「買うのが恥ずかしかった」という理由で、教員としての職まで失った。
滋賀県教育委員会は2025年7月23日、東近江市内のコンビニエンスストアで避妊具を繰り返し盗んだとして、県立甲良養護学校に勤務していた37歳の男性教諭を懲戒免職処分にした。
男性教諭は学校側の聞き取りに対し、「レジに出すのが恥ずかしかった」と説明したという。
同じコンビニで4回 被害総額は2028円
県教委によると、男性教諭は2024年8月19日から2025年5月14日までの間、滋賀県東近江市内の同じコンビニで、避妊具を計4回盗んだ。
被害総額は2028円だった。
問題は金額ではない。一度の出来心で終わらず、約9か月の間に同じ店で窃盗を繰り返していたことだ。
「レジに出すのが恥ずかしかった」
男性教諭は、避妊具を盗んだ理由について「レジに出すのが恥ずかしかった」といった趣旨の説明をしたとされる。
しかし、購入時に気まずさを感じたとしても、代金を払わずに持ち去る理由にはならない。
最初の万引きが発覚しなかったことで、同じ行為を繰り返すようになったとみられている。4回に及んだ時点で、単なる衝動では片付けられない。
警察からの連絡で発覚 窃盗容疑で書類送検
男性教諭には2025年5月18日、滋賀県警東近江署から連絡が入った。
翌19日の事情聴取で窃盗を認め、その後、窃盗容疑で書類送検されたという。
男性教諭は県教委の調査に対し、「自分勝手な行動で多大な迷惑をかけてしまった。一からやり直したい」と話している。
児童生徒を指導する立場で失った信用
男性教諭が勤務していたのは、県立甲良養護学校だった。
今回の窃盗は学校内で起きたものではなく、児童生徒が被害を受けた事案でもない。
それでも、法令や社会のルールを教える立場の教員が、同じ店舗で窃盗を重ねた責任は重い。県教委は、教育公務員としての信用を著しく損なったと判断し、懲戒免職とした。
同じ日に別の教員2人も懲戒免職
滋賀県教委は同日、別の男性教員2人についても懲戒免職処分を発表した。
長浜市立長浜北小学校の28歳男性教諭は、学校の女性用トイレに侵入し、個室内の女性職員を撮影しようとしたとされる行為で処分された。
長浜市立北中学校の49歳男性教諭は、飲酒運転で物損事故を起こしたとして懲戒免職となった。
1日に3人の教員が免職となる事態に、県教委は被害者や児童生徒、保護者、県民に謝罪した。
恥ずかしさから逃げ、教員の職を失う結果に
避妊具を購入する際に抵抗を感じる人はいるかもしれない。
だが、その気まずさと窃盗は別問題だ。購入方法を選ぶ余地がある中で、男性教諭は代金を払わず、同じ行為を4回繰り返した。
「買うのが恥ずかしかった」という説明は、本人の都合にすぎない。その結果、店舗に被害を与え、自身の信用と教員としての立場を失った。
編集部まとめ
滋賀県立甲良養護学校に勤務していた37歳の男性教諭が、同じコンビニで避妊具を4回盗み、懲戒免職処分を受けた。
被害総額は2028円だったが、処分の重さを決めたのは金額ではない。約9か月にわたって窃盗を繰り返したことと、教育公務員としての信用を自ら失った事実だ。
「レジに出すのが恥ずかしかった」という理由で避けたはずの気まずさは、懲戒免職という、はるかに重い結末となって返ってきた。
「買う恥ずかしさ」が招いた懲戒免職
滋賀県立甲良養護学校に勤務していた37歳の男性教諭は、約9か月の間に同じコンビニで避妊具を4回盗み、懲戒免職処分を受けた。被害総額は2028円だったが、県教委は金額ではなく、窃盗を繰り返した反復性と教育公務員としての信用失墜を重く判断した。教諭が語った「レジに出すのが恥ずかしかった」という理由は、窃盗を正当化するものではなく、結果として教員としての立場を失う重い代償につながった。
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