【岩手】「作品のアイデア得るため」盛岡四高48歳美術教諭、起訴内容認める 「性的な意図はない」と主張

盛岡第四高校の48歳美術教諭が不同意わいせつ罪の初公判で起訴内容を認め、「作品のアイデアを得るため」「性的意図はない」と主張した裁判を伝える週刊TAKAPIの報道アイキャッチ

岩手県立盛岡第四高校の美術教諭が、学校内で女子生徒にわいせつな行為をしたとして不同意わいせつの罪に問われている事件で、10月2日、盛岡地裁で初公判が開かれた。

不同意わいせつの罪に問われているのは、盛岡第四高校の美術教諭・鈴木雄馬被告(48)。

鈴木被告は初公判で起訴内容について事実関係を認める一方、被告人質問では、新たに制作する作品のアイデアを得るためだったとして「性的な意図は一切なかった」とする趣旨の主張をした。

女子生徒にTシャツを脱ぐよう繰り返し要求か

起訴状などによると、鈴木被告は2026年5月、学校内で女子生徒にTシャツを脱ぐよう繰り返し求め、断ることが難しい状態にしたうえで、下着姿にさせるなどした罪に問われている。

IBC岩手放送は、現場が学校の美術準備室だったと報じている。

検察側は初公判の冒頭陳述で、鈴木被告が女子生徒に絵のモデルになるよう依頼したうえで、一連の行為に及んだと指摘した。

起訴内容は認める 「性的な意図はなかった」

10月2日の初公判で、鈴木被告は起訴内容について「特に間違いはありません」と述べ、事実関係を認めた。

一方、被告人質問では、行為の目的について、新たな作品制作の構想やアイデアを得るためだったと説明し、性的な目的や意図はなかったと主張した。

今回の裁判では、起訴された行為そのものを認めたことと、その行為について被告側がどのような目的・認識だったと主張しているのかを分けて見る必要がある。

被告の主張が刑事責任や量刑判断にどのように位置付けられるかは、今後の審理で裁判所が判断することになる。

逮捕時は容疑を否認していた

鈴木被告をめぐっては、7月14日に不同意わいせつの疑いで逮捕された当時、警察の調べに対して容疑を否認していたと報じられていた。

その後、盛岡地方検察庁が8月3日、不同意わいせつの罪で起訴。

起訴状では、5月下旬、学校の校舎内で面識のある女性を下着姿にさせるなどしたとされていた。

逮捕時には容疑を否認していた一方、今回の初公判では起訴内容を認めている。

ただし、前述の通り、被告側は行為について性的な意図はなかったとの立場を示している。

美術担当、2022年から盛岡四高に勤務

岩手県教育委員会などによると、鈴木被告は2003年4月に県内の公立学校教員として採用され、2022年から盛岡第四高校に勤務していた。

担当教科は美術で、美術部の顧問も務めていたとされる。

今回の初公判で「作品制作のアイデア」を理由として挙げたことは、鈴木被告が美術教諭として勤務していた事実とも重なる。

一方で、それはあくまで被告側が法廷で示した説明であり、一連の行為が適法だったことを意味するものではない。

岩手県教委、不祥事対策公表の直前に逮捕

この事件が表面化した時期には、岩手県内で教職員による不祥事が相次いでいた。

県教育委員会は7月15日の教育長会見で、盛岡第四高校に勤務する48歳男性職員が、5月下旬ごろ県央部の教育施設で女性に対するわいせつ行為の容疑で逮捕されたことを説明している。

県教委は当時、教職員の不祥事防止対策を取りまとめ、公表する準備を進めていた直後に逮捕が相次いだとして、教育への信頼を大きく損ねる事態だとの認識を示していた。

県教育長は、前年度に起きた教職員の逮捕事案6件のうち4件が性暴力に関係するものだったとも説明。児童生徒への性暴力防止に関する研修の強化や、校舎内の巡回、私物スマートフォンによる児童生徒の撮影を防ぐ対応などを進めるとしていた。

次回公判は11月27日

次回の裁判は11月27日に予定されている。

今後の審理では、検察側が一連の行為や経緯をどのように立証するのかに加え、鈴木被告が主張する「作品制作のためだった」「性的な意図はなかった」という説明が、裁判でどのように扱われるかが焦点となる。

判決が確定するまでは、刑事責任が確定したものではない。

編集部まとめ

盛岡第四高校の48歳美術教諭・鈴木雄馬被告は、学校内で女子生徒にTシャツを脱ぐよう繰り返し求め、下着姿にさせるなどしたとして、不同意わいせつの罪に問われている。

10月2日の初公判では起訴内容を認めた一方、新たな作品制作のアイデアを得る目的だったとして、性的な意図はなかったと主張した。

逮捕時には容疑を否認していたことから、捜査段階と公判段階で事実関係に対する姿勢にも変化がみられる。

一方、被告が起訴内容を認めたことと、「性的な意図はなかった」とする主張をどう評価するかは別の問題だ。

次回公判での検察・弁護側双方の主張と、裁判所がどのように判断していくのかを引き続き確認する必要がある。

週刊TAKAPI 編集部/成田

特記事項

この記事は2026年10月2日時点で、初公判に関する岩手朝日テレビ、IBC岩手放送などの報道および岩手県教育委員会の公表内容をもとに構成しています。

鈴木雄馬被告は不同意わいせつの罪で起訴され、初公判で起訴内容を認めていますが、判決は確定していません。

また、被害を受けたとされる女子生徒の特定につながる情報は記載していません。

Q起訴された教諭は誰ですか?
A岩手県立盛岡第四高校の美術教諭、鈴木雄馬被告(48)です。不同意わいせつの罪に問われています。
Qどのような行為が起訴されていますか?
A2026年5月、学校内で女子生徒にTシャツを脱ぐよう繰り返し求め、断ることが難しい状態にしたうえで下着姿にさせるなどしたとされています。
Q被告は起訴内容を認めていますか?
A初公判では起訴内容について事実関係を認めました。一方、性的な意図はなかったと主張しています。
Qなぜそのような行為をしたと説明しているのですか?
A被告人質問で、新たに制作する作品のアイデアを得るためだったと説明しています。これは被告側の主張です。
Q次の裁判はいつですか?
A次回公判は2026年11月27日に予定されています。

コメント

0件

まだコメントはありません。最初のコメントを投稿してみませんか。

コメントを投稿する

名前は空欄でも投稿できます。その場合は「匿名」と表示されます。