愛知県豊橋市を代表する老舗うどん店といえば、「勢川(せがわ)」を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
創業は1914年(大正3年)。
100年以上にわたって豊橋で営業を続けてきた勢川は、地元で愛されるうどん店であると同時に、豊橋名物「豊橋カレーうどん」を味わえる店としても知られています。
さらに近年、勢川に注目が集まったきっかけの一つが、人気バラエティー番組『有吉の壁』です。
2024年5月22日に放送された『有吉の壁』では、豊橋市を舞台にした2時間スペシャルが放送され、駅前や商店街、市電、学校など豊橋の街が大きく取り上げられました。
その豊橋ロケの中で、豊橋名物として「勢川」の名前も注目されました。
今回は、なぜ勢川がこれほど長く豊橋で愛されているのか、そして「有吉の壁」をきっかけに改めて注目された理由を考察します。
勢川とは?豊橋で100年以上続く老舗うどん店
勢川は、1914年創業の豊橋を代表する老舗うどん店です。
大正、昭和、平成、令和と4つの時代を超えて営業を続けてきたことになります。
飲食店の競争が激しい現在において、100年以上にわたって地域で営業を続けることは決して簡単ではありません。
それだけ「勢川」という店が、豊橋市民の日常に根付いているとも考えられます。
観光客だけをターゲットにした店ではなく、普段の昼食や家族での食事として利用されてきたこと。
この「日常食としての強さ」こそ、勢川の大きな特徴ではないでしょうか。
勢川といえば「豊橋カレーうどん」
勢川を語るうえで外せないのが、豊橋名物の「豊橋カレーうどん」です。
普通のカレーうどんと違い、豊橋カレーうどんには特徴的な食べ方があります。
豊橋カレーうどんの基本構造
一般的には、
- 器の底にとろろご飯
- その上にうどん
- うどんにカレーだし
- 豊橋産うずら卵などをトッピング
という構造になっています。
つまり、最初は「カレーうどん」。
そして食べ進めると、最後は「カレー+とろろご飯」。
一杯で二つの楽しみ方ができるのが、豊橋カレーうどんの面白さです。
なぜ豊橋カレーうどんは人気になった?
豊橋カレーうどんの魅力は、単純に「カレーとうどんを組み合わせた」だけではありません。
最大のポイントは、食べ進めることで味が変化することです。
最初はうどんとカレー。
そして麺を食べ進めると、下からとろろご飯が登場します。
「次はどうなるのか?」
という楽しみがあるため、普通のカレーうどんとは違った体験型グルメになっています。
これは観光客との相性も非常に良いと考えられます。
「有吉の壁」で豊橋が全国に登場
勢川を語るうえで注目したいのが、2024年5月22日に放送された『有吉の壁』です。
この日の放送は、愛知県豊橋市を舞台にした2時間スペシャル。
豊橋市の全面協力のもと、商店街や小学校などを舞台に芸人たちがネタを披露しました。
とよはしフィルムコミッションによると、ロケ地には、
- ときわ通り
- 広小路通
- 豊橋市役所
- 豊橋鉄道市内線
- 松葉小学校
などが使用されています。
豊橋駅前や商店街など、普段から市民が利用している場所がテレビに登場したことで、地元でも大きな話題になりました。
「有吉の壁」と勢川が面白い理由
『有吉の壁』の豊橋ロケで面白いのは、単純に観光名所だけを紹介したわけではないことです。
商店街、学校、市電、駅前など、豊橋市民の日常的な場所が舞台になりました。
その中で豊橋の食文化を代表する存在として「豊橋カレーうどん」が登場。
そして、豊橋市内で複数店舗を展開する勢川も注目されました。
つまり、
「豊橋に行ったら観光地を見る」
だけではなく、
「豊橋の街を歩いて、地元の店で名物を食べる」
という観光スタイルにつながる可能性があります。
これは勢川にとっても大きな意味を持つのではないでしょうか。
「有吉の壁を見て勢川に行きたい」という人も
実際に勢川本店を訪れた食べログ投稿では、「有吉の壁で目にしてから行きたいと思っていた」という趣旨の記述も確認できます。
テレビで見た店を実際に訪れる。
これはローカル飲食店にとって非常に大きなテレビ露出効果です。
特に『有吉の壁』のように、街そのものを舞台にする番組では、店舗単体だけでなく「豊橋に行ってみたい」という地域への興味にもつながります。
なぜ勢川は100年以上続いたのか?
