長野県大町市のJR大糸線・花見踏切で4日午後、踏切内を歩いていた15歳の男子中学生が特急列車にはねられ、搬送先の病院で死亡した。
現場の花見踏切には、列車の接近を知らせる警報機も、道路を閉鎖する遮断機も設置されていなかった。遮断機と警報機の双方がない踏切は「第4種踏切」と呼ばれる。
警察は、中学生が踏切内に入った経緯や列車接近時の状況などを確認し、事故原因を詳しく調べている。
午後3時45分ごろ 踏切内を歩いていた15歳中学生
事故があったのは4日午後3時45分ごろ、大町市大町にあるJR大糸線の花見踏切。
警察によると、大町市に住む15歳の男子中学生が踏切内を歩いていたところ、特急列車にはねられた。
中学生は松本市内の病院へ搬送されたが、午後5時10分ごろ、死亡が確認された。
死因は多発外傷と頭部外傷だった。
事故発生から死亡確認までは約1時間25分だった。
乗客44人、乗員2人にけがなし
事故当時、特急列車には乗客44人と乗員2人が乗っていたが、いずれもけがはなかった。
事故の影響で列車は現場付近に約2時間40分停車した。
警察は列車の運行状況や現場の状況などを確認し、事故に至った詳しい経緯を調べている。
遮断機も警報機もない「第4種踏切」
今回の事故で重要な点の一つが、現場となった花見踏切の設備だ。
花見踏切には遮断機も警報機も設置されていなかった。
こうした踏切は「第4種踏切」と分類される。
一般的な踏切では、列車の接近に合わせて警報音や点滅灯で通行者に知らせ、遮断機によって道路側の通行を止める。一方、第4種踏切にはこれらの設備がない。
ただし、今回の事故について、遮断機や警報機がなかったことと事故発生との直接的な因果関係は現時点で明らかになっていない。
第4種踏切は全国的にも安全対策が課題
遮断機と警報機が設置されていない第4種踏切については、国も安全性の向上を課題として位置付けている。
これまで、踏切の統廃合や遮断機・警報機の設置による安全対策が進められてきた。
一方で、第4種踏切は現在も全国各地に残っている。
今回の事故を受け、花見踏切について設備面の安全対策が今後検討されるかどうかについては、現時点で明らかになっていない。
中学生が踏切内に入った経緯を捜査
現時点で最も重要なのは、中学生がどのような状況で踏切内を歩いていたのかという点だ。
列車が接近した際、中学生がどの位置にいたのか、列車側からいつ中学生を確認したのかなど、事故の具体的な状況はまだ明らかになっていない。
警察は現場の状況や列車の運行状況などを調べ、事故原因の特定を進めている。
中学生が列車の接近に気付いていたかどうかなどについても、現段階で断定できる情報はない。
編集部まとめ
長野県大町市のJR大糸線・花見踏切で、15歳の男子中学生が特急列車にはねられ死亡した。
事故は4日午後3時45分ごろ発生し、中学生は松本市内の病院へ搬送されたが、午後5時10分ごろ、多発外傷と頭部外傷により死亡が確認された。
列車の乗客44人と乗員2人にけがはなかった。
現場は、遮断機も警報機も設置されていない「第4種踏切」だった。
ただし、踏切設備と今回の事故との因果関係は現時点で明らかになっていない。警察は中学生が踏切内に入った経緯や列車接近時の状況などを調べ、事故原因の特定を進めている。
週刊TAKAPIでは、今後も警察や関係機関の発表を確認し、事故原因と踏切の安全対策について検証を続ける。
週刊TAKAPI 編集部/成田
特記事項
この記事は2026年10月5日午前0時40分時点で確認できた警察発表を基にした事故情報と、踏切設備に関する公的情報を基に構成しています。
死亡した男子中学生は15歳の未成年であるため、氏名など個人を特定する情報は記載していません。
事故原因は警察が調査中です。遮断機や警報機が設置されていなかったことと、今回の事故との直接的な因果関係については現時点で確定していません。

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