滋賀県警、ボイスフィッシング被害のマネロン関与疑いで4人逮捕 被害総額約3億5000万円

滋賀県警がボイスフィッシング詐欺のマネロン関与疑いで4人を逮捕した事件を伝える報道用アイキャッチ

滋賀県内の中小企業を狙ったボイスフィッシング詐欺事件で、滋賀県警は8日、犯罪収益移転防止法違反などの疑いで、大分市在住の芸能事務所代表・首藤潤容疑者(35)ら4人を逮捕した。

事件では、滋賀銀行を装った自動音声電話が企業にかかり、「更新しないとインターネットバンキングが使えなくなる」などと案内。偽サイトへ誘導し、企業の口座情報を盗み取る手口だった。

被害は滋賀県内の中小企業19社に及び、被害総額は約3億5000万円に上る。

逮捕容疑では、首藤容疑者は昨年11月13〜25日ごろ、報酬を得る目的で、法人名義の銀行口座の暗証番号などを氏名不詳者に譲渡した疑いが持たれている。

ほかに逮捕された佐々木尚土容疑者(35)、平岩正太郎容疑者(27)、未広龍容疑者(20)は、暗号資産取引アカウントや銀行口座を開設し、パスワードなどを報酬目的で譲渡した疑いがある。一部では電子計算機使用詐欺容疑も含めて捜査されている。

県警は、被害企業1社から不正送金された約2000万円が、首藤容疑者らの関係口座を経由し、別の口座へ移されたうえで暗号資産に換金されたとみている。

4人はいずれも容疑を認めているとされ、報酬として数万円から数十万円を受け取っていたとみられる。不正ログインなどには海外サーバーが使われていた疑いもあり、県警は指示役や上位の犯罪グループの特定を進めている。

ボイスフィッシングは、電話と偽サイトを組み合わせて企業口座を狙う手口だ。今回は中小企業が集中的に狙われ、盗まれた資金が口座移動と暗号資産化によって洗浄された疑いがある。

口座や暗号資産アカウントを他人に譲渡する行為は、報酬目的であっても犯罪に関与する危険が高い。県警は、口座売買やアカウント譲渡に応じないよう注意を呼びかけている。

編集部まとめ

滋賀県内の中小企業19社を狙ったボイスフィッシング詐欺事件で、滋賀県警はマネーロンダリングに関与した疑いで4人を逮捕した。

被害総額は約3億5000万円に上る。

逮捕された首藤潤容疑者らは、法人名義の銀行口座や暗号資産取引アカウントの情報を報酬目的で譲渡した疑いがある。

不正送金された資金の一部は、複数の口座を経由した後、暗号資産に換金されたとみられている。

警察は、海外サーバーを使った不正ログインや、指示役、上位グループの特定を進めている。

口座や暗号資産アカウントの譲渡は、報酬目的であっても資金洗浄に使われる危険があり、企業側にも不審な自動音声電話や偽サイトへの警戒が求められる。

事件のポイントQ&A

Q1. 何の事件か。
A1. 滋賀県内の中小企業を狙ったボイスフィッシング詐欺事件で、不正送金された資金のマネーロンダリングに関与した疑いで4人が逮捕された事件です。

Q2. 被害総額はいくらか。
A2. 被害は滋賀県内の中小企業19社に及び、総額は約3億5000万円とされています。

Q3. 誰が逮捕されたのか。
A3. 大分市在住の芸能事務所代表・首藤潤容疑者(35)ら4人が逮捕されました。

Q4. どのような手口だったのか。
A4. 滋賀銀行を装った自動音声電話で企業を偽サイトに誘導し、インターネットバンキングの口座情報を盗み取る手口でした。

Q5. 逮捕された4人は何をした疑いがあるのか。
A5. 法人名義の銀行口座や暗号資産取引アカウントの情報を報酬目的で譲渡し、不正送金された資金の移動や暗号資産化に関与した疑いがあります。

Q6. 今後の焦点は何か。
A6. 指示役や上位グループの特定、海外サーバーを使った不正ログインの実態、口座や暗号資産アカウントを集めた資金洗浄ルートの解明が焦点です。

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