奈良県警は、女性職員に好意を伝えるメッセージを複数回送り、抱きしめる行為をしたとして、県警本部所属の50代男性警視を8月28日付で本部長訓戒とした。処分が9月16日、県警への取材で明らかになった。
県警によると、警視は2025年7月から2026年3月にかけて、女性職員へ好意を伝えるメッセージを複数回送信。今年3月には勤務時間外に警察施設外で2人で会い、正面から肩に手を回して数秒間抱きしめたとされる。
女性職員が8月に上司へ申告し、発覚した。
「ハラスメントを防止する立場なのに」
警視は県警の聞き取りに対し、女性職員と楽しく会話をする中で好意を持った趣旨を説明したうえで、「ハラスメントを防止する立場であるのに不適切な行為をしてしまった」と話しているという。
警視が具体的にどのようなハラスメント防止業務を担当していたのか、女性職員が直属の部下だったのかについては、現時点で確認できていない。
本部長訓戒は「懲戒処分」ではない
今回の措置は本部長訓戒で、戒告、減給、停職、免職といった懲戒処分とは異なる。
奈良県警の「奈良県警察職員懲戒等取扱規程」では、規律違反が軽微で「懲戒処分を要しない」と本部長が認めた場合、訓戒を行うことができると定めている。
このため、今回の記事では「懲戒処分」ではなく、県警内部の措置である「本部長訓戒」として区別して扱う。
なぜ訓戒にとどめたかは今後の確認点
今回、警視という立場にある職員が、ハラスメント防止に関わる立場でありながら不適切な行為をしたと説明している。
一方で、県警がなぜ懲戒処分ではなく本部長訓戒と判断したのか、具体的な量定理由は公表情報からは明らかになっていない。
メッセージの具体的な回数、女性職員が拒絶の意思を示した時期、警視への配置転換や人事上の措置があったかどうかも確認できていない。
逮捕、送検、告訴などの刑事手続についても、今回確認した範囲では明らかになっていない。
編集部まとめ
奈良県警は、女性職員に好意を伝えるメッセージを繰り返し送り、抱きしめた50代男性警視を本部長訓戒とした。
本部長訓戒は懲戒処分ではなく、今回の量定判断や人事上の対応については今後の確認点となる。
週刊TAKAPI編集部/成田
特記事項
・今回の措置は「本部長訓戒」であり、奈良県警の規程上、懲戒処分とは区別されます。
・刑事手続が行われた事実は、現時点で確認できていません。
・女性職員の氏名、所属など個人を特定できる情報は掲載していません。
A1. 奈良県警本部に所属する50代の男性警視です。
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