日本テレビ系「24時間テレビ49」のチャリティーマラソンをめぐり、ネット上で配信者の「アダチー」が再び注目を集めている。
2026年のチャリティーランナーを務めているのは、俳優の星野真里さん。
8月29日午後8時53分にスタートし、30日夜にかけて走り続ける中、SNSや配信界隈では、アダチーとみられる人物がマラソン周辺に現れたとして話題になっている。
アダチーは以前から、著名人や話題になった現場へ直接出向く、いわゆる「凸」と呼ばれる配信スタイルで知られてきた人物だ。
さらに過去には、箱根で発生した「カレーそば」を発端とする飲食店トラブルにも当事者ではない立場から介入。店を訪れて生配信し、店主が謝罪する様子が配信されたことで大きな議論を呼んだ。
今回の動きも含め、アダチーとは一体何者なのか。
過去の騒動を振り返る。
24時間テレビ2026、チャリティーランナーは星野真里
2026年8月29、30日に放送されている日本テレビ系「24時間テレビ49」。
今年のチャリティーマラソンランナーに選ばれたのが、俳優の星野真里さん(45)だ。
星野さんは8月29日午後8時53分にマラソンをスタートした。
今回の挑戦には、星野さん自身の家族への思いがある。
星野さんの娘は、筋肉の難病である先天性ミオパチーを抱え、電動車いすや人工呼吸器を使用して生活している。
星野さんは24時間テレビを通じ、
「すべての子どもたちが分けられることなく、子どもたち自身が自分の居場所を選べる世の中になってほしい」
という趣旨の思いを明らかにしている。
日本テレビは今回、星野さんと一般参加者が走る「チャリティー応援ランナー」の企画も実施。
公式サイトでは、安全確保のため専門スタッフによるペース管理、医師の常駐、観察スタッフによる連絡体制などを整えるとしていた。
星野真里のマラソンに「アダチー」?ネット上で話題に
そんなチャリティーマラソンをめぐって、30日、配信界隈で注目されたのがアダチーだ。
SNSや配信上では、アダチーとみられる人物が星野さんのマラソン周辺に現れたとする映像や情報が広がり、話題となっている。
ただし、週刊TAKAPIが30日夜時点で確認した範囲では、日本テレビや大手報道機関から今回の行為について詳細な公式発表・報道は確認できていない。
今後、日本テレビ側や関係者から説明が出るかが注目される。
配信者「アダチー」とは何者なのか
今回初めて名前を知った人も少なくないだろう。
アダチーは、ニコニコ生放送などで活動してきた配信者として知られている。
特に注目されてきたのが、話題の人物や現場に直接出向く、いわゆる「凸配信」だ。
ネット上で炎上している場所へ実際に向かうことで、その後の展開自体が新たな話題になるケースもあった。
2026年4月には「ニコニコ超会議2026」で、ひろゆきこと西村博之氏が出演していたステージに接近し、Tシャツを投げる行為に及んだ人物としてアダチーの名前が報じられた。
この出来事も配信界隈を中心に大きな騒動となった。
アダチーは過去にも24時間テレビで話題になっていた
実は、アダチーと「24時間テレビ」をめぐる話は今回が初めてではない。
2025年にも、24時間テレビのチャリティーマラソンのゴール付近にアダチーが現れたとする映像や情報がネット上で拡散された。
当時については、複数のネットメディアが、アダチーがマラソンゴール付近で抗議するような行動を取ったと紹介している。
つまり今回ネット上で注目された背景には、
「また24時間テレビに現れたのか」
という、過去の行動を知る配信視聴者側の反応もあるとみられる。
アダチーの「箱根カレーそば事件」とは?
