愛知県警捜査2課は9月8日、未上場企業への投資話を持ちかけ、知人男性2人から計1億5000万円をだまし取ったとして、東京都港区の投資会社「プロビズ」代表・二井矢祥容疑者(39)を詐欺の疑いで逮捕した。
県警は認否を明らかにしていない。
二井矢容疑者は当時、東証プライム上場の旅行会社「エアトリ」の取締役を務めていたとされ、県警は上場企業役員としての肩書が投資話の信用形成に使われた可能性も含めて調べている。
名古屋市の経営者2人にSNSで投資話
逮捕容疑は2023年5月。
県警によると、二井矢容疑者は名古屋市の経営者男性2人にSNSを通じて未上場企業への投資を持ちかけ、プロビズ名義の口座へ合わせて1億5000万円を振り込ませた疑いが持たれている。
具体的にどのような説明で投資を勧めたのか、対象となった未上場企業の詳細については、今回示された情報では明らかになっていない。
約9000万円をエアトリへ送金 2800万円は新株予約権購入か
捜査2課によると、集めた資金のうち約9000万円はエアトリへ送金され、約2800万円は二井矢容疑者自身の新株予約権の購入に充てられたとされる。
二井矢容疑者は当時、エアトリとの間で金銭をめぐる問題を抱えていたとみられ、同月に取締役を辞任した。
ただし、今回の逮捕容疑についてエアトリ側が関与したとの情報は、現時点で確認されていない。
上場企業役員とSNS上の発信
二井矢容疑者は、上場企業の取締役を務める一方、SNS上ではビジネス分野の発信も行っていたとされる。
県警は、こうした経歴や肩書が投資を持ちかける際にどのように使われたのかを含め、金の流れや事件の経緯を調べている。
今回確認されているのは逮捕段階の容疑で、被害金がどこまで回収されているかや、起訴・不起訴など今後の刑事手続は明らかになっていない。
週刊TAKAPI編集部/成田
現時点で確認できていない点
- 二井矢容疑者の認否
- 投資先として示された未上場企業の詳細
- 被害金の回収状況
- 1億5000万円の残る資金の流れ
- 起訴・不起訴の判断
- エアトリ側の事件への関与の有無
特記事項
この記事は2026年9月8日時点の愛知県警発表を基に構成しています。二井矢容疑者は詐欺容疑で逮捕された段階で、有罪が確定したものではありません。エアトリへの送金が確認されたとされる一方、同社が詐欺に関与したとの事実は現時点で確認されていません。
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