
2023年11月、埼玉県所沢市の専門学校に通っていた元学生の女性(当時21)が死亡していたことが分かった。女性は仙台市から上京し、臨床検査技師を目指して「西武学園医学技術専門学校」に入学していた。
関係者によると、女性は奨学金を利用して進学。新生活をスタートさせた直後から、教員による侮辱的な発言と受け取れる言動があったとされ、「奨学金を借りないと無理なんでしょ」などの指摘を受けたと訴えている。
こうした状況の中で女性は精神的に追い込まれ、医師からうつ病と診断された。その後、通学が困難となり、やむなく退学。地元・仙台に戻って療養を続けていたが、2023年11月に死亡した。
この問題をめぐり、遺族は学校法人などに対し、約6882万円の損害賠償を求めて提訴。訴状では、教員による一連の言動がアカデミックハラスメントにあたり、女性の精神状態悪化と死亡に至る経緯との因果関係があると主張している。
一方、学校側は争う姿勢を示している。提訴当初は「訴状が届いておらずコメントできない」としており、今後の裁判で事実関係や責任の所在が争点となる見通しだ。
教育現場における指導の在り方や、学生のメンタルケア体制が問われる中、今回の事案は専門教育機関の責任と対応を改めて浮き彫りにしている。裁判の行方とともに、再発防止に向けた具体的な取り組みが求められている。
週刊TAKAPI
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