名古屋発祥の人気グルメ「台湾まぜそば」で知られる麺屋はなびグループの「濃厚担々麺はなび伏見店」(名古屋市中区栄)が、2026年10月30日(金)をもって閉店する。
同店は2021年2月11日にオープン。名古屋市中心部の伏見エリアで約5年8カ月にわたって営業してきたが、10月30日のランチ営業を最後に幕を下ろす。
閉店について、麺屋はなびグループは公式サイトで発表しており、理由を「店舗都合」と説明している。ただし、具体的な事情については明らかにしていない。
台湾まぜそば発祥のブランドとして全国的な知名度を持つ麺屋はなび。その系列店の閉店に、地域の飲食店事情という観点からも注目が集まる。
名古屋「濃厚担々麺はなび伏見店」が10月30日閉店 最終営業はランチのみ
閉店するのは、名古屋市中区栄1丁目にある「濃厚担々麺はなび伏見店」。
名古屋市営地下鉄の伏見駅から徒歩圏内、広小路通沿いに位置する店舗だ。
伏見エリアはオフィスビルやホテル、飲食店が集まる名古屋有数のビジネス街。昼食を求める会社員や周辺施設の利用者など、幅広い飲食需要がある。
同店は2021年2月11日に開業し、濃厚担々麺や台湾まぜそばなどを提供してきた。
今回、約5年8カ月の営業を経て、2026年10月30日に閉店することが決まった。
閉店日はいつ?10月30日の夜営業は実施せず
公式発表によると、最終営業日は2026年10月30日(金)。
通常の平日には昼と夜の営業を行っているが、最終日はランチ営業のみとなる。
最後に訪れたいと考えている人は、夜ではなく昼の営業時間に注意が必要だ。
濃厚担々麺はなび伏見店の閉店理由は?公式発表では「店舗都合」
今回の閉店で、最も気になるのが理由だ。
麺屋はなびグループは、公式サイトで伏見店の閉店を案内しているが、理由については「店舗都合」と説明するにとどまっている。
具体的に何が閉店の決め手となったのかは明らかになっていない。
飲食店の閉店では、食材価格の高騰、人件費、家賃、店舗契約、従業員の確保などが影響する場合がある。
しかし、伏見店については、これらの事情が閉店に直接影響したという公式な説明は確認されていない。
そのため、売上不振や赤字経営、人手不足などを閉店理由と断定することはできない。
台湾まぜそば発祥の「麺屋はなび」とは?名古屋から全国に広がった人気店
麺屋はなびは、名古屋市中川区の高畑本店を発祥とするラーメン店グループだ。
2008年に誕生した「台湾まぜそば」は、現在では名古屋を代表するご当地グルメの一つとして知られている。
台湾まぜそばは、極太麺にピリ辛の台湾ミンチ、ニラ、ネギ、魚粉、卵黄などをのせ、具材と麺を混ぜ合わせて食べる汁なし麺だ。
ニンニクの風味や唐辛子の辛さ、卵黄のまろやかさが特徴で、食べ終わった後に残った具材へご飯を加える「追い飯」も人気の食べ方となっている。
台湾まぜそば誕生のきっかけは?
麺屋はなびの公式サイトでは、台湾まぜそばの誕生についても紹介している。
創業者の新山直人氏が新たなラーメンを開発する過程で、スープに合わなかった台湾ミンチを汁なし麺に合わせたことが誕生のきっかけだったという。
こうして生まれた台湾まぜそばは、名古屋から全国へと広まり、現在ではさまざまな飲食店でも提供されるようになった。
濃厚担々麺はなび伏見店の人気メニューは?台湾まぜそばだけではない魅力
伏見店は、麺屋はなびグループの系列店でありながら、店名に「濃厚担々麺」を掲げていることが特徴だ。
台湾まぜそばに加えて、濃厚担々麺や麻辣担々麺、濃厚担々まぜそばなど、辛味とコクを重視したメニューを展開してきた。
濃厚担々麺は、まろやかなスープと山椒の刺激を組み合わせた一杯。
台湾まぜそばとは異なる味わいを楽しめる店舗として、名古屋市中心部で営業してきた。
今回の閉店によって、伏見エリアで同店の担々麺を味わえる機会も終了することになる。
麺屋はなびは名古屋から撤退する?伏見店閉店後も系列店は営業
今回閉店するのは「濃厚担々麺はなび伏見店」であり、麺屋はなびグループ全体が営業を終了するわけではない。
グループは公式発表で、伏見店の閉店後に利用できる近隣店舗として「台湾まぜそばはなびウィンクあいち店」と「台湾まぜそばはなび栄店」を案内している。
名古屋市内には高畑本店などもあり、台湾まぜそばを提供する店舗は引き続き営業する。
【編集部の考察】人気ブランドの系列店が5年8カ月で閉店 飲食店経営の難しさ
名古屋を代表する台湾まぜそば。その発祥ブランドの系列店が閉店するというニュースは、飲食店の経営環境を考えるきっかけにもなる。
伏見店が開業した2021年2月は、新型コロナウイルスの影響で飲食店の営業環境が大きく変化していた時期だった。
その後、外食需要は回復に向かった一方、飲食業界では原材料費や光熱費、人件費などの負担が経営上の課題となっている。
知名度のあるラーメン店でも安定経営は簡単ではない?
全国的に知られるブランドであっても、店舗ごとの立地条件や利用客層、固定費などによって経営環境は異なる。
伏見のようなビジネス街では、平日の昼食需要が期待できる一方、休日や夜間の集客が店舗運営に影響する可能性もある。
ただし、今回の閉店理由は公式に「店舗都合」と説明されているだけであり、経営不振や客数減少が原因だったという根拠はない。
閉店とリニューアルが並行する麺屋はなびグループ
一方、グループでは名古屋市天白区の「台湾まぜそばはなび天白店」が11月7日にリニューアルオープンする予定と報じられている。
閉店する店舗がある一方で、既存店舗を刷新する動きもある。
今後、麺屋はなびグループが名古屋市中心部でどのような店舗展開を進めるのかも注目したい。
濃厚担々麺はなび伏見店の場所・営業時間・アクセス
| 項目 | 店舗情報 |
|---|---|
| 店名 | 濃厚担々麺はなび伏見店 |
| 住所 | 愛知県名古屋市中区栄1丁目4-2 |
| 開店日 | 2021年2月11日 |
| 閉店日 | 2026年10月30日(金) |
| 最終営業 | ランチ営業のみ |
| 平日昼 | 11:30〜14:30(L.O.) |
| 平日夜 | 17:30〜21:30(L.O.) |
| 定休日 | 日曜日 |
| 電話番号 | 052-684-8555 |
| 最寄り駅 | 地下鉄伏見駅 |
※営業時間は通常時のもの。最終日の夜営業はありません。
まとめ|名古屋の「濃厚担々麺はなび伏見店」が10月30日に閉店
名古屋市中区栄の「濃厚担々麺はなび伏見店」が、2026年10月30日のランチ営業をもって閉店する。
2021年2月11日の開業から約5年8カ月。台湾まぜそば発祥の麺屋はなびグループの系列店として営業してきたが、伏見での歴史に幕を下ろす。
閉店理由の詳細は明らかになっていないものの、グループはほかの店舗で営業を続けていく。
伏見店の閉店後、跡地がどのように活用されるのかについても、引き続き注目される。
※編集部の考察は、公開情報や一般的な飲食店経営環境をもとにした分析です。伏見店の具体的な閉店理由を断定するものではありません。
週刊TAKAPI 編集部/黒木
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