横浜市金沢区の東京湾で19日朝、スタンドアップパドルボード(SUP)をしていた20歳の男子大学生が海に転落し、死亡する事故があった。男子大学生は大学のサークル活動で友人らと海を訪れていたが、救命胴衣を着用していなかったという。警察と横浜海上保安部が、転落した状況や事故の原因を調べている。
八景島大橋の南側で海に転落
事故があったのは、横浜市金沢区にある八景島大橋の南側海域。
19日午前8時ごろ、近くにいた釣り人から「20代の男性がSUP中に海へ落ち、溺れている」と119番通報があった。
横浜海上保安部や横浜市消防局などが周辺海域を捜索し、通報から約2時間半後の午前10時半ごろ、ダイバーが海中に沈んでいた男性を発見した。
男性は心肺停止の状態で病院へ搬送されたが、その後、死亡が確認された。亡くなったのは横浜市内に住む20歳の男子大学生だった。事故発生直後の段階では重症と報じられていたが、その後、死亡が確認された。
サークル仲間8人とSUP 転落音に気づく
男子大学生は当時、大学のサークル活動で友人ら8人とともにSUPを楽しんでいたという。
知人が海への転落音に気づき、周辺を捜したものの男性を発見できなかった。近くにいた釣り人が異変を知り、消防へ通報したとみられる。
横浜海上保安部によると、男子大学生は救命胴衣を着用していなかった。
当時の海上は風速約3メートルで、風浪はほとんどなく、比較的穏やかな状態だったという。波が目立って高い状況ではなかったことから、警察と海上保安部は、男性がどのような状況でボードから転落したのかを詳しく調べている。
穏やかな海でも転落後に重大事故へ
SUPは、ボードの上に立ち、パドルを使って水面を進むマリンレジャー。海や湖で気軽に楽しめる一方、バランスを崩して水中へ転落する危険がある。
見た目には穏やかな海でも、転落時の衝撃や体調の急変、潮の流れなどが重なると、自力でボードへ戻れなくなる可能性がある。救命胴衣を着用していない場合は、転落後に水面へ浮き続けることが難しくなり、救助が遅れるおそれもある。
海上保安当局は、SUPを含むマリンレジャーでは救命胴衣を着用し、出発前に天候や風、波、潮流を確認するよう呼びかけている。また、単独行動を避け、周囲と互いの位置や状態を継続して確認することも重要としている。
警察と横浜海上保安部は、同行していた友人らから話を聴くなどして、事故に至った詳しい経緯を調べている。
編集部まとめ
今回の事故では、比較的穏やかな海上でSUPをしていた20歳の男子大学生が転落し、命を落とした。救命胴衣を着用していなかったことが確認されており、転落後に発見まで約2時間半を要した。海の状態が穏やかに見えても、転落や体調変化によって重大事故につながる危険は消えない。救命胴衣の着用と、同行者同士で常に位置を確認できる体制が不可欠となる。
週刊TAKAPI編集部/成田
特記事項:本記事は消防、海上保安当局の発表および各社報道をもとに構成しています。事故原因や転落時の詳しい状況については、警察と横浜海上保安部が調査を続けています。
金沢八景のSUP事故 20歳大学生が死亡、救命胴衣は未着用
横浜市金沢区の八景島大橋南側海域で19日朝、大学のサークル仲間とSUPをしていた20歳の男子大学生が海に転落し、死亡しました。男性は救命胴衣を着用しておらず、通報から約2時間半後に心肺停止の状態で発見されました。当時の海は比較的穏やかだったとされ、警察と横浜海上保安部が転落時の状況や事故の詳しい経緯を調べています。
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