
札幌市南区石山の特別養護老人ホーム「グリンハイム・和幸園」(社会福祉法人北海道ハピニス運営)で、防犯カメラ映像や介護事故報告書とみられる画像に嘲笑的な文言を重ねた投稿がSNS上で拡散している問題で、施設側は取材に対し、投稿者が当該施設の職員であることを認めた。
施設長によると、本件を把握したのは4月21日で、外部からの情報提供を受けて初めて認識したという。施設側は「情報提供ありがとうございます」と応じたうえで、現在は対象職員への聞き取り調査を進めているとしている。
問題となっている投稿はInstagram上で確認されており、防犯カメラ映像とみられる画面に「寝ろ寝ろ…」「動けない」といった嘲笑的な文言を重ねた画像のほか、介護事故に関する内部報告書とみられる画面にスタンプを付した投稿も含まれていた。さらに、自撮り写真とともに利用者に関する内容を記した不適切な投稿や、「久しぶりに介護事故起こした…100俺が悪い…」とする内容も確認されており、複数のアカウントで拡散している。
施設側は、関係する利用者家族への説明など対応を進めるとともに、再発防止策として職員へのSNSリテラシー研修の強化を検討している。また、投稿された画像には施設内の映像や事故対応記録とみられる情報が含まれており、その取り扱いの適切性についても調査対象としている。
一方、札幌市の介護保険課施設指導係に対しても見解を求めたが、「現時点では担当レベルでの回答はできない。事実関係を確認のうえ後日対応する」との回答にとどまった。
今回の問題では、施設側が外部からの指摘を受けるまで事案を把握していなかった可能性も浮上しており、内部管理体制のあり方も問われる形となっている。高齢者施設における利用者情報や事故記録の管理、さらには職員の倫理意識の徹底がどこまで機能していたのか、今後の調査結果が注目される。
週刊TAKAPI
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