時の確認や採用後の服務管理にどう反映するのかも確認点となる。

編集部まとめ

今回の事案は、2023年1月の大麻譲り受け未遂を端緒に捜査が進み、2026年8月の使用・所持も確認された上で、9月3日の懲戒免職に至った。

男性巡査は「警察官になる前から使っていた」と説明しているが、使用開始時期や採用時の確認状況などは明らかになっていない。

刑事裁判の行方とともに、県警が今回の事案を採用・服務管理の検証にどうつなげるかが今後の焦点となる。

週刊TAKAPI編集部/一条

特記事項

この記事は2026年9月3日時点で埼玉県警監察官室が明らかにした内容などを基に構成しています。

2023年1月26日の大麻譲り受け未遂と、2026年8月の使用・所持は別の時期の行為です。男性巡査はこれらをめぐって起訴されていますが、有罪判決が確定したものではありません。

「警察官になる前から使っていた」との内容は本人が県警の調査に説明したとされる供述であり、採用前からの具体的な使用実態や採用時の確認状況は公表されていません。

情報提供募集

各種ご相談、情報提供、現地写真・動画、関係者からの証言などをお持ちの方は、メール(info@108takapi.jp)、各種SNSのDM、または公式LINEまでお寄せください。週刊TAKAPI編集部が内容を確認のうえ、取材・報道の参考とさせていただきます。

リアルタイム
サイト訪問者数
45

コメント

0件

まだコメントはありません。最初のコメントを投稿してみませんか。

コメントを投稿する

名前は空欄でも投稿できます。その場合は「匿名」と表示されます。