アイドルグループ「timelesz」の猪俣周杜容疑者(25)が知人女性への傷害容疑で逮捕されたことを受け、出演していた広告やCMを取り下げる動きが広がっている。
9月21日までに、ABCマート、日清食品、発酵美容サプリメント「ByGLOW」、AOKI、スマートフォン充電器レンタルサービス「CHARGESPOT」、Googleの少なくとも6社・ブランドで、猪俣容疑者が出演する画像や動画の削除、非公開化、広告掲出停止が伝えられた。
一方、週刊TAKAPIが21日午後に各社の公式ページを改めて確認すると、対応の範囲は一様ではない。Google Storeの主要ページでは、以前掲載されていた猪俣容疑者ら3人の「#TeamPixel」紹介が現在は見当たらない一方、ByGLOWのキャンペーンページには猪俣容疑者の名前を含む景品表記が残っている。広告の前面掲出を止める動きと、過去のキャンペーン情報を完全に消去する対応は分けて見る必要がある。
19日夕方から相次いだ広告取り下げ
企業側の対応が本格化したのは、猪俣容疑者の逮捕が明らかになった19日だった。
ABCマートでは、timeleszが出演したアディダスの同社限定モデル「TEKWEN」の新CMが9月14日に公開されたばかりだった。19日午後1時半時点では広告画像やCM動画が掲載されていたものの、夕方までに閲覧できない状態になったと報じられた。
日清食品でも同日夕方、「チキンラーメン」の公式サイトや公式SNSから、猪俣容疑者、橋本将生さん、篠塚大輝さんが出演していた広告画像や動画が閲覧できない状態になった。19日17時台の時点で削除が確認されたとの公開報道があり、逮捕判明から数時間で対応が進んだ。
ByGLOWは「広告表現の掲出停止」を明言
猪俣容疑者が単独でブランドアンバサダーを務めていたByGLOWでは、19日夕方までに公式サイトの主要な本人画像が削除された。
運営するHameeは20日、取材に対し、猪俣容疑者を起用した広告表現の掲出を停止していると説明。商品販売は継続し、今後については社内や関係先と協議していると回答している。
ただし、週刊TAKAPIが21日午後にByGLOW公式キャンペーンページを確認したところ、商品購入キャンペーン自体は継続されており、景品欄には「猪俣周杜新ビジュアル入りサプリメントケース」との記載が残っている。
つまり、少なくとも現段階では、猪俣容疑者を前面に出した広告表現の停止と、過去のキャンペーン情報すべての削除は同時には完了していない。
AOKI、CHARGESPOTは20日に追加対応
AOKIでは、19日夕方の段階で一部CM動画などが削除され、20日には公式サイトに掲載されていたtimeleszの広告画像も取り下げられた。
CHARGESPOTでも20日、公式サイト上の広告動画が削除されたと伝えられている。
両ブランドを含め、グループ全体で出演している広告にも影響が及んでいる。
Googleも主要ページから3人の紹介を削除
21日にはGoogle Pixel関連の広告対応も伝えられた。
猪俣容疑者は橋本さん、篠塚さんとともにGoogle Pixelのキャンペーンに起用されていた。21日朝の公開報道では、Googleも公式サイトやSNSから3人が出演する写真や動画を取り下げたとされた。
週刊TAKAPIが21日午後にGoogle Storeの現行ページを確認したところ、「#TeamPixel」の紹介欄には森保一さん、中条あやみさん、三笘薫さん、小田凱人さんらが掲載されている一方、猪俣容疑者、橋本さん、篠塚さんの3人の紹介は掲載されていない。
一方、検索キャッシュや終了済みイベントページなどには過去の起用情報が残るケースもあり、「Google上から猪俣容疑者に関するすべての情報が消えた」という意味ではない。
18日夜に知人女性が被害 19日に逮捕、20日に送検
猪俣容疑者は18日午後10時30分ごろ、東京都江東区辰巳のコンビニエンスストア駐車場に止めた車内で、知人女性(26)の顔を複数回殴り、鼻などにけがをさせた疑いが持たれている。
捜査関係者への取材を基にした公開報道では、女性は鼻から出血し、コンビニ店内へ助けを求めた。店員や居合わせた人から110番通報があったとされる。
猪俣容疑者は19日に傷害容疑で逮捕され、20日に警視庁湾岸署から東京地検へ送検された。
取り調べに対しては「口論になってパニックになった」「手が当たってしまったかもしれない」といった趣旨の説明をしており、容疑を否認していると伝えられている。
被害女性との示談について公表なし
被害女性について公表されている情報は限られている。
21日午後までに確認した所属事務所の公式発表や主要な公開情報では、被害女性との示談成立、被害届の取り下げ、具体的な補償内容などは明らかにされていない。
示談交渉が行われているかどうかも含め、公表されていない事項を推測することはできない。
事務所は公式発表「被害を受けた方に深くお詫び」
所属事務所は19日、公式サイトで猪俣容疑者の逮捕を公表した。
声明では、
「被害を受けた方に対しては、心より深くお詫び申し上げます」
と謝罪した。猪俣容疑者については当面謹慎とし、活動を休止させると発表。当局の処分が確定した後、正式な処分を決定して公表するとしている。これは今回の一連の対応の中で、所属事務所が直接公表した一次情報だ。
20日夜、残る7人がファンクラブでコメント
20日夜には、猪俣容疑者を除くtimeleszのメンバー7人がファンクラブサイトを通じて連名のコメントを発表した。
20日22時50分以降の公開報道では、7人は逮捕を知り大きな衝撃を受けていると説明し、ファンに謝罪。今後については決まり次第伝えるとしている。
これは所属事務所が19日に発表した処分方針とは別に、メンバー側がファンへ示したメッセージとなる。
6社の「削除」は同じ対応ではない
今回、少なくとも6社・ブランドで広告対応が確認されたが、その内容は同じではない。
CM動画を非公開にしたケース、公式サイトのキービジュアルを差し替えたケース、広告表現の掲出停止を企業側が明言したケースが混在している。
21日午後の公式ページ再確認でも、Googleの主要ページから3人の紹介が外れている一方、ByGLOWには猪俣容疑者の名前を含むキャンペーン表記が一部残っていた。
現段階で確認できるのは、各社が広告露出を縮小・停止する方向で対応しているという事実までだ。
編集部まとめ
21日午後の公式ページを再確認すると、企業対応は一斉かつ均一ではない。広告の目立つ画像や動画を迅速に外した企業でも、過去のキャンペーンページや関連表記まで同時に整理されているとは限らない。
今後の確認点は、単純な「削除社数」ではなく、各社が一時的な広告停止から契約上の判断へ進むのか、そして既存キャンペーンをどの範囲まで再構成するのかに移っている。
週刊TAKAPI編集部/成田
特記事項
本稿は2026年9月21日午後までの所属事務所公式発表、企業公式ページ、時刻が確認できる公開報道を照合して構成しています。
企業によって「削除」「非公開」「掲出停止」の意味と対象範囲が異なるため、本稿では一律に「契約解除」とは表記していません。
猪俣周杜容疑者は傷害容疑で逮捕・送検されていますが、刑事責任が確定したものではありません。
被害女性の氏名、勤務先、猪俣容疑者との私的関係など、捜査上必要な範囲を超える個人情報は掲載していません。

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