東京都東大和市の都立東大和高校で9月5日午前、盗撮をしていたとみられる男を教員が確保しようとした際、催涙スプレーを噴射され、男性教員2人がけがをした事件で、逮捕された男が警視庁の調べに対し、「文化祭に盗撮目的で行った。女子高生を盗撮していたところを見つかった」との趣旨の供述をしていることが分かった
警視庁東大和署は、自称・西東京市南町3丁目に住む無職の男(28)を傷害容疑で現行犯逮捕した
所持品からは小型カメラも見つかっており、警視庁が撮影内容や詳しい経緯を調べている
午前11時25分「盗撮の容疑者を確保している」
事件があったのは5日午前11時25分ごろ
都立東大和高校の男性教員から、
「盗撮の容疑者を確保している。スプレーをかけられて目が痛い」
との趣旨の110番通報があった
警察官が現場に駆け付け、男を傷害容疑で現行犯逮捕した
校舎内で「盗撮のような不審な動き」
当時、東大和高校では文化祭が開かれていた
警視庁によると、教員が校舎内で盗撮をしているような不審な動きをする男に気付き、声を掛けた
男はその場から逃走したものの、教員が追い掛け、学校の門の外で取り押さえたという
その際、男が所持していた催涙スプレーを噴射したとみられている
男性教員2人がけが
スプレーをかけられた男性教員2人が目などに痛みを訴え、けがをした
現時点で生命に関わる状態との情報は確認されていない
事件直後には負傷者について異なる人数を伝える速報もあったが、その後の警視庁情報では男性教員2人が負傷したとされている
「文化祭に盗撮目的で行った」
警視庁の調べに対し、男は傷害容疑を認めているという
さらに、
「文化祭に盗撮目的で行った」
「女子高生を盗撮していたところを見つかった」
との趣旨の供述をしているとされる
これまで速報段階では「盗撮をしていたとみられる男」とされていたが、今回、本人が盗撮目的で高校へ行ったとの趣旨の供述をしていることが新たに明らかになった
ただし、現時点で確認されている逮捕容疑は傷害であり、盗撮行為について刑事責任が確定したわけではない
所持品から小型カメラ
男の所持品からは小型カメラが見つかったという
警視庁はカメラにどのような映像や画像が保存されているのかを確認し、撮影対象や撮影方法などについて調べるとみられる
盗撮とされる行為について今後、別の容疑が適用されるかどうかは現時点では明らかになっていない
文化祭を狙って校内へ入った可能性
東大和高校では5日、文化祭「楢木祭」が開催されていた
文化祭は通常の授業日と異なり、学校関係者以外も校内へ入る機会が増える
今回、男自身が「文化祭に盗撮目的で行った」と供述しているとすれば、多数の来場者に開かれた学校行事を利用して校内へ入った可能性が浮上する
今後は、男がどのように入場したのか、学校側がどの段階で不審な行動に気付いたのか、同様の撮影がほかにもなかったのかが焦点となる
教員が追跡し、門の外で確保
今回の経緯を見ると、教員が校舎内で異変に気付き、逃げた男を追跡して門の外で取り押さえている
その過程で教員2人が負傷した
学校側が不審な行動を確認し、男を確保するところまで対応した一方、催涙スプレーを所持した人物が文化祭中の校内へ入っていたことになる
文化祭のように外部から多くの人が訪れる学校行事で、どこまで持ち物確認や入場管理を行うべきなのかという課題も残る
ただし、現段階で学校側の安全管理に不備があったと確認されたわけではない
盗撮被害を受けた生徒の特定につながる情報は出さない
男は「女子高生を盗撮していた」と供述しているとされるが、被害を受けた生徒の人数、学年、撮影場所などは明らかになっていない
生徒は未成年であり、週刊TAKAPIでは本人の特定につながる情報や、撮影された内容について必要以上に具体的な記載は行わない
Q&A|都立東大和高校の事件で新たに分かったこと
逮捕された男は何歳?
自称・西東京市南町3丁目に住む無職の男(28)とされています
何の容疑で逮捕された?
教員に催涙スプレーをかけてけがをさせたとして、傷害容疑で現行犯逮捕されています
盗撮目的だった?
警視庁によると、男は「文化祭に盗撮目的で行った。女子高生を盗撮していたところを見つかった」との趣旨の供述をしているということです
何を持っていた?
所持品から小型カメラが見つかったとされています
けが人は?
男性教員2人が催涙スプレーをかけられ、けがをしたとされています
編集部まとめ
発生直後には「盗撮疑いの男」としか分かっていなかった今回の事件で、逮捕された28歳の男が文化祭へ盗撮目的で行ったことを認める趣旨の供述をしていることが新たに分かった
所持品から小型カメラも見つかっている
一方で、現時点で男が逮捕されているのは傷害容疑だ
今後は、カメラの解析によって撮影内容や被害の範囲がどこまで確認されるのか、盗撮行為について別容疑が適用されるのかが焦点となる
また、多くの生徒や来場者が集まる文化祭に、催涙スプレーと小型カメラを所持した人物が入っていた事実は重い
学校行事の開放性を保ちながら、安全をどう確保するのか
今回の事件は、その難しさも突きつけている
週刊TAKAPI 編集部/黒木
情報提供募集
当日の文化祭の状況、学校から生徒・保護者へ配信された連絡、事件後の対応について情報をお持ちの方は、メール(info@108takapi.jp)、各種SNSのDM、公式LINEまでお寄せください
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