アダチーの名前が大きく知られるきっかけの一つとなったのが、2025年2月に箱根で起きた飲食店をめぐる騒動だ。
ただし、ここで重要なのは、最初の飲食店トラブルの当事者はアダチーではないという点だ。
発端となったのは、別のニコニコ生放送の配信者だった。
カレーそばを注文したことからトラブルに
2025年2月、ニコ生配信者の「黒澤」が箱根旅行を生配信していた。
ユーチュラなどの当時の報道によると、黒澤は現地の飲食店で撮影許可を得たうえで「カレーそば」を注文。
しかし、注文後しばらく料理が提供されなかった。
黒澤が配信中に「まだ来ない」「忘れているのかな」といった趣旨の発言をしたところ、店主との間でトラブルに発展した。
その後、店側と配信者側をめぐる問題は店内だけでは終わらず、電話や個人情報の取り扱いをめぐる問題にまで拡大。
ネット上で急速に注目を集める騒動となった。
そこにアダチーが登場
騒動発生から数日後、当事者ではなかったアダチーが問題となった店を訪れた。
2025年2月21日、アダチーは現地へ出向き、その様子を生配信した。
ユーチュラの当時の記事では、アダチーが店を訪問した後、店主が過去の言動について謝罪。
さらに店を閉める意向を示し、関係する旅館に対して土下座して謝罪する場面まで配信されたと報じられている。
一方、この行動にはネット上から疑問も相次いだ。
そもそもアダチー自身は、最初のトラブルの当事者ではなかったからだ。
元の配信者である黒澤自身も、アダチーによる訪問について、自分の名前を使って店主に土下座までさせたことは「やりすぎ」という趣旨の見解を示している。
つまり箱根の一件は、
「ネット上の炎上に第三者の配信者が介入することはどこまで許されるのか」
という別の問題を浮き彫りにした出来事でもあった。
なぜアダチーは何度も話題になるのか
アダチーの行動には共通点がある。
ネット上で大きな注目を集めている人物やイベント、炎上現場に自ら出向くことで、「ネット上の話題」と「現実の現場」を直接つなげてしまうことだ。
箱根の飲食店騒動。
24時間テレビ。
そして2026年のニコニコ超会議。
それぞれ事情は異なるものの、注目度の高い現場に本人が姿を現すことで、元々のニュースとは別に「アダチーが来た」という出来事そのものが拡散される構図が生まれている。
「凸配信」はどこまで許される?安全管理も論点に
今回の24時間テレビで特に重要なのは、単なるネット上の“お騒がせ”として片付けられない点だ。
マラソンは公道などを長時間走る企画であり、ランナー本人だけでなくスタッフ、警備関係者、沿道の一般人など多数が関係する。
実際、日本テレビは2026年の企画について、公式サイトで「安全・安心」に走ってもらうことが重要だと説明している。
仮に無許可でランナーに接近する人物が出てくれば、本人に悪意がなかったとしても、安全管理上の問題につながる可能性がある。
過去の24時間テレビのマラソンでも、配信者などがランナーへ接近するケースが問題視されてきた。
注目を集めることを目的とした「凸」と、公共空間で行われる大型イベントの安全確保をどう両立させるのか。
今回の出来事は、ネット配信時代ならではの課題を改めて浮き彫りにしている。
星野真里は無事ゴールできる?30日夜時点で残り約10km
一方、主役である星野真里さんは長時間にわたりチャリティーマラソンを続けている。
24時間テレビ公式SNSは30日午後6時45分ごろ、「ゴールまで残り約10km」と発表した。
スタートから約22時間。
星野さんが今回走る理由として掲げたのは、娘との生活を通して抱くようになった「すべての子どもたちが自分の居場所を選べる社会」への思いだ。
ネット上ではアダチーをめぐる話題も広がっているが、本来のチャリティーマラソンの目的と、星野さん自身が伝えようとしているメッセージを切り分けて見る必要があるだろう。
編集部まとめ
コンテンツになる時代の危うさ
アダチーをめぐる一連の出来事で特徴的なのは、現場で起こした行動そのものだけではない。
誰かが現場に出向く。
その様子が生配信される。
視聴者が切り抜く。
SNSで拡散される。
さらに別の配信者が反応する。
この連鎖によって、本来の出来事以上に「乱入した人物」が注目される構造ができている。
箱根のカレーそば騒動でも、最初は「配信者と飲食店とのトラブル」だった。
しかしアダチーが店を訪れたことで、「第三者の配信者が店に乗り込んだ」という別のニュースへ変化していった。
24時間テレビのような全国的な大型番組で同じ構造が繰り返されれば、「乱入すれば注目される」というインセンティブを生む危険性もある。
配信者本人の問題だけではなく、配信プラットフォーム、SNS、視聴者、イベント運営側を含めた問題として考える段階に来ているのかもしれない。
アダチーは星野真里のマラソンに乱入した?
8月30日夜現在、SNSや配信界隈でアダチーとみられる人物の行動が話題となっている。
ただし、週刊TAKAPIが確認した時点では、日本テレビなどから今回の行動について詳細な公式発表は確認できていない。
映像・投稿の内容だけから未確認の事実を断定することには注意が必要だ。
アダチーは何者?
ニコニコ生放送などで活動してきた配信者で、話題になっている人物や場所へ直接出向く、いわゆる「凸」形式の配信で知られている。
2026年4月のニコニコ超会議では、ひろゆき氏が出演していたステージでTシャツを投げる行為に及んだ人物として報じられた。
アダチーと「カレーそば」の関係は?
2025年2月、別の配信者が箱根の飲食店でカレーそばを注文したことをきっかけに店側とトラブルになった。
その後、当事者ではなかったアダチーが店を訪問して生配信。
店主が謝罪し、関係する旅館に土下座する場面まで配信されたことで、アダチーの行動自体も議論を呼んだ。
※本記事は公開されている企業情報、報道内容、地域特性、市場動向などをもとに編集部が独自に考察した内容です。企業や関係者が公表している出店理由・経営方針を断定するものではなく、一部に編集部の見解や推測が含まれます。最新かつ正確な情報は、各企業・自治体の公式発表をご確認ください。
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週刊TAKAPI編集部:黒木
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