【新潟】「宿泊費を盗まれた」と虚偽説明 インターハイ女子選手2人の費用など9万2850円横領 新潟西高顧問を懲戒免職

新潟西高校のソフトテニス部顧問だった30歳講師がインターハイ出場女子選手2人の宿泊費など計9万2850円を横領し懲戒免職となった事案を伝える週刊TAKAPIの報道アイキャッチ

新潟県教育委員会は、生徒から預かった部活動の徴収金など計9万2850円を横領したとして、県立新潟西高校の講師でソフトテニス部顧問だった桒原瑠星氏(30)を9月17日付で懲戒免職とした。

県教委が公式に公表した処分理由は「信用失墜行為(横領)」。

その後の公開情報から、横領したとされる金には、インターハイに出場する女子選手2人の宿泊費や生徒会からの補助金などが含まれていたことが判明した。

さらに、遠征先では「宿泊費と自分のお金が盗まれた」とする趣旨の説明をし、別の顧問が選手2人と本人の宿泊費を立て替えていたことも明らかになっている。

インターハイ出場の女子選手2人から宿泊費を徴収

県教委によると、桒原氏は2026年7月中旬ごろ、顧問を務めていた部活動で生徒から預かっていた徴収金など計9万2850円を私的に使用したとしている。

公開情報では、この中に京都府で開催されたインターハイへ出場する女子選手2人から集めた宿泊費や、生徒会から支給された補助金などが含まれていたとされる。

桒原氏は、部活動の顧問として生徒の大会参加に伴う金銭を管理する立場にあった。

県教委は一連の行為を「信用失墜行為(横領)」と認定し、懲戒免職とした。

伊丹空港到着後「宿泊費を盗まれた」

公開情報によると、桒原氏は7月31日、インターハイ参加のため新潟空港から大阪・伊丹空港へ移動した。

到着後、同行していた別の男性顧問に対し、宿泊費と自身の金銭が盗まれたとする趣旨の説明をしたという。

この説明を受け、男性顧問が女子選手2人と桒原氏本人の宿泊費を立て替えたとされる。

しかし、大会を終えて新潟へ戻った後も立て替え金が返されなかったことから、男性顧問が学校管理職へ相談した。

横領そのものだけでなく、その後に盗難被害を装う説明をしていたとされる点が、今回の事案の特徴となっている。

学校側が警察への相談促す その後、私的流用認める

学校側は桒原氏に対し、金銭を盗まれたのであれば警察へ相談するよう促した。

公開報道によると、その相談過程で説明に不自然な点があると指摘されたとされる。

その後、校長が改めて事情を確認したところ、桒原氏は「盗まれた」とする説明が事実ではなかったことを認め、預かっていた金銭を私的に使用したと説明したという。

県教委の公式資料では横領の事実が処分理由として公表されている一方、こうした発覚までの詳しい経緯は、その後の公開情報で明らかになった。

車の修理や飲食で借金 債務整理の相談費用などに使用

公開情報では、桒原氏は車の修理代や飲食代などで借金を抱えていたとされる。

横領したとされる金については、債務整理をめぐる弁護士への相談費用などに充てたという。

ただし、9万2850円の全額について一つ一つの具体的な使途が公表されているわけではない。

県教委が懲戒処分の対象として認定しているのは、生徒からの徴収金など計9万2850円を横領した行為だ。

県教委は「信用失墜行為(横領)」で懲戒免職

県教委は桒原氏について、「信用失墜行為(横領)」として免職処分とした。

今回の事案では、生徒から預かった大会関係の金銭などを私的に使用したことに加え、その後「盗まれた」とする事実と異なる説明をしていたとされる。

別の顧問が女子選手2人と本人の宿泊費を立て替える事態にもなった。

県教委が公表した懲戒処分は、こうした学校教育への信頼を損なう行為を対象としたものとなる。

刑事手続は現時点で確認されず

今回確認されているのは、新潟県教育委員会による懲戒免職処分だ。

学校側から警察への相談を促された経緯は報じられているが、桒原氏について逮捕、書類送検、起訴、不起訴などの刑事手続が行われたとの公表情報は、現時点では確認できていない。

懲戒処分と刑事責任は別の手続きであり、警察への相談があったことだけで刑事事件として立件されたとみることはできない。

編集部まとめ

新潟西高校のソフトテニス部顧問だった桒原瑠星氏(30)は、インターハイに出場する女子選手2人の宿泊費や生徒会補助金などを含む計9万2850円を横領したとして懲戒免職となった。

その後の公開情報では、遠征先で「宿泊費などを盗まれた」と虚偽の説明をし、別の顧問が宿泊費を立て替えていたことも判明した。県教委は一連の行為を「信用失墜行為(横領)」として処分しており、現時点で刑事手続は確認されていない。

週刊TAKAPI編集部/成田

特記事項

この記事は、新潟県教育委員会が2026年9月17日に公表した懲戒処分資料と、9月25日までに確認できた公開情報を照合して構成しています。

県教委は、桒原瑠星氏について、生徒からの徴収金など計9万2850円を横領したとして「信用失墜行為(横領)」で懲戒免職としています。

インターハイに出場する女子選手2人の宿泊費、生徒会補助金、遠征先での盗難を装った説明、別の顧問による宿泊費の立て替え、横領金の使途などは、その後の公開情報で明らかになった内容です。

公開情報には、桒原氏が横領認定額を上回る計10万7700円を返済したとするものもありますが、9万2850円との差額の内訳は確認できていないため、本文では扱っていません。

逮捕、書類送検、起訴・不起訴などの刑事手続については、現時点で確認できていません。

Q新潟西高校で何があった?
Aソフトテニス部顧問だった30歳講師が、生徒から預かっていた金銭など計9万2850円を横領したとして懲戒免職となりました。
Q横領された金には何が含まれていた?
Aインターハイに出場する女子選手2人の宿泊費や、生徒会からの補助金などが含まれていたとされています。
Qどのように発覚した?
A遠征先で宿泊費などを盗まれたと説明し、別の顧問が宿泊費を立て替えましたが、帰県後も返金されず学校管理職への相談につながりました。その後、本人が私的流用を認めたとされています。
Q横領した金は何に使った?
A公開情報では、債務整理をめぐる弁護士への相談費用などに充てたとされています。ただし、9万2850円全額の具体的な使途が公表されているわけではありません。
Q刑事事件になっている?
A現時点で、逮捕、書類送検、起訴・不起訴などの刑事手続が行われたとの公表情報は確認されていません。

コメント

0件

まだコメントはありません。最初のコメントを投稿してみませんか。

コメントを投稿する

名前は空欄でも投稿できます。その場合は「匿名」と表示されます。