愛知県一宮市で2026年7月、休日に市内を移動していた中学2年の男子生徒を別の中学校に勤務する20代女性教員が叱責し、私物のスマートフォンで顔写真を撮影していたことが分かった。
男子生徒はその後、睡眠障害と不安障害と診断されたとされ、女性教員は傷害の疑いで書類送検されている。
女性教員と男子生徒に面識はなく、勤務校も別だった。
一方、一宮市教育委員会は女性教員の対応について、**「服務規律違反とは捉えておらず、適切な指導をした」**との見解を示している。
休日、他校の中2男子を叱責
問題となったのは2026年7月の休日。
男子生徒は、部活動の大会に出場する友人を応援するため、市内の競技場へ向かっていたという。
その際、女性教員が、男子生徒がヘルメットを着けずに自転車に乗っていたことを理由に声をかけ、叱責したとされる。
女性教員は別の中学校に勤務しており、男子生徒とは面識がなかった。
私物スマホで顔写真を撮影
女性教員は叱責した際、私物のスマートフォンを取り出し、男子生徒の顔写真を撮影したとされる。
なぜ顔写真を撮影する必要があったのか、写真をその後どのように保管・使用したのか、削除されたのかについては、現時点の公開情報では明らかになっていない。
男子生徒の母親は、撮影された写真がどこかへ投稿されるのではないかとの不安を抱いたと説明している。
生徒は睡眠障害・不安障害と診断
母親によると、男子生徒は大勢の前で叱責され、突然写真を撮影されたことを受け、精神状態が不安定になったという。
その後、医療機関で睡眠障害と不安障害と診断されたとされる。
ただし、診断があったことと、女性教員の行為が医学的・法的に症状の原因と確定したことは同じではない。
今回、女性教員は傷害の疑いで書類送検されているが、起訴・不起訴や、刑事責任についての最終判断はまだ確認できていない。
学校は当初謝罪 その後「やむをえなかった」
公開情報では、学校側は当初、生徒側に対し、女性教員の行為について「軽率だった」とする趣旨で謝罪したとされる。
その後、学校側は対応について「やむをえなかった」とする趣旨の説明へ変更したという。
なぜ説明が変わったのか、市教委との協議があったのか、学校内でどのような事実確認が行われたのかについては明らかになっていない。
専門家「他校生徒への指導として踏み込みすぎ」
不適切指導の問題に詳しい大学教授は、ヘルメット着用を促すこと自体は大人として考えられる対応だとしながらも、他校の生徒を叱責し、さらに顔写真まで撮影したことについては、教員としての指導の範囲を超えているとの見方を示している。
今回の男子生徒は女性教員の勤務校の生徒ではなく、大会に参加する友人を応援するため会場へ向かっていたとされる。
写真撮影に使用した端末も、私物のスマートフォンだった。
市教委「服務規律違反ではない」「適切な指導」
一方、一宮市教育委員会は今回の女性教員の対応について、
「服務規律違反とは捉えておらず、適切な指導をした」
との見解を示している。
女性教員は傷害容疑で書類送検されている一方、市教委は現時点で教員としての対応を「適切」と評価していることになる。
ただし、書類送検後の検察判断や、教員に対する懲戒処分・訓告などの内部措置の有無については、今回確認できた情報では明らかになっていない。
編集部まとめ
一宮市で、別の中学校に勤務する20代女性教員が、休日に他校の中学2年男子を叱責し、私物スマートフォンで顔写真を撮影した。
男子生徒はその後、睡眠障害と不安障害と診断され、女性教員は傷害容疑で書類送検されている。一方、市教委は「服務規律違反とは捉えておらず、適切な指導」としている。
週刊TAKAPI編集部/成田
特記事項
本記事は2026年9月17日時点の公開情報を基に、事実関係を整理して構成しています。
男子生徒および女性教員の氏名、学校名など、個人の特定につながる情報は掲載していません。
女性教員は傷害の「疑い」で書類送検された段階であり、書類送検は起訴や有罪確定を意味しません。
また、男子生徒が睡眠障害・不安障害と診断されたことは確認されていますが、女性教員の行為と診断結果との因果関係について、本記事で独自に医学的・法的判断はしていません。
一宮市教育委員会の「適切な指導」との見解は現時点の行政側コメントであり、今後の検察判断や懲戒・内部措置とは別に扱う必要があります。
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