愛知県警新城警察署は9月12日、新城市内で長男を名乗る男から不審な電話があったとして注意を呼びかけた。
警察の配信記録によると、電話があったのは同日午前10時ごろ。新城市内の住民宅に男から電話があり、長男を装って「風邪をひいて調子が悪い」と話したという。
新城署は午前11時25分に注意喚起を配信した。
現時点で確認されているのは、この不審電話の内容まで。金銭の要求や振り込み、現金の受け渡しなど、実際の被害が発生したとの情報は確認されていない。
「風邪をひいた」 親族なりすまし型で使われる言葉
息子や孫などを装う特殊詐欺では、電話の冒頭で「風邪をひいた」「喉の調子が悪い」などと話し、本人と声が違うことへの違和感を持たれにくくする手口が知られている。
その後、「電話番号が変わった」「携帯電話をなくした」などと説明し、別の連絡先を伝えたうえで金銭の要求につなげるケースもある。
ただし、今回の電話がその後どこまで進んだのかは、警察が公開した情報からは分かっていない。
このため、今回の事案について「現金を要求された」「オレオレ詐欺の被害が発生した」とまでは断定できない。
新城市でも特殊詐欺の前兆電話に注意
新城市では、警察から寄せられる特殊詐欺の前兆電話などの情報を地域防犯情報として発信し、市民に注意を呼びかけている。
これまでにも、市役所職員や警察官などを装う電話をはじめ、さまざまななりすまし型の手口への注意喚起が続いている。
今回確認されたのは公的機関を名乗るタイプではなく、「長男」を装う親族なりすまし型の不審電話だった。
犯人側が名乗る相手や話の内容が変わっても、電話だけで本人だと判断しないことが重要になる。
家族本人の「いつもの番号」に掛け直す
家族を名乗る電話であっても、声や話し方、電話番号に違和感がある場合は、一度通話を切る必要がある。
確認する際は、電話をかけてきた相手から新たに教えられた番号ではなく、以前から登録している本人の電話番号に掛け直す方法が有効だ。
本人と連絡が取れない場合でも、別の家族に確認するなど、電話の相手だけとのやり取りで判断しないことが被害防止につながる。
固定電話については、留守番電話機能や迷惑電話防止機能を活用し、知らない番号からの電話に直接出ないことも対策の一つとなる。
編集部まとめ
新城市内で9月12日午前10時ごろ、長男を名乗る男から「風邪をひいて調子が悪い」とする不審電話が確認され、新城署が午前11時25分に注意を呼びかけた。
今回公表されているのは電話の内容までで、金銭要求や実被害は確認されていない。家族を名乗る電話でも、その場で信用せず、普段から使用している連絡先で本人を確認することが重要だ。
週刊TAKAPI 編集部
特記事項
本記事は2026年9月12日に新城警察署が配信した注意喚起などを基に構成しています。不審電話は午前10時ごろ、警察の注意喚起は午前11時25分で、発生時刻と公表時刻を区別しています。町名、電話を受けた人の年齢・性別、金銭要求や実被害は確認されていません。
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