【愛知・新城】侵入盗が前年の2倍超、9月末までに13件 千郷校区で7件、県全体の減少傾向と逆行

愛知県新城市の侵入盗が2026年9月末までに13件となり、前年同期の2倍超に増加。千郷校区で7件確認されたことを伝える新城市役所の庁舎を背景とした報道画像

愛知県新城市で、住宅や店舗などに侵入して金品を盗む「侵入盗」が増えている。愛知県警の犯罪統計によると、新城警察署管内では2026年1〜9月に13件が発生。前年同期の6件から7件増え、約2.2倍となった。

校区別では千郷校区が7件で、管内全体の半数以上を占めた。

一方、愛知県全体の侵入盗は前年同期より約18%減少しており、新城市は県全体と異なる傾向を示している。

こうした状況を受け、新城署は10月19日、新城市野田のバロー新城店で防犯キャンペーンを実施し、市民に警戒を呼びかけた。

侵入盗13件、前年同期から117%増 千郷校区で7件

愛知県警が公表した9月末までの校区別犯罪統計によると、新城署管内の侵入盗は13件。前年同期の6件から7件増え、増加率は約117%となった。

校区別で最も多かったのは千郷校区の7件。新城、東郷西、八名、庭野、鳳来寺、鳳来東の6校区でも、それぞれ1件が確認されている。

8月末の統計では千郷校区が5件だったが、9月末の統計では7件に増加。東郷西校区も0件から1件となった。

なお、これらは累計統計の差であり、追加された事件の正確な発生日までは確認できていない。

千郷校区に被害が偏っている一方、それぞれの事件が同一人物による犯行かどうかは明らかになっていない。

住宅への侵入盗は4件で横ばい 住宅以外の被害が目立つ

今回の統計で注意したいのは、侵入盗13件すべてが住宅を狙った事件ではない点だ。

侵入盗には、留守宅への空き巣のほか、店舗や会社事務所などへの侵入も含まれる。

新城署管内で9月末までに確認された住宅対象の侵入盗は4件。前年同期も4件で、件数に変化はなかった。

千郷校区でも、侵入盗7件のうち住宅対象は1件にとどまる。

残る6件は住宅対象に分類されていないが、店舗や事務所など、具体的にどのような建物が狙われたかは公表統計からは分からない。

住宅被害が急増しているわけではなく、住宅以外を含む侵入盗全体が増えていることが、今回の数字から読み取れる。

愛知県全体は18.2%減少 新城市は逆の動き

県警の同じ9月末統計では、愛知県全体の侵入盗は2,232件だった。前年同期の2,728件から496件減少し、減少率は18.2%となっている。

県全体では減少が進む一方、新城署管内では6件から13件へ増加した。

ただし、もともとの件数が少ない地域では、数件の増減でも増加率が大きくなる。今回の117%増という数字だけで、地域全体の治安が大幅に悪化したと判断することはできない。

被害がどのような建物で、どの時間帯に起きたのか。地域の実態を把握するには、個別の発生状況も重要になる。

バロー新城店で防犯活動 窓の補助錠など呼びかけ

新城署は19日、新城市野田のバロー新城店で侵入盗被害防止キャンペーンを行った。

参加したのは署員のほか、新城市役所、東三河総局新城設楽振興事務所、防犯協会連合会の職員ら計9人。

買い物客に啓発チラシや啓発品を配り、窓への補助錠の取り付けなどを呼びかけた。

県警は住宅への侵入盗対策として、短時間の外出でも施錠すること、在宅中も玄関や窓の鍵をかけること、防犯ガラスや警報装置を活用することを推奨している。

店舗や事務所に対しては、閉店後や休日に現金を残さないことや、出入口の二重ロック、防犯カメラなどの設置を求めている。

今回の新城市内の事件について、無施錠だった建物の数や具体的な侵入経路は確認できていない。

編集部まとめ

新城署管内の侵入盗は9月末までに13件となり、前年同期の2倍を超えた。特に千郷校区では7件が確認され、全体の半数以上を占めている。

注目されるのは、住宅対象の侵入盗が前年と同じ4件だった点だ。増加したのは住宅以外を含む侵入盗であり、店舗や事務所なども視野に入れた防犯対策が欠かせない。

県全体では侵入盗が減少しているだけに、新城市で増加した背景について、被害建物の種類や発生時間帯、侵入手口などの確認が求められる。

特記事項

本記事は2026年10月20日までに確認した愛知県警の2026年1〜9月の犯罪発生統計、新城市の防犯啓発資料、10月19日の新城署による防犯活動に関する情報に基づいて構成した。

侵入盗13件、前年同期6件、千郷校区7件、住宅対象4件は、いずれも9月末までの暫定統計による。10月20日現在の発生件数を示すものではない。

県警統計は今後修正される可能性がある。

個別事件の被害施設、侵入手口、被害額、検挙状況については確認できておらず、複数の事件が同一人物による犯行だったと断定するものではない。

週刊TAKAPI 編集部/黒木

Q新城市では2026年に侵入盗が何件発生していますか?
A愛知県警の2026年1〜9月の犯罪統計では、新城署管内で13件が確認されています。前年同期の6件から7件増え、約2.2倍となりました。
Q新城市で侵入盗が最も多い地域はどこですか?
A2026年9月末までの統計では千郷校区が7件で最も多く、新城署管内全体の半数以上を占めています。
Q千郷校区の7件はすべて住宅への空き巣ですか?
Aいいえ。7件のうち住宅対象は1件です。残る6件は住宅対象に分類されていませんが、具体的な被害施設の種類までは確認できていません。
Q愛知県全体でも侵入盗は増えていますか?
Aいいえ。愛知県全体では2026年1〜9月の侵入盗が2,232件となり、前年同期から18.2%減少しています。新城署管内では逆に増加しています。
Q新城警察署はどのような侵入盗対策を呼びかけていますか?
A窓への補助錠の取り付けなどを呼びかけています。県警は、住宅の施錠徹底に加え、店舗や事務所での現金保管を避けることや、防犯カメラ、警報装置の活用も推奨しています。

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