
採用面接という、本来は安心して臨むべき場で信じがたい事件が起きた。
警視庁滝野川署は、不動産管理会社の役員・堀真幸容疑者(46)を不同意わいせつの疑いで逮捕した。事件は3月23日、東京都北区にある会社事務所で発生した。
被害に遭ったのは、面接に訪れていた30代の女性。面接は午前から夕方まで、長時間にわたり1対1で行われていたという。
■「喉が渇いた」から一変…異様な空気
捜査関係者によると、面接の途中、容疑者は女性に対し「缶ビールを買ってきて」と指示。その後、事務所内の電気を消し、内側から鍵をかけるという不可解な行動に出た。
さらに隣の席へ移動し、飲酒を始めたうえで、女性に対してキスや身体を触るなどのわいせつ行為に及んだとみられている。
採用の場とは思えない異様な状況だった。
■「最終的に決めるのは俺」立場を利用した圧力
容疑者は採用責任者という立場を利用し、「あなたの他にも面接する人がいる。最終的には俺の判断で決まる」などと発言。事実上、合否を盾に女性へ圧力をかけていたとされる。
面接終了後には、「このことは口外しないように」と求めるメールも送信していたという。
しかし女性はその後、110番通報。事件が発覚した。
■同様の手口、繰り返しか
警視庁は、容疑者が同様の手口でわいせつ行為を繰り返していた可能性もあるとみて、余罪についても慎重に調べを進めている。
なお、容疑者は現在、黙秘しているという。
■採用現場の“密室化”に潜むリスク
今回の事件で浮き彫りになったのは、採用面接という閉ざされた空間でのリスクだ。特に1対1、かつ長時間の面接は、第三者の目が届きにくい。
企業側には、面接体制の見直しや透明性の確保が求められる場面も増えてきそうだ。

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