
名古屋地裁(28日)で、名古屋市立小学校の元教諭・水藤翔太被告(35)の論告求刑公判が開かれ、検察側は懲役6年を求刑した。弁護側は執行猶予付き判決を求めた。
水藤被告は、勤務先の小学校で7〜8歳の女子児童3人の着替えを教室で盗撮し、教員らによるSNSグループチャットで画像を共有したなどとして、性的姿態撮影処罰法違反、不同意わいせつ罪、器物損壊罪、児童ポルノ禁止法違反など計12の罪に問われている。
検察側は冒頭で「教員の立場を悪用した前代未聞の極めて悪質な事案」と指摘。「歪んだ性愛と執着心があり、再犯の恐れが高い」として実刑を強く求めた。被告はこれまでの公判で起訴内容を認め、「被害者に一生残る傷を負わせてしまい、深く反省している」と述べている。
事件の詳細として、被告は児童の給食食器に体液を混入させたり、リコーダー(縦笛)の吹き口に体液を付着させたりした行為も含まれる。また、駅ホームで15歳少女のリュックサックに体液をかけた器物損壊事件も起訴内容に含まれている。
この事件は、全国の現役教員複数人が参加した盗撮画像共有グループの一環で、水藤被告の逮捕が発覚の端緒となった。名古屋市教育委員会は、水藤被告らに対し、汚染された給食食器などの交換費用として約230万円の損害賠償を請求する方針を示している。
判決は6月4日に言い渡される予定。教育現場での信頼を根底から揺るがす事件として、関係者や保護者から強い憤りの声が上がっている。
週刊TAKAPI
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