静岡県立病院機構は9月17日、部下らにパワーハラスメントやセクシュアルハラスメントに当たる言動をしたとして、静岡県立総合病院に勤務する課長級の医療従事者の女性職員(50)を懲戒処分とした。
処分内容は、給料1日分の2分の1を減給するもの。
機構によると、女性職員は2023年9月、重い荷物を持ち上げてよろけた男性職員に「男のくせに」と発言。業務上必要な着替えの際には「男なんだから扉を開けたまま着替えろ」と発言したとされる。
さらに2026年6月には、別の職員に対し、業務上の指摘について執拗に責めるようなメッセージを勤務時間外に送り、精神的に追い詰めたと認定された。
女性職員は聞き取りに対し、男性職員への発言について「記憶にない」、別職員への連絡については「正当な指導である」との趣旨の説明をしているという。
2023年9月 「男のくせに」
機構が処分理由として認定した言動の一つは、2023年9月に起きた。
重い荷物を持ち上げた際によろけた男性職員に対し、女性職員が「男のくせに」と発言したとされる。
また、業務上必要な着替えの場面では、
「男なんだから扉を開けたまま着替えろ」
と発言したという。
機構は、こうした性別を理由とする発言などについて、パワーハラスメントおよびセクシュアルハラスメントに該当すると判断した。
発言があった具体的な場所や、その場にほかの職員がいたかなど、詳しい状況は公表されていない。
2026年6月 別職員へ勤務時間外にメッセージ
機構は、2026年6月の別の行為も処分理由に含めた。
女性職員は別の職員に対し、業務上の指摘を巡って執拗に責めるようなメッセージを勤務時間外に送り、精神的に追い詰めたと認定された。
この職員が、2023年9月に発言を受けた男性職員と同一人物かどうかは公表されていない。
メッセージの送信回数や具体的な文面、やり取りが続いた期間についても明らかになっていない。
女性職員「記憶にない」「正当な指導」
女性職員は機構の聞き取りに対し、2023年9月の男性職員への発言については「記憶にない」と説明したという。
一方、2026年6月の別職員へのメッセージについては、「正当な指導である」との趣旨の説明をしている。
機構は本人の説明も踏まえたうえで、一連の行為をハラスメントと認定し、懲戒処分を決定した。
処分は「給料1日分の2分の1を減給」
今回の処分は、給料1日分の2分の1を減給するもの。
懲戒免職や停職ではなく、減給処分となった。
一方、今回確認できた公開情報では、2023年9月の行為から処分公表まで約3年が経過している理由や、事案を機構がいつ把握したのか、内部調査をいつ開始したのかまでは明らかになっていない。
また、管理監督者への措置や、今回の事案を受けた新たな再発防止策についても確認できていない。
編集部まとめ
静岡県立病院機構は、静岡県立総合病院に勤務する50歳の課長級女性職員について、「男のくせに」「男なんだから扉を開けたまま着替えろ」などの発言や、別職員への勤務時間外の執拗なメッセージをハラスメントと認定し、減給処分とした。
女性職員は男性職員への発言について「記憶にない」、別職員への連絡については「正当な指導」と説明しているとされる。
週刊TAKAPI編集部/成田
特記事項
本記事は2026年9月17日時点の公開報道を基に、事実関係を整理して構成しています。
処分を受けた女性職員および行為を受けた職員の氏名は、公表されていないため掲載していません。
また、2023年9月に発言を受けた男性職員と、2026年6月に勤務時間外のメッセージを受けた職員が同一人物かどうかは公表されていません。
本件は静岡県立病院機構による懲戒処分であり、刑事事件として逮捕・送検・起訴された事案ではありません。
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