くら寿司の汁物に「死んだコオロギ」? SNS投稿拡散、保健所と外部機関が店舗を調査

回転寿司チェーン「くら寿司」の店舗で提供された汁物に「死んだコオロギが入っていた」とする投稿がSNS上で拡散し、注目を集めている。

投稿者は店舗や運営会社に連絡するとともに、保健所にも相談。一方、くら寿司側は9月16日、管轄保健所による確認に加え、外部の調査機関が店舗を調査したものの、「該当する生物の生息は確認されなかった」と公式サイトで発表した。

現時点では、異物がどの段階で、どのような経路で混入したのかは明らかになっていない。

「半分ぐらい飲んでしまった」投稿者が写真を公開

発端となったのは、2026年9月15日夜にThreadsへ投稿された写真だった。

写真には、汁物が入った椀の上で、黒っぽい虫のようなものを割り箸でつまみ上げた様子が写っている。投稿者は同日午後6時ごろ、くら寿司の店舗で汁物を注文し、その中から「死んだコオロギ」を見つけたと説明している。

投稿者によれば、異物に気付くまでに汁物を半分ほど飲んでいたという。

店員に申し出たところ、店舗側は汁物の代金を受け取らず、椀ごと回収したとされる。また、今後の衛生管理を徹底する旨の説明があったという。

翌日、運営会社と保健所にも連絡

投稿者は翌16日にもThreadsを更新し、くら寿司の運営会社と保健所へ連絡したことを明らかにした。

投稿者の説明では、保健所側は撮影された写真を確認したうえで、店舗の衛生状況を調べるとの説明をしたという。

また、運営会社からは、異物が何の虫なのか、どこから混入したのかなどを調査するとともに、直接謝罪したいとの意向が伝えられたとしている。

投稿者は調査結果について後日改めて連絡を受ける予定だとして、まずは結果を待つ考えを示した。

その後、投稿された写真はXでも取り上げられ、拡散した。

くら寿司が公式発表 保健所と外部機関が調査

くら寿司は9月16日、公式サイトで「一部のネットに投稿されている異物混入につきまして」と題したお知らせを公表した。

会社側の説明によると、同日、管轄する保健所が対象店舗を確認。さらに、外部の調査機関による店舗内の調査も実施したという。

その結果について、くら寿司は、店内を調査したものの「該当する生物の生息は確認されませんでした」と説明した。

同社は今後について、

「引き続き、お客さまに安心してご利用いただけますよう努めてまいります」

としている。

「店内で生息確認なし」と「混入しなかった」は別の問題

今回、注意して見る必要があるのは、くら寿司側が公表したのは、調査の結果として「店内に該当する生物の生息が確認されなかった」という点だ。

これは、投稿された異物が実際に何だったのか、また、仮に異物だった場合にどの段階で混入したのかまで確定したことを意味するものではない。

一方で、SNS上の写真だけから、異物の種類や混入経路を断定することもできない。

投稿者側は「死んだコオロギ」と説明しているが、現段階では、外部機関による異物そのものの鑑定結果や、具体的な混入経路について公表された情報は限られている。

SNSで写真が急速に拡散するなか、重要なのは「写真があるから店舗側に原因がある」「店舗で生息が確認されなかったから混入はあり得ない」と、どちらか一方に結論を急がないことだろう。

異物が何だったのか。そして、いつ、どこで入り込んだのか。

くら寿司側による今後の調査結果や追加説明が焦点となる。

※記事中の「死んだコオロギ」との表現は投稿者による説明であり、異物の種類や混入経路が確定したことを示すものではありません。

何があった? Q&A

Qくら寿司で何があった?
A2026年9月15日、くら寿司の店舗で注文した汁物の中から「死んだコオロギ」を見つけたとする利用客の投稿がThreadsに掲載され、写真とともにSNSで拡散しました。なお、「コオロギ」との説明は投稿者側の主張です。
Q投稿者はいつ異物に気付いた?
A投稿者によると、9月15日午後6時ごろに汁物を注文し、半分ほど飲んだところで異物に気付いたとしています。
Q店舗はどのように対応した?
A投稿者の説明では、店員に伝えた後、店舗側は汁物の代金を受け取らず、椀を回収したとされています。
Q保健所は調査した?
Aくら寿司は9月16日、管轄する保健所が店舗を訪れたとする公式発表を掲載しています。さらに外部の調査機関による店舗内の調査も行われたとしています。くら寿司公式サイトでも同日、「一部のネットに投稿されている異物混入につきまして」とする告知が掲載されています。(くら寿司)
Q店内にコオロギはいた?
Aくら寿司側の発表では、調査の結果、店内で「該当する生物」の生息は確認されなかったとしています。(くら寿司)
Qでは、異物混入はなかったということ?
Aそこまでは確認されていません。「店内で該当する生物の生息が確認されなかった」という調査結果と、投稿された異物が何だったのか、どの段階で混入したのかという問題は分けて考える必要があります。
Q異物が本当にコオロギだったかは判明している?
A現時点で確認できるくら寿司の公式発表では、投稿された異物そのものについて「コオロギだった」と確定する説明は示されていません。SNS上の写真だけで種類や混入経路を断定することもできません。
Q今後の焦点は?
A異物そのものの特定と混入経路が明らかになるかが焦点です。投稿者側の説明と、くら寿司側・関係機関による調査結果を区別して確認していく必要があります。

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