2026年8月27日
名古屋市中区栄で7月、マンションから転落した男性が歩道を歩いていた女性に衝突し、女性が死亡した事故で、愛知県警は8月27日、重過失致死の疑いで、名古屋市中区の田口伸成容疑者(29)=職業不詳=を逮捕した。
逮捕容疑は7月19日未明、中区栄のマンション11階から転落した際、歩道を歩いていた近くに住む稲葉朋来さん(当時23)を巻き込み、死亡させた疑い。
事故発生当時、田口容疑者も意識不明の重体となり、病院で治療を受けていた。その後、会話ができるまで回復したことから、県警が27日に逮捕したと報じられている。
県警は田口容疑者の認否を明らかにしていない。
「女性の上に男性が落ちてきた」7月19日未明に発生
事故が起きたのは7月19日午前1時ごろ。
名古屋市中区栄5丁目の歩道で、稲葉さんと一緒に歩いていた知人から「女性の上に男性が落ちてきた」などと119番通報があった。
当時の愛知県警などの発表では、田口容疑者は12階建てのマンションから転落したとみられ、歩道を歩いていた稲葉さんに衝突した。2人はいずれも病院へ搬送されたが、稲葉さんはその後、死亡が確認された。
愛知県警は同日、亡くなった女性について、近くに住む23歳の稲葉朋来さんと発表していた。
稲葉さんの死因は出血性ショック
その後の捜査で、稲葉さんの死因は出血性ショックだったことが明らかになった。
事故当時、稲葉さんは友人と一緒に歩道を歩いていたところ、上から転落してきた田口容疑者に巻き込まれたとされる。
田口容疑者は転落によって意識不明の重体となり、長期間にわたって治療を受けていた。
8月27日までに会話ができる状態まで回復し、県警は事情聴取が可能になったとして逮捕に踏み切ったとされる。
県警は自らの意思で転落したとみて捜査
県警は、田口容疑者が自らの意思でマンションから転落したとみて、当時の詳しい状況を調べている。
ただし、転落に至った具体的な経緯や動機については現時点で明らかになっていない。
今回適用された容疑は重過失致死で、現時点で殺人など、稲葉さんを故意に死亡させたとする容疑で逮捕されたわけではない。
捜査では、田口容疑者が転落に至るまでの行動や当時の認識、転落によって地上の通行人に危険を及ぼす可能性をどの程度認識できたのかなど、重過失致死容疑の成立に関わる具体的な状況が確認されるとみられる。
事故から約1カ月 治療後に逮捕
事故発生から今回の逮捕までは約1カ月。
事故直後は田口容疑者が意識不明の重体だったため、県警は治療状況を確認しながら捜査を続けていた。
今回、会話が可能になるまで回復したことで本人から当時の状況を聴取できる環境が整い、逮捕に至った。
県警は認否を公表しておらず、田口容疑者が転落についてどのように説明しているのかは明らかになっていない。
編集部まとめ
今後の焦点は、田口容疑者がマンションから転落するに至った具体的な経緯と、当時どのような認識を持っていたのかという点になる。
県警は重過失致死容疑で逮捕しており、今後の供述や現場状況などを踏まえ、転落と稲葉さんの死亡について刑事責任をどのように判断するかが注目される。
週刊TAKAPI編集部/一条
特記事項
本記事は、2026年8月27日時点で確認できる愛知県警の捜査に関する報道と、7月19日の事故発生時に公表された情報を基に構成した。
田口伸成容疑者は重過失致死の疑いで逮捕された段階であり、有罪が確定したものではない。
県警は田口容疑者の認否を明らかにしていない。
また、県警が田口容疑者について自らの意思で転落したとみていると報じられているが、転落に至った具体的な事情や動機は現時点で公表されていない。
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