5月10日午後、川崎市内を走行していたJR東海道線上りの電車内で、「スプレーのようなものがまかれた」と119番通報があった。乗客10人程度が目やのどの違和感などを訴え、このうち1歳の女の子を含む家族3人が病院に搬送された。
通報があったのは午後4時35分ごろから4時40分ごろ。電車はJR川崎駅で停車し、消防車や救急車など20台以上が出動した。川崎駅周辺では消防隊員や警察官が車内の確認にあたり、一時騒然とした。
搬送されたのは、30代の女性と夫、1歳の娘のあわせて3人。3人はのどの痛みや頭痛などを訴えたが、いずれも症状は軽く、命に別条はないという。
消防が車内や周辺を調べたところ、有毒な成分や有害なガスは検知されなかった。一方で、乗客の複数人からは「こしょうのようなにおいがした」との話も出ており、警察が当時の車内の状況を確認している。
警察が防犯カメラなどを確認したところ、現時点ではスプレーのようなものがまかれた様子は確認されていないという。誰が、何を、どのように噴射したのかは分かっておらず、警察は乗客への聞き取りを進め、通報内容と実際の車内状況の確認を急いでいる。
この影響で、JR東海道線上りは横浜駅と品川駅の間で一時運転を見合わせた。その後、午後6時58分に運転を再開したが、夕方の時間帯と重なり、川崎駅や横浜方面、品川方面を利用する乗客に影響が出た。

コメント