岡崎市は28日、私用車を酒気帯び運転したとして、市内の消防署に勤務する20代の男性消防士を同日付で懲戒免職にした。男性は2025年12月、名古屋市内で飲酒後に乗用車を運転して検挙され、2026年6月には罰金30万円の略式命令を受けていた。
本記事は、岡崎市が8月28日に公表した報道発表「岡崎市消防職員の処分を行いました。」を一次資料として、処分内容と経緯を再構成した。市の8月報道発表一覧でも、同日付の消防本部総務課による発表として掲載されている。
2025年12月21日、飲酒後に私用車を運転
岡崎市の発表によると、男性消防士は2025年12月21日午前10時ごろ、名古屋市内で飲酒した後、私用の乗用車を運転した。
名古屋市北区の路上で警察による呼気検査を受け、基準値を超えるアルコールが検出され、検挙されたという。
市の公式発表では飲酒場所を「名古屋市内」としており、飲食店名や飲酒量、運転した距離などの詳細は明らかにしていない。
罰金30万円 免許取消2年間の処分も
男性はその後、2026年6月24日、刑事処分として罰金30万円の略式命令を受けた。
さらに行政処分として、運転免許を2年間取り消す処分も科されている。
岡崎市は刑事・行政処分を踏まえ、8月28日付で男性を懲戒免職とした。
対象となった職員について、市は「消防署勤務職員」「消防士」「20代男性」と公表しているが、氏名や具体的な勤務先の消防署は明らかにしていない。
市「消防への信頼を大きく失墜」
市は処分理由について、酒気帯び運転が市民の消防に対する信頼を大きく損なう行為であり、地方公務員法が定める信用失墜行為の禁止に違反すると説明している。
懲戒免職の根拠には、地方公務員法29条1項1号と3号を適用した。市は、消防士という立場を踏まえ、「全体の奉仕者たるにふさわしくない非行」に該当するとしている。
消防職員は、火災や救急、救助といった市民の生命に直接関わる職務を担う。今回の処分では、勤務時間外の私生活上の行為であっても、酒気帯び運転が消防への社会的信用を損なう行為として重く判断された形だ。
消防長「法令遵守の徹底に一層取り組む」
岡崎市消防本部の稲垣和人消防長は今回の処分を受け、法令遵守の徹底に一層取り組み、再発防止に努めるとの趣旨のコメントを出している。公開報道でも同様の内容が伝えられている。
一方、市の今回の公式発表では、飲酒運転防止に向けた具体的な追加対策や、所属職員への研修・点検を今後どのように実施するのかまでは示していない。
処分によって個人の責任を問うだけでなく、消防本部として再発防止をどのように具体化するかも今後の確認点となる。
編集部まとめ
岡崎市は、酒気帯び運転で刑事・行政処分を受けた20代男性消防士を懲戒免職とした。
今後は、消防本部が法令遵守の徹底をどのような具体策につなげるかが焦点となる。
週刊TAKAPI 編集部/成田
特記事項
男性消防士の氏名や所属する消防署は公表されていません。本記事は岡崎市の2026年8月28日付公式発表を一次資料として構成しています。刑事処分は罰金30万円の略式命令、行政処分は運転免許取消2年間と市が公表しています。
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