ここからは考察です。
勢川が長く続いてきた理由は、単に「老舗だから」ではないと考えられます。
理由① 地元客が普段使いできる
観光客向けの名物料理だけでは、100年以上の営業を続けるのは難しいでしょう。
うどん、そば、丼物など、普段の食事として利用できるメニューがある。
これが勢川の強さではないでしょうか。
理由② 豊橋名物と老舗ブランドの相性
「豊橋カレーうどん」というご当地グルメと、100年以上続く「勢川」という老舗ブランド。
この二つが組み合わさることで、
豊橋=カレーうどん=勢川
という検索・観光導線が生まれやすくなります。
観光客にとっても「どこで食べればいいの?」という疑問に対する選択肢になりやすい存在です。
理由③ テレビとの相性が良い
勢川には、
- 100年以上の歴史
- 豊橋名物
- カレーうどん
- 地元密着
- 駅前・中心市街地との親和性
という、テレビで紹介しやすい要素があります。
『有吉の壁』の豊橋ロケでも、街の魅力を伝える素材として豊橋の商店街や市電などが使われました。
「ただの飲食店」ではなく、「豊橋を象徴する店」として見られることが、勢川の強みなのかもしれません。
勢川は「豊橋観光の入口」になる?
ここが今回、一番注目したいポイントです。
豊橋を訪れた観光客が、
「豊橋カレーうどんを食べたい」
↓
「有名店はどこ?」
↓
「勢川に行ってみよう」
という流れになる可能性があります。
さらに、
「勢川でカレーうどんを食べる」
↓
「せっかく豊橋に来たから市電にも乗ってみよう」
↓
「豊橋駅周辺を歩いてみよう」
という観光回遊につながる可能性もあります。
つまり勢川は、単なる飲食店ではなく、豊橋の食文化を入口に街を知ってもらう存在になっているのではないでしょうか。
勢川の豊橋カレーうどんは「映える」だけではない
豊橋カレーうどんは、見た目のインパクトもあります。
しかし、本当の魅力は「食べ方」にあります。

麺を食べる。
↓
カレーを味わう。
↓
最後にとろろご飯が出てくる。
↓
カレーとご飯を楽しむ。
この変化があるため、初めて食べる人にはちょっとした驚きがあります。
SNSやテレビで興味を持ち、実際に食べてみる。
そして「こういう仕組みだったのか」と分かる。
この体験型の要素も、豊橋カレーうどんが長く注目される理由の一つと考えられます。
勢川はこんな人におすすめ
豊橋名物を食べたい人
初めて豊橋を訪れるなら、豊橋カレーうどんは候補に入れたいご当地グルメです。
老舗グルメが好きな人
1914年創業という長い歴史を持つ勢川は、老舗グルメを楽しみたい人にも向いています。
「有吉の壁」の豊橋ロケ地を巡りたい人
2024年の豊橋スペシャルをきっかけに豊橋へ興味を持った人なら、駅前や商店街などを巡りながら勢川の豊橋カレーうどんを味わうのも面白いでしょう。
「有吉の壁」豊橋ロケと一緒に巡りたい場所
『有吉の壁』豊橋スペシャルでは、豊橋市内のさまざまな場所がロケ地として使われました。
とよはしフィルムコミッションが紹介している主なロケ地は、
- ときわ通り
- 広小路通
- 豊橋市役所
- 豊橋鉄道市内線
- 松葉小学校
です。
勢川で豊橋カレーうどんを食べたあと、豊橋駅周辺や市電などを巡れば、「食」と「街歩き」を組み合わせた観光コースも作れそうです。
勢川×有吉の壁で見えてくる「豊橋の強さ」
今回の『有吉の壁』豊橋ロケで興味深いのは、豊橋が「観光地だけの街」として紹介されたわけではないことです。
駅前。
商店街。
市電。
学校。
市役所。
そして地元グルメ。
こうした日常の風景そのものが番組の舞台になりました。
その中に勢川のような老舗飲食店が存在する。
これは豊橋にとって大きな財産ではないでしょうか。
まとめ|勢川は「豊橋を食べる」ための老舗
勢川は、単なる昔ながらのうどん店ではありません。
1914年創業という100年以上の歴史。
地域に根付いた営業。
そして豊橋を代表するご当地グルメ「豊橋カレーうどん」。
さらに2024年の『有吉の壁』豊橋スペシャルによって、豊橋という街そのものが全国に紹介されました。
考えてみれば、豊橋を知るには観光名所だけを見る必要はありません。
地元の人が昔から食べてきたものを食べる。
それも、その街を知る一つの方法です。
豊橋を訪れるなら、勢川で豊橋カレーうどんを味わい、その後に駅前や商店街、市電などを歩いてみる。
そんな「食から始まる豊橋観光」が、これからさらに注目されるのではないでしょうか。
※本記事は公開されている企業情報、報道内容、地域特性、市場動向などをもとに編集部が独自に考察した内容です。企業や関係者が公表している出店理由・経営方針を断定するものではなく、一部に編集部の見解や推測が含まれます。最新かつ正確な情報は、各企業・自治体の公式発表をご確認ください。
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