【愛知・豊橋】インフルエンザ流行入り 県定点1.10、第35週は過去10年で最も早く 豊橋は直近0.89

愛知県が2026年9月3日にインフルエンザ流行入りを発表し県内定点当たり報告数が1.10、豊橋市の直近公表値が0.89となっていることを伝える週刊TAKAPIのアイキャッチ

愛知県は2026年9月3日、県内のインフルエンザが流行入りしたと発表した。

県内163カ所の定点医療機関から報告された第35週(8月24~30日)の定点当たり患者報告数は1.10となり、厚生労働省が流行入りの目安としている「1」を上回った。県が公表している過去10年間の流行入り一覧を比較すると、第35週での流行入りは最も早い。

一方、豊橋市が9月3日時点で公表している直近値は、第34週(8月17~23日)の0.89。県全体が流行入りしたことをもって、豊橋市でも定点当たり1を超えたとは現時点では判断できない。

第35週は1.10 「注意報」「警報」ではなく流行入り

愛知県は感染症法に基づき、県内163カ所の医療機関を定点としてインフルエンザの発生動向を調べている。

第35週の定点当たり報告数は1.10。国が流行入りの目安としている「1」を上回ったため、県は今後、本格的に流行する可能性があるとして注意を呼び掛けた。

ただし、現段階で県内にインフルエンザ注意報や警報が発令されたわけではない。

愛知県では定点当たり報告数が10を上回った場合に注意報、30を上回った場合に警報を県内全域へ発令するとしており、現在はその前段階となる「流行入り」だ。

県公式の過去10年一覧では第35週が最も早い

「過去10年間で最も早い」という点は、愛知県が9月3日に公表した過去10年間の流行入り一覧から確認できる。

近年では、2023/24シーズンが第36週、2024/25シーズンが第46週、2025/26シーズンが第41週だった。2026/27シーズンは第35週となっており、県が掲載する過去10年間の記録を比較すると最も早い。

つまり、「過去10年で最も早い」は岡崎市の集団発生だけを指す表現ではなく、県公式資料の流行入り時期を比較しても確認できる。

豊橋市は直近0.89 第35週の市内値はまだ未公表

豊橋市は、市内9カ所の定点医療機関からインフルエンザ患者数の報告を受けている。

市が8月28日に更新したデータでは、第31週が0、第32週が0.22、第33週が0、第34週が0.89だった。

第34週の0.89は流行入りの目安となる1に近い水準まで上昇している。

インフルエンザ発生状況 (豊橋市)

ただ、県が1.10となった第35週について、豊橋市単独の定点値は9月3日時点で市公式ページに反映されていない。

そのため現段階では、「愛知県が流行入りした」と「豊橋市でも流行入りの目安を超えた」は分けて扱う必要がある。

岡崎の保育園 県は「学級閉鎖」、市は「登園自粛」と公表

県内では流行入りに先立ち、施設での集団発生も確認されている。

愛知県は9月2日、岡崎市内の保育園について「今シーズン初のインフルエンザ様疾患による学級閉鎖」として発表した。県によると、9月2日から当該施設で学級閉鎖の措置が取られている。

一方、岡崎市自身の同日付発表では、同じ対応を「集団かぜ(インフルエンザ様疾患)による登園自粛」と表現している。市は「今シーズン、市内で初めての集団かぜによる登園自粛」としている。

つまり、報道機関が「学級閉鎖」と伝えていること自体は県の公式発表に基づく。一方で、岡崎市の公式資料では「登園自粛」という名称が使われており、県と市で表現が異なっている。

豊橋で次に確認すべき「第35週」

豊橋・東三河で次の焦点となるのは、豊橋市が公表する第35週の定点当たり報告数だ。

県全体ではすでに流行入りの目安を超えているが、地域ごとの感染状況には差がある。豊橋市内で定点値が1を超えるのか、学校や保育施設で集団発生が確認されるのかを個別に確認する必要がある。

さらに県全体の定点値が注意報基準の10へ近づくかも、今後の流行拡大を判断する材料となる。

県は手洗い、咳エチケットなど呼び掛け

愛知県は、外出後の手洗いや症状がある場合のマスク着用などの咳エチケット、十分な休養を呼び掛けている。

感染した場合は早めに医療機関を受診し、休養と水分補給を行うよう案内している。

編集部まとめ

愛知県では第35週の定点当たり報告数が1.10となり、県公式の過去10年間の一覧では最も早い時期の流行入りとなった。

一方、豊橋市の直近公表値は第34週の0.89で、第35週はまだ確認できない。

県全体の流行入りと豊橋市内の実際の流行度を分け、第35週の市内値と集団発生の有無を追う必要がある。

週刊TAKAPI編集部/松本

特記事項

この記事は、愛知県が2026年9月3日に公表したインフルエンザ流行入りに関する資料、愛知県衛生研究所、豊橋市、岡崎市の公式情報を基に構成しています。「第35週が過去10年間で最も早い」は、愛知県が掲載する過去10年間の流行入り時期を比較して確認しています。岡崎市の保育園については、愛知県が「学級閉鎖」、岡崎市が「登園自粛」とそれぞれ公表しており、記事では両方の公式表現を明記しています。

Q愛知県ではインフルエンザが流行入りしたのですか?
Aはい。2026年第35週の定点当たり患者報告数が1.10となり、流行入りの目安「1」を上回ったため、愛知県が9月3日に流行入りを発表しました。
Q今回は過去10年間で最も早い流行入りですか?
A愛知県が公表している過去10年間の流行入り一覧を比較すると、第35週での流行入りは最も早い時期です。
Q豊橋市もすでに流行入りしていますか?
A豊橋市が公表している直近値は第34週の0.89です。第35週の市内定点値は9月3日時点で未公表のため、豊橋市単独でも1を超えたとはまだ断定できません。
Q岡崎市の保育園は学級閉鎖ですか、登園自粛ですか?
A愛知県は「学級閉鎖」、岡崎市は「登園自粛」と公式発表で異なる表現を使用しています。報道で「学級閉鎖」とされているのは県発表に基づく表現です。
Q愛知県にはインフルエンザ注意報や警報が出ていますか?
A現在は流行入りの段階で、注意報・警報ではありません。県は定点当たり報告数が10を上回ると注意報、30を上回ると警報を発令するとしています。

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