福島県教育委員会は10月9日、スーパーマーケットで別の商品に貼られていた値引き後の価格シールをトウモロコシに貼り替え、本来より安い金額で購入したとして、いわき地区の県立高校に勤務する50代の女性教諭を停職3カ月の懲戒処分にした。
県教委などによると、女性教諭は2026年7月、いわき市内のスーパーで、豆腐に貼られていた販売価格「60円」のシールをはがし、約300円のトウモロコシに貼り替えて購入した。県教委の聞き取りに行為を認め、「安く買いたかった」と説明したという。
女性教諭は過去にも同様の行為をした趣旨の説明をしているが、具体的な回数や時期、金額は明らかになっていない。県内の教職員に対する2026年度の懲戒処分は、今回で8件目となった。
豆腐の「60円」シールを約300円のトウモロコシへ
県教委によると、女性教諭は7月、いわき市内のスーパーマーケットで買い物をしていた際、豆腐に貼られていた値引き後の販売価格60円を示すシールをはがした。
そのシールを約300円で販売されていたトウモロコシに貼り替え、本来の販売価格より安い金額で購入したという。
ここでいう「60円」は値引き額ではなく、豆腐に表示されていた値引き後の販売価格だった。
店舗側から警察への相談をきっかけに事案が明らかになり、その後、学校や県教委も事実関係を把握した。
「安く買いたかった」 県教委の聞き取りに行為認める
女性教諭は県教委の聞き取りに、シールを貼り替えて商品を購入したことを認めた。
動機については「安く買いたかった」と説明しているという。また、今回の行為を反省するとともに、過去にも同様のことをした趣旨の説明をしている。
ただ、過去の行為について、いつ、何回行ったのか、どの程度の金額だったのかなど具体的な内容は公表されていない。
県教委が今回の懲戒処分を決める際、過去の行為をどこまで事実として確認したのかについても、現時点で詳しい説明は出ていない。
10月9日付で停職3カ月
福島県教育委員会は、今回の行為について事実関係を確認したうえで、女性教諭を10月9日付で停職3カ月の懲戒処分とした。
問題となった行為は勤務時間外に起きたものだが、県教委は教職員としての信用を損なう非違行為として処分した。
約300円の商品を60円で購入したとされる事案で、差額自体は大きくない。一方、県教委は金額だけではなく、不正な方法で商品を購入した行為そのものを踏まえて処分を判断したとみられる。
今年度の懲戒処分は8件目 前年同時期より5件増
県教委によると、2026年度に入ってから県内の教職員に対する懲戒処分は、今回で8件目となった。
前年の同じ時期と比べると5件多い。
県教委は教職員の不祥事根絶に向けた取り組みを進めている中で今回の事案が発生したことを重く受け止め、服務規律の徹底を改めて進めるとしている。
編集部まとめ
福島県教育委員会は10月9日、いわき地区の県立高校に勤務する50代の女性教諭を停職3カ月の懲戒処分にした。
女性教諭は7月、いわき市内のスーパーで、豆腐に貼られていた販売価格60円のシールを約300円のトウモロコシへ貼り替え、本来より安く購入したとされる。
県教委の聞き取りに行為を認め、「安く買いたかった」と説明したほか、過去にも同様の行為をした趣旨の話をしている。ただし、過去の行為の回数や時期、金額などは明らかになっていない。
県内の教職員に対する今年度の懲戒処分は今回で8件目となり、前年同時期を5件上回った。
週刊TAKAPI 編集部/一条
特記事項
本記事は2026年10月12日時点で確認されている福島県教育委員会の公表内容と複数の報道をもとに構成しています。
「60円」は値引き額ではなく、豆腐に貼られていた値引き後の販売価格です。トウモロコシは約300円とされています。
女性教諭は今回のシール貼り替えについて事実関係を認めています。一方、過去にも同様の行為をしたとの説明について、具体的な時期、回数、金額は明らかになっていません。

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