三重県鈴鹿市は10月9日、職員親睦会の会計を担当していた産業振興部の30代男性職員が、管理していた口座から計184万3000円を引き出し、生活費などに私的流用したとして、同日付で懲戒免職処分にした。
市の説明を基にした報道によると、男性職員は2023年から2026年にかけて、親睦会費を管理する銀行口座から21回にわたり計184万3000円を引き出した。
市は一連の行為を重くみて、地方公務員に対する最も重い懲戒処分である懲戒免職とした。
一方、不正がどのように発覚したのか、流用した金額の返還状況、親睦会の会計監査がどのように行われていたのかなど、詳細は現時点で明らかになっていない。
2023年から2026年、計21回の引き出し
男性職員は、職員親睦会の会計担当として口座を管理していた。
その立場を利用し、2023年から2026年にかけて21回、合計184万3000円を引き出したとされる。
引き出した金は、生活費などに充てていたという。
ただし、各回の具体的な引き出し額や日時、最初に私的流用した時期など、詳細な内訳は明らかになっていない。
確認できているのは、複数年にわたり21回の出金が繰り返され、総額が184万3000円に達したという点だ。
会計担当として管理する口座から私的流用
今回問題となったのは、男性職員が職員親睦会の会計担当として管理していた銀行口座の資金だ。
市によると、男性職員は口座から引き出した金を生活費など、私的な目的に使った。
親睦会の会計を任されていた職員が、その管理下にある資金を繰り返し私的に使用していたとされる点を、市は重大な服務上の問題と判断した。
男性職員が市の内部調査に対し、どのような説明をしているのかについては、現時点で詳しく明らかになっていない。
184万3000円は返還されたのか
今後の大きな確認点の一つが、流用された金銭の返還状況だ。
10月9日時点で、184万3000円の全額が返還されたのか、一部が返還されたのか、あるいは返還手続きが続いているのかについては確認できていない。
市や親睦会側が男性職員に返還を求めているのかについても、現時点の公表情報では明らかになっていない。
懲戒免職処分と、流用された金銭を回収する手続きは別の問題になる。
21回の出金、会計チェックはどう行われていたのか
今回の事案では、男性職員個人の行為だけでなく、親睦会費の管理方法も確認点となる。
私的流用は2023年から2026年にかけて21回に及んだとされる。
そのため今後は、
- 口座の通帳や印鑑を誰が管理していたのか
- 会計担当者以外による残高確認が行われていたのか
- 収支報告や会計監査がどのように実施されていたのか
- 引き出した金額と支出内容を照合する仕組みがあったのか
- どの時点で異常な出金が把握されたのか
などが重要になる。
ただし、現時点で管理監督者の責任や、ほかの職員が不正に関与していたとする情報は確認されていない。
不正発覚の経緯は明らかにならず
男性職員による私的流用が、どのような経緯で発覚したのかも現時点では不明だ。
親睦会の会計確認で判明したのか、別の職員から指摘があったのか、男性職員本人が申告したのかなど、直接の端緒は明らかになっていない。
21回に及ぶ出金がどの段階で把握されたのかは、会計管理の実効性を検証する上でも重要になる。
市が今後、処分理由の詳細と合わせてどこまで説明するかが注目される。
刑事手続きは現時点で確認されず
10月9日時点で、この男性職員について逮捕、書類送検、起訴などの刑事手続きが公表されたとの情報は確認できていない。
また、市が警察へ被害を相談したのか、被害届を提出する予定があるのかについても明らかになっていない。
今回確認されているのは、鈴鹿市による懲戒免職処分だ。
行政上・服務上の懲戒処分と、刑事責任を問う手続きは別に判断される。
同日、別の30代男性職員も懲戒免職
鈴鹿市では10月9日、健康福祉部の30代男性職員についても別の事案で懲戒免職処分が公表されている。
こちらは、知人女性への不適切な画像送信や、繰り返し金銭を要求したとされる事案だ。
2人はいずれも30代の男性職員だが、別人による別事案で、両者に関連があるとする情報はない。
記事上も混同せず、それぞれ独立した事案として扱う必要がある。
編集部まとめ
鈴鹿市産業振興部の30代男性職員が、職員親睦会の会計担当だった2023年から2026年にかけ、管理する口座から21回にわたり計184万3000円を引き出し、生活費などに私的流用したとして懲戒免職となった。
確認されている不正は21回に及び、単発の出金ではない。
一方で、私的流用がどのように発覚したのか、184万3000円の返還状況、親睦会の会計監査や残高確認がどのように行われていたのかなど、明らかになっていない部分も残る。
また、10月9日時点で男性職員に対する逮捕や送検などの刑事手続きは確認されていない。
今後は、流用された金銭の返還状況に加え、2023年から2026年にかけて21回の出金が繰り返された中で、親睦会の会計管理や監査がどのように行われていたのかが重要な確認点となる。
週刊TAKAPI 編集部/成田
特記事項
本記事は2026年10月9日時点で鈴鹿市の説明を基に報じられた内容を整理しています。
男性職員は、職員親睦会費を管理する口座から2023年から2026年にかけて21回、計184万3000円を引き出し、生活費などに私的流用したとして懲戒免職となっています。
不正の具体的な発覚経緯、流用額の返還状況、親睦会内部の監査方法、警察への相談・被害届提出の有無については現時点で確認できていません。
同日に懲戒免職となった健康福祉部の30代男性職員とは、別人・別事案です。
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