豊橋市は9月4日、市発注の「舗装改良工事3」で安全管理措置が不適切だったとして、株式会社中部と株式会社内藤組を同日から10月3日まで1カ月の入札参加停止とした。
事故は7月31日に発生。市の公表資料によると、元請けの中部の現場代理人が既設舗装の厚さを記録するため写真を撮影していた際、後退したドラグ・ショベルの左キャタピラにひかれ、負傷した。
重機の後方で舗装厚を撮影中に事故
事故当時、現場代理人は既設舗装の厚さを写真に残すため、下請けの内藤組の作業員が運転するドラグ・ショベルの後方に入り、重機に背を向けて撮影していた。
その際、ドラグ・ショベルが後退し、左キャタピラにひかれたという。
負傷した現場代理人の年齢やけがの程度などは、市の公表資料では明らかにされていない。
豊橋労基署が両社に是正勧告
事故後の8月25日、豊橋労働基準監督署は中部と内藤組の双方に是正勧告書を交付した。
豊橋市の処分資料では、元請け・下請け双方について、車両系建設機械との接触防止など安全管理に関する措置が適切でなかったとしている。
市は今回の事故を「安全管理措置の不適切により生じた工事関係者等の事故」に該当すると判断し、両社を入札参加停止とした。
停止期間は9月4日から10月3日まで
豊橋市の入札参加停止措置要領では、市発注工事で安全管理措置が不適切だったため工事関係者に負傷者を出した場合、入札参加停止期間は1カ月以上3カ月以内とされている。
今回の処分は両社とも1カ月で、期間は9月4日から10月3日まで。
基準上は下限に当たるが、市の公表資料では、今回1カ月とした個別の判断理由までは示されていない。
具体的な再発防止策は公表されず
現時点の市資料からは、事故当時に重機と作業員の接触を防ぐため、現場で具体的にどのような措置を講じていたのかは分からない。
また、労働基準監督署の是正勧告を受け、両社がその後どのような再発防止策を講じたのかについても公表されていない。
今回確認できる経過は、7月31日の事故発生、8月25日の是正勧告、9月4日の入札参加停止処分までとなっている。
編集部まとめ
豊橋市の処分基準では負傷事故に対する入札参加停止は1〜3カ月で、今回は下限の1カ月となった。事故後の具体的な安全対策や、1カ月とした個別の判断理由は公表されていない。
週刊TAKAPI編集部/成田
特記事項
この記事は豊橋市が公表した入札参加停止措置と処分概要を基に構成しています。
豊橋労働基準監督署が両社に是正勧告書を交付したことは市の資料で確認できます。負傷者の詳しいけがの程度や、事故後の具体的な再発防止策は公表されていません。
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