【エンタメ】「耳毛、見られてる」問題 中高年男性の2人に1人が他人の“シニア毛”を気にしていた

中高年男性の約2人に1人が他人の耳毛を気にした経験があるという調査結果から「シニア毛」問題を取り上げる週刊TAKAPIのエンタメ記事画像

40代を過ぎたあたりから、頭髪とは別の場所だけ妙に元気になる――。

耳、鼻、眉。若いころにはほとんど気にならなかった毛が、ある日ふと鏡を見ると、やけに長い。BSS山陰放送が21日に取り上げた中高年男性の「耳毛」が、Yahoo!ニュースやSNSで共感を集めている。

話題になった背景には、見た目のおかしさだけではない「あるある」がある。

自分では気づきにくい。しかし、他人からは意外と見えている。

男性医療脱毛専門院「メンズリゼ」が40~69歳の男性666人を対象に行った調査では、49.7%が「他人の耳毛が気になったことがある」と回答した。ほぼ2人に1人だ。

つまり、中高年男性が思っている以上に、耳元は見られている。

6割超が実感 40歳を過ぎると耳・鼻・眉だけ伸びる?

同調査では、62.2%が「40歳を過ぎてから眉・鼻・耳の毛が長く伸びやすくなった」と回答した。

年代別では40代58.8%、50代62.6%、60代65.0%。年齢が上がるにつれて「シニア毛」を実感する男性が増えている。

「シニア毛」は、メンズリゼが加齢によって耳や眉などの毛が長く目立つようになる現象を表現した呼び方だ。

同院によると、加齢に伴って毛が生え替わる周期が長くなることで、本来なら一定の長さで抜ける毛が長く伸び続けることが一因と考えられている。

新しい毛が突然大量に生えてくるというより、これまでなら途中で抜けていた毛が「まだ辞めません」と居残っているイメージに近い。

頭髪では抜け毛を気にし始める一方、耳や眉では「なぜそこだけ伸びる」と感じる。この理不尽さも、中高年男性から共感を集めやすい理由だろう。

他人には言えない でも自分には「教えてほしい」

さらに興味深いのが、人間関係の問題だ。

メンズリゼが2025年に40~60代男性720人を対象に行った別の調査では、友人の耳から長い毛が出ていた場合、56.3%が「本人には伝えられない」と回答した。

一方、自分の耳毛が伸びていたら「伝えてほしい」と答えた男性は84.3%に達した。

かなり都合がいい。

人には言いにくい。しかし自分の分は知らせてほしい。

耳毛には、本人だけが知らないまま周囲だけが気づいているという、少し怖い構造がある。

親しい家族なら「出てるよ」と言える。しかし会社の上司、取引先、知人となれば話は違う。見えていても、多くの人は黙る。

だからこそ「誰も言わない=生えていない」ではない。

半数以上が自分の耳毛をチェック

本人側も無関心というわけではない。

2023年の調査では、52.7%が日頃から自分の耳毛をチェックしていると回答。このうち39.5%は実際に耳毛があり、処理しているという。

耳毛を意識し始めたきっかけでは、「身だしなみの一環」に続き、「他人の耳毛を見た」「パートナーや家族から指摘された」といった回答も上位に入った。

つまり、人の耳を見て自分の耳が怖くなる。

中高年男性の身だしなみでは、かなり現実的な連鎖が起きている。

SNSでも21日、「シニア毛」という言葉そのものや、耳毛が太くなった経験、家族や理容師に処理してもらった経験などが投稿され、Yahoo!リアルタイム検索でも関連する話題がまとめられた。

「毛抜き」が最多 ただし抜きすぎには注意

処理方法にも世代感が出ている。

2023年調査では、耳毛の処理方法の1位が「毛抜き」で58.2%。2位は電気シェーバー26.6%、3位は理容室での処理23.3%だった。

ただし、毛抜きで繰り返し引き抜けば、毛穴への刺激や皮膚トラブルにつながる可能性がある。

耳は自分では確認しにくい場所でもある。無理に奥まで処理するより、鏡で確認できる範囲を電動トリマーやハサミなどで短く整える程度にとどめる方が現実的だ。

痛み、赤み、腫れなどが続く場合は、自己処理を続けず医療機関へ相談したい。

耳毛1本で「清潔感」は変わるのか

耳毛そのものは病気ではない。

しかし「清潔感」という意味では、本人が思っている以上に視線を集める可能性がある。

高価な服を着ても、髪型を整えても、顔のすぐ横から1本だけ長い毛が伸びていれば、そこだけが妙に目に入る。

しかも約半数が「他人の耳毛を気にした経験がある」。

その一方で、半数以上は友人にすら指摘できない。

ここが一番厄介だ。

誰にも言われていないから大丈夫なのではない。

見られているけれど、誰も言ってくれていないだけかもしれない。

中高年男性にとって、耳毛問題の怖さはそこにある。

編集部まとめ

「シニア毛」がこれほど共感を集めるのは、加齢現象そのものより、「自分では見えないのに他人には見える」という絶妙な位置にあるからだ。

他人の耳毛は気になる。しかし本人には言いにくい。自分の耳毛なら教えてほしい。

この意識ギャップがある限り、耳から伸びた1本は、これからも本人の知らないところで静かに存在感を放ち続ける。

対策は難しくない。

正面の鏡だけで満足せず、ときどき横から耳を見る。

それだけでも「誰も言ってくれなかった」を防ぐには十分かもしれない。

週刊TAKAPI 編集部

特記事項

本記事はBSS山陰放送の報道、男性医療脱毛専門院「メンズリゼ」が公表した調査資料、公開されているSNS上の反応をもとに構成しています。調査結果は対象者や調査時期によって異なる可能性があります。

「シニア毛」は医学的な病名ではありません。耳毛などの処理で皮膚トラブルが生じた場合は、無理な自己処理を避け、必要に応じて医療機関へ相談してください。

Q「シニア毛」とは何ですか?
A加齢に伴い、耳や鼻、眉などの毛が以前より濃く、太く、長く目立つようになる現象を表現した呼び方です。医学的な病名ではありません。
Q他人の耳毛を気にする人はどのくらいいますか?
Aメンズリゼの2023年調査では、40~69歳男性の49.7%が「他人の耳毛が気になったことがある」と回答しています。
Q40歳を過ぎると耳毛は伸びやすくなりますか?
A同調査では62.2%が、40歳を過ぎてから耳・鼻・眉の毛が長く伸びやすくなったと回答しています。
Q友人の耳毛は本人に指摘できますか?
A2025年調査では56.3%が「伝えられない」と回答しました。一方、自分の耳毛なら84.3%が「伝えてほしい」としています。
Q耳毛はどう処理すればいいですか?
A自分で確認できる外側の範囲を安全に短く整える方法があります。無理に抜いたり耳の奥まで器具を入れたりせず、皮膚トラブルがある場合は医療機関に相談してください。

コメント

0件

まだコメントはありません。最初のコメントを投稿してみませんか。

コメントを投稿する

名前は空欄でも投稿できます。その場合は「匿名」と表示されます。