愛知県田原市で、サーフィンをきっかけとした移住が一定の広がりを見せている。
田原市によると、市の制度を活用して過去5年間に移住した人は33人で、その約半数がサーフィンをきっかけとした移住だという。メ~テレが9月16日、市への取材を基に報じた。
田原市では9月25日から、太平洋ロングビーチを会場にアジア競技大会のサーフィン競技が始まる。市は以前から「サーフタウン構想」を進めており、大会を田原での暮らしや移住施策の発信にもつなげる。
市制度で5年間に33人 約半数はサーフィンがきっかけ
メ~テレの報道によると、田原市の制度を活用して過去5年間に移住した人は33人。このうち約半数が、サーフィンをきっかけに田原市へ移住したという。
ここで注意が必要なのは、「33人」が田原市への転入者全体を示す数字ではないことだ。
対象は市の移住制度を活用した人であり、田原市全体の転入者数や移住者総数とは異なる。
週刊TAKAPIが今回確認した田原市の公開資料では、この33人という最新集計値そのものは確認できなかった。このため、本記事ではメ~テレが田原市への取材で確認した数字として扱う。
15年前にサーフィン移住 現在は移住希望者を支援
今回の報道では、サーフィンをきっかけに15年前に田原市へ移住した小川史さんも紹介されている。
小川さんは現在、農業や飲食店経営に携わりながら「定住・移住サポーター」として、移住を検討する人からの相談や移住後の生活支援に取り組んでいる。
田原市の公開資料でも、小川さんはサーフィンをきっかけに田原を訪れ、その環境に魅力を感じて移住した人物として紹介されている。
メ~テレによると、小川さんを含む移住経験者4人が、移住希望者の支援に関わっているという。
太平洋ロングビーチで25日開幕 29日は予備日
アジア競技大会のサーフィン競技は、田原市赤羽根町大石海岸の太平洋ロングビーチで9月25日から28日まで実施される予定で、29日は予備日に設定されている。
田原市によると、サーフィンがアジア競技大会で実施されるのは今回が初めて。
男女それぞれの優勝者には、2028年ロサンゼルス五輪サーフィン競技の出場権が与えられるとしている。
大会開催に伴い、田原市では9月21日から29日にかけて会場周辺で交通規制も予定している。
田原市が進める「サーフタウン構想」
田原市は以前から、サーフィンを地域資源として活用する「サーフタウン構想」を進めている。
太平洋ロングビーチなどの海岸環境を生かし、交流人口の拡大や地域活性化、定住・移住につなげる取り組みだ。
住宅施策では、サーフタウン住宅地「LaSea-THE SURFTOWN TAHARA-」の分譲も進めている。
市の移住情報でも、太平洋ロングビーチをはじめとするサーフスポットを、田原市で暮らす魅力の一つとして発信している。
大会期間中に移住・定住をPR
メ~テレによると、小川さんは大会期間中、会場にブースを設け、移住やサーフタウンとしての田原市をPRする考えを示している。
田原市も2026年度の市政方針で、サーフタウン住宅地の分譲やアジア競技大会の開催を通じ、「サーフィンのまち田原」の魅力を発信し、定住・移住につなげる方針を掲げている。
競技は9月25日に始まる。
編集部まとめ
田原市では、市の制度を活用して過去5年間に移住した33人のうち、約半数がサーフィンをきっかけに移住したとされる。
9月25日からは太平洋ロングビーチでアジア競技大会のサーフィン競技が始まる。市は以前から「サーフタウン構想」を進めており、大会期間中も移住・定住施策を発信する。
週刊TAKAPI編集部/成田
特記事項
「過去5年間で33人」「約半数がサーフィンをきっかけに移住」という数字は、2026年9月16日公開のメ~テレ報道が田原市への取材を基に伝えたものです。
週刊TAKAPIが今回確認した田原市の公開資料では、33人という最新集計値そのものは確認できていません。
また、「33人」は田原市への転入者総数ではなく、市の制度を活用した移住者の数字です。
アジア競技大会のサーフィン競技は9月25日から28日まで実施予定で、29日は予備日です。
大会開催による今後の移住者数や移住相談件数への効果について、本記事では断定していません。